世界ジュニア(男子FS)感想

世界ジュニア(男子FS)感想

リザルトは「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。お写真は「デイリー」さんの記事から。

マリニン。フリーは187.12で1位。合計276.11で優勝。演技動画は「こちら」。いい演技でした。ワールドの「フリー」ではミスが多すぎて、彼の実力は正直よく分からなかったんですが、この演技は圧巻で、本当に凄い選手だと思います。冒頭の4Lzは着氷で乱れたものの、カウンターではGOEがマイナスになっておらず、「うっそー?」と思っていたら、さすがにプロトコル上ではマイナスになりましたか。それ以外はほぼ完璧で、4Sの両手タノをやめた所は、ワールドの反省点をしっかり修正しています。ジャンプの着氷後の流れは、良い時の三浦君の方があると思いますが、おそらく彼はそういう跳び方を教わってこなかったはずで、減点にはならないでしょう。最後のジャンプまでしっかり決めきる体力も素晴らしいし、これからPCSも順調に上がっていくことになれば、早ければ来年のワールド辺りでも、日本勢が不覚を取る可能性もありますね。

壷井君。フリーは154.67で3位。合計233.82で3位。演技動画は「こちら」。冒頭の4Sはキレイに降りていたんですが、「q」がつきました。ただ、わずかな回転不足という感じで、試合によっては減点無しでもおかしくないクオリティでした。その後も順調にジャンプを決めていって、もちろん3連コンボなどで危ない所もあったんですけど、そこで崩れない所が彼の成長ですね。逞しくなったと思います。銅メダルに値する演技で、よく頑張りましたね。おめでとうございます!

三浦君。フリーは137.56で8位。合計197.59で13位。不調だったSPの時の彼とは別人のようなキレのある演技で、いま出来ることを全て出し切ったと思います。冒頭の3Aは素晴らしく、「これはマリニン君の3Aより全然いいでしょ?」と思っていたら、GOEは0.2点ほど三浦君の方が高かったですね。4Sの乱れと4Tのパンクは、いまのコンディションから考えれば仕方のない所。後半に再チャレンジした4Tに「q」はつきましたが、良かったと思います。3Aのコンボも良かったし、いずれにしても無事に最後まで滑り切ってくれて安堵しました。FaOIで元気な姿を見せてくれることを楽しみにしています。

本田ルーカス君。フリーは123.82で16位。合計196.83で14位。4回転を入れてない構成なので、ここまでアクセルが決まらないと厳しくなりますよね・・・。「ミスできない」というプレッシャーから、本来の力が出せなかったかもしれません。全日本では安定した演技を披露してくれていましたし、だからこそ、この世界ジュニアでの悔しい経験は彼にとって大きな糧になったと思います。前半の曲は知らないですが、後半はゲイリー・ムーアの「The Prophet」で、刑事君も使っていましたね。特徴のあるギターなので、すぐに分かりました。

メタルジョギング・チャレンジは、43日目。QUEENの『Queen II』です(1974年3月)。43枚目にして、ようやくQUEENの登場です。これはタイトルの通り2作目のアルバムなんですが、あの「Bohemian Rhapsody」が入っているのは4作目なので、本作はそこまで知名度は高くありません。

ただ、ハードロック・ヘヴィメタル界隈では「2ndこそ最高傑作!」との呼び声も高く、洋楽アルバムを小遣いから買うようになった高校時代の私も本作のCD版を購入。・・・ただ、当時はメタリカとかメガデスを好んで聴いていたので、正直あまりピンと来なかった記憶があります。

で、よく知られている本作の特徴は、A面「サイド・ホワイト」(1~5曲目)とB面「サイド・ブラック」(6~11曲目)でまったく違った作風で作られていて、特にフレディー・マーキュリーが全曲書いたB面の評価がめちゃくちゃ高いんです。

実際、今回久々に聴いてみたんですが、例えば、事前情報無しで知人に連れられて食べに行った「創作料理のコース」で言うなら、前菜の「サイド・ホワイト」は和食系の精進料理で内心来たことを後悔していたところ、その後の「サイド・ブラック」からは急転直下で、和牛ヒレステーキにひつまぶしにフカヒレスープに〆に旬の果物ぎっしりタルトみたいな、曲のテンションも豪華さもまるで違います。それぞれ20分ずつで、計40分の作品。おそらく当時のファンは、B面だけをひたすら聴きまくったのでは?と思います。

で、40分だとジョギングのノルマが終わらないので、残り20分で改めて「サイド・ホワイト」から聴いたんですよね。・・・まぁ、「サイド・ブラックが最高にカッコイイ!」という「心のゆとり」を持った上で聴くと、2曲目の「Father to Son」とか5曲目の「The Loser in the End」は悪い曲じゃないんです。でも、QUEENじゃなくても書けるんじゃない?というツッコミを入れたくなる。

そして、無音状態を挟んで「サイド・ブラック」の一発目、6曲目の「Orge Battle」が始まると、やっぱりこれでしょ!これっ!と、精進料理のストレスが吹き飛ぶ分厚いコーラスに、大してQUEENのファンでもない私ですら血沸き肉躍りますね。9曲目の「The March of the Black Queen」も最高だし、てか、「サイド・ブラック」は全部いい曲です。

ただ、もし本作全体が「サイド・ブラック」的な楽曲ばかりで埋め尽くされていたら、ここまで大きな感動があったかどうかは悩ましい所。精進料理で我慢したからこそ、ヒレ肉とウナギとフカヒレの有難みに涙するというか(笑)。

ちなみに、「サイド・ブラック」はメドレー形式で曲が繋がっているので、個々の楽曲をピックアップしてフィギュアスケートのプログラムで採用するのはなかなか難しいかと思いますね。

では、また明日!

Jun


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