世界ジュニア(女子FS)感想

世界ジュニア(女子FS)感想

リザルトは「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。日本勢二人の動画がYouTubeで視聴できないので(*残念ながらweiboも無し!)、上位3人の演技をご紹介します。お写真は「こちらの記事」から。

レヴィト。フリーは134.05で2位。合計206.55で優勝。演技動画は「こちら」。この選手はスピンが本当に上手で、ポジションが決まったら一気に回り切る感じで、見ていて気持ちいいですね。ただ、スケーティングのスピードが足りないので、そこがジュニアっぽい所かな・・・と思っていると、ジャンプを全て終えたら、早送りみたいに動きが機敏になりました。3連コンボの所でガッツリと減点されていたら、1位と2位は入れ替わっていたかもしれません。

シン・ジア。フリーは136.63で1位。合計206.01で2位。演技動画は「こちら」。韓国の14歳の選手。フリーの演技は、優勝したレヴィトよりはっきり良くて、しかもSPもノーミスだったので、完璧に2本揃えたわけです。今大会に関しては、おそらくこれが彼女の「限界値のスコア」と言えるので、この内容を今後も続けていくことで、PCSやGOEも正当に評価されることでしょう。小柄でスリムな体型なので、韓国というよりは、例えば日本の松生さんに似た感じの選手ですね。

ソーングレン。フリーは133.28で3位。合計199.42で3位。演技動画は「こちら」。アメリカの16歳の選手。冒頭の3Lz-3Loは、優勝したレヴィトよりルッツの高さがあって、セカンドループもかなり余裕がありました。ただ、3Sを跳ぶ前(1:23~)の動きが一瞬ジャンプがシングルに抜けたように見えて、「これっていいの?」と何度も巻き戻しちゃいましたよ。スピンも上手いし、外見含めると、レヴィト以上にロシアっぽい印象を受けます。つまり、ロシアvs日本のようなそんな台乗り組でした。

女子の最終順位は、1~6位までアメリカと韓国だけが占めるというなかなか珍しい状況になっています。日本もこの下の世代に、柴山さん、島田さん、中井さんと将来を多いに期待できる選手が控えているので悲観することも無いのですが、年齢制限のルールがどうなるかで大きく変わってくることでしょう。

そう考えると、日本的には現行ルール継続が望ましいですが、もしプーチンが失脚して終戦し、ロシア勢が復帰するなら、そうも言っていられない・・・。でも、いまの戦争がいつ終わるかなんて国際政治・安全保障の専門家でさえ、誰も予想できませんからね。世界的な流れは年齢制限引き上げに動いているはずで、日本スケ連もその流れに抗うことはできないと思います。

メタルジョギング・チャレンジは、44日目。Blue Oyster Cultの『Secret Treaties』(1974年4月)です。バンド名以外は予備知識ほぼゼロで聴きました。1曲目の「Career of Evil」から、一筋縄ではいかないアートな感じがプンプンする曲調で、こりゃ良い意味で「ぜんぜんメタルじゃないでしょ?」と。運動しながら聴き流せるような音楽ではありません。ただ、だからと言ってとっつきにくい曲ばかりでは全くなく、4曲目の「Me 262」のような軽快に駆け抜ける曲もあって、実に引き出しの多いバンドです(*ヴォーカルの人が持っているギターの形が面白い!こんなの見たことない!)。

そして、あーこれは聴いたことあるぞー!という、8曲目の「Astronomy」は、ああメタリカがカバーしてたなと。たしかに、メタリカのバラード(「The Unforgiven」とか「Nothing Else Matters」とか)って哀愁漂うメロディを強烈に出してくることがあって、この「Astronomy」は確実にルールにあるなぁと感じます。10代の頃の自分だったら、メタリカのカバーの方が音もガツガツしていて好きだったでしょうけど、今聴き比べてみると、オリジナルの方が好きかもしれません。

洋楽ファン全般にアピールできるような面白さが随所にあって、むしろヘヴィメタルに特に思い入れの無い人ほど、オススメな音楽と言えますね。

では、また明日!

Jun


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