まだまだ、ジュエルズのレビューです。今日はジェフのインタを取り上げます。ジェフのインタは「Number 1019」でも掲載されていて、インタビュアーはNumberもジュエルズも田村明子さんです。
Numberを読んだのは2ヵ月近く前なので若干忘れていたんですが、両者を読み比べてみると、微妙にニュアンスが違っている部分もあり、興味深いです。
・タイプとしては、この作品はプリンスの「レッツ・ゴー・クレイジー」と方向性が似ていますが、16-17シーズンと比べ、変わったのは彼の姿勢です。プリンスを振り付けたときは、ユヅは初めのうちはかなりためらいを見せたんです。でも今回は、彼が自らファンのために楽しいプログラムにしたい、自分の芸術をライブ公演のようなプログラムにして披露したいと望んで、積極的に向かっていったように感じます(Number)。
・「レッツ・ゴー・クレイジー」は、プリンスが亡くなったばかりだったので追悼の意味合いもあったプログラムですが、楽しみながら振付けしました。ユヅのちょっと予想外の一面を表現することができたと思います。今回の振付けでは、ユヅは自分から意欲的に提案をしてきました(Ice Jewels)。
パリ散もそうでしたが、レックレもジェフ主導でプロが作られたことがよく分かりますね。そういえば、Numberの方ではショパンもチラっと出てきてましたが、Otonalについては、Numberでもジュエルズでもまったく触れられていません。やはり、もともとジョニーのプロだったこともあり、「別枠」(音楽で言うとカバー曲?)という扱いなのでしょうか。
・後半のチェンジフットシットスピンがノーカウントになったのは、ぼくは最初は気が付かなかったんです。すごくエキサイトして、楽しみながら見ていたので。指摘されて、改めて回転数を数えたら確かに足りなかったなと思いました。きっと彼もエキサイトしたんだろうと思います(笑)。でもそれでもあれほどの点が出ましたし、これからもっとポイントが伸びていく余白を残したというのは、決して悪いことではないと思います(Number)。
・世界選手権はまだ本当に開催できるのかわかりませんが、ブラッシュアップはやりたいと思っています。特に全日本選手権ではノーバリューになってしまった最後のスピンではしっかりポイントが取れるように、細部を吟味し、見直していきたいです(Ice Jewels)。
羽生さんのことなので、シットスピンの修正は真っ先に手をつけていることでしょう。ジェフとのオンラインでのブラッシュアップのみならず、すでに、ブライアンやジスランも交えたチームミーティング形式で、全日本の演技の総括も行っているような気がしますね。
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では、また明日!
Jun