ヤフーニュースの「配信記事」の方も貼っておきます。
ウイグル問題は、10年ぐらい前の話になりますが、当時日本ウイグル協会会長の「イリハム・マハムティ」さんの動画をチャンネル桜で見たりして、「ひでぇ話だな・・・」とショックを受けたことを覚えています。当時この問題について発言していたのは、ごく一部の保守系の論者ぐらいで、というのも、この話題を持ち出すこと自体が「中国批判」になるので、日本国内の左翼系の活動家や政党は基本ダンマリだったんですよね。
今回、このような手紙を送った「ウイグルと日本の未来を考える会」という団体の「HP」を見ると、わりと最近設立されたようで、そんな新しい団体ができていて、しかも一定の活動をできていることに隔世の感があります。この問題をちょっと話すだけで、当時は右翼扱いされましたからね。
私の中であまり怒りが沸かないのは、おそらく、この手紙を書いた方は、羽生さんの「現在の状況(怪我の具合、4Aへの思い、北京五輪に対する自身の立場、日本代表の選考基準、採点のアレコレ等々)」をほとんどご存じないだろうと、思われるからです。しかも、羽生さんは、SNSの類は一切行っていませんし、彼がこの問題について発言することは絶対にないでしょう。フィギュアやスピスケの後輩だけでなく、北京五輪を目指す全てのアスリートに対して、自分の発言がどのような意味を持つのかを熟慮した上で、沈黙を守るはずです。彼はそういう人です。
もちろん、今回の手紙はとても擁護はできません。でも、この団体を批判する気にもなりません。これは、無知が招いた勇み足でしょう。
実は、今回の東スポの記事を読んでみると、興味深い一節がありました。
そもそも羽生は北京五輪の出場を明言しておらず、完全な〝飛び火〟といっていい。
他のメディアとは一線を画す「真っ当な羽生結弦論」を展開している東スポさんなので、このように記事を結びますよねと。もし、今回の一件を、例えば文春オンラインとか女性週刊誌が取り上げたら、「羽生はメッセージを発すべき!」などとワケの分からないsage記事をこしらえるに決まっていますよ。
しかし羽生が目指すのは「北京五輪」ではなく、あくまで「4回転半」だ。そもそも現時点で五輪出場の意向を一度も明言していない。つまり焦って全日本選手権に照準を合わせる必要もなく、万が一、北京五輪に間に合わなくても問題はない。かねて羽生は4回転半について「試合で決めて公式の記録にならないと意味がない」と話しているが、実現するなら来季でも構わない――。そんな大きなスケールで考えている可能性は大。今はただひたすらケガの完治に努め、夢の実現に向かうのみだ。
実は、今回の手紙のニュースは、私が愛読している「東スポ・オリパラ取材班」のアカウントからは発信されていないんですよね。ただ、同じ記者が書いている可能性は高いと見ています。
実は長崎・佐世保市で開催されたことには深い理由がある。会場の同センター関係者によると「羽生選手サイドから、震災の経験が少ない地方でも開催したい意向がありました」という。長崎県は地震や自然災害が少ないことで知られる。だからこそ、市民に防災の意識を持ってほしい――。そんな羽生サイドの願いが隠されていた。
さすが、一味違う視点のニュースですよね。「共に、前へ」展は、長崎では事前登録なしで入場できるようです。お近くの方はぜひぜひ。
では、また明日!
Jun
コメント
お久しぶりです。
この問題については、センシティブな問題なので、私はあまりさわらない、
言及しないつもりでいたのですが。
>無知が招いた勇み足
そうであってほしいです。でもクリケットとアイリンに手紙を送っているということは、
羽生さんがカナダが拠点で、今は戻れず、仙台で練習していることも調べたということです
よね。
私がいろんな疑念を持ち過ぎるのがいけないのかもしれませんけど、果たして無知なだけ
でしょうか?
怒りというより、なんか気持ち悪いのです。
ツイートを撤回したなら、手紙も回収してほしいですが。
このコメントを承認なさるかは、Junさんにお任せいたします。
名無しの猫さま
政治活動をしている団体なので、あのような要望書の類は政治家に年中送りまくって、書き慣れていると思います。英語・日本語ともにテンプレがあるんじゃないですか?
手紙をあのように画像として公開しているので、羽生さん自身がわざわざ開封する必要もなく、ANAさんで保管になるのでしょうか。
国民的な知名度のあるトップアスリートなので、表には出ていないような酷い内容の手紙はいくらでも送りつけられているはずで、関係スタッフの方である程度の決まった対処策があると思いますよ。