「前編」と「中編」は読んでいたんですが、こちらの「後編」はRTはしていたものの、すっかり忘れていました。
「もちろん4回転アクセルも大変ですし、色々な種類の4回転ジャンプを練習してきました。でも、一番の挑戦だなと思うのは、自分が跳べない怪我の期間を、どうやってプラスに変えていくか。その時期を乗り越えるのが、最大の挑戦だったと思います」
「難しいことへの挑戦って、心の支えみたいなものでもある。『苦しい』ですけど、『達成できる』って自分の心が信じているから、ある意味目指しやすい。ただ、怪我をして滑れなくなると何もできない。『本当にできるようになるのか?』という苦しさが常にある。そのもどかしさを乗り越えるのが、一番の挑戦であり、『戦っている時間』だったなと僕は思っています」
今回、私自身にとっても「刺さる言葉」がいくつかありました。私たちは、フィギュアスケーターではないし、もちろん4Aなんて無縁の世界に生きる人間です。「怪我」をすることさえ稀です。ただ、様々な要因によって、物事が思うように上手くいかないことは常にあって、そこにどう対応するかが常に問われているわけです。
もし、その上手くいかない要因が、自分の力でコントロールできないことであれば、なるようにしかならないし、悩むだけ無駄だし、他のことにエネルギーを傾けるべし・・・というのは、私自身ある程度歳を重ねてから学んだことかなと思っています。
問題は、自分は頑張っているのに結果が出ないときや、頑張りたい気持ちはあるのに、何らかの理由で頑張れないときでしょうか。そのような「停滞の時期」を、羽生さんも「苦しい時期」と表現していますね。
まー、こういうのって、「他人の目」「他人の評価基準」を気にしすぎることで、苦しさがさらに増して、過度に焦って、悩みが深くなるような気がします。「人にどう見られたいか?」ではなく、自分自身が納得して、自分自身の中で成長を実感できれば、それでいいじゃないかと。
羽生さんにとっての突破口は、4A挑戦であり、その後のプロ転向だったように思います。もちろん、完璧主義者の彼ですから、「GIFT」を経て、さらに高いハードルを自分自身に課すことでしょう。
でも、いまの彼は「余計な周囲」に苦しめられることなく、自分のスケートに「集中」できているように見えます。いろんなアイデアが日々湯水のように湧き出てきて、それを形にすることに「悩み」はあるのかもしれません。でも、そんな充実感に満ちている羽生さんを見て、私は嬉しく思うし、迷わず全力で頑張ってもらいたいと思いますね。
では、また明日!
Jun
コメント
こんにちは 更新ありがとうございます。
昨年はお世話になりました。今年もよろしくお願いします。
私の今年の野心と目標は申し込むチケットすべてに当たることです。
完全に他力本願というか運しだいで、自分ではどうにもならないんですけど。
羽生さんがnews everyの震災関係のレポーターを引き受けたことに感心いたしました。震災の復興もこれまでとは違うフェーズにはいったということを仙台市民として知覚してるんでしょう。
この人はある意味冷めた視線で自分を、自分を取り巻く世界を俯瞰できるんですね。
安置が歯ぎしりするのはこういう点です、多分。
低レベルの妬みややっかみとは全く別の次元にいるんだから。
健康でいることが大事、とJun様は書かれてましたがたしかにその通りです。
パンデミックはいっこうに収まらない、戦火もおさまらない。
でも時間はたつので、羽生さんを見習って自分を俯瞰してまず部屋を片付けます。
急にスケールが小さくなってしまいました・・・・
みつばちさま
たしかに、震災に関しても、いまの羽生さんはある程度自分の中で「やりたいこと」が明確になったように見えます。
競技スケーター時代は、おそらくその「やりたいこと」に制限がかかっていたと思うんですよね。大会で好成績を出して、メダルを獲れてナンボだろうと。だから、アンチにそこを突かれていた部分もあるかもしれません。
でも、プロスケーターとなったいま、何をやっても自由です。スケートと同様に、思いっきりやったらいいと思います。