全日本選手権(女子フリー)感想

全日本選手権(女子フリー)感想

リザルトは「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。仕切り直しで女子のフリーを。男子と比べれば遥かにハイレベルな戦いでしたが、いろいろと気になる所はありました。

川畑さん。フリーは118.45の11位。合計183.11の10位。冒頭の3Lz-3TはGOE+2.28。これだけ大きな加点がつく女子選手は、紀平さんか坂本さんぐらいですから、彼女のジャンプのクオリティはすでに日本でもトップレベルなんだなと感じます。

ミスといえば、後半の3Fと3Lzでの転倒、3Sの後のコレオでエッジがちょっと引っかかった所ぐらいでしょうか。今季の川畑さんといえば、JGPスロベニア大会で、SPを1位(66.85)で折り返したものの、フリーで100.64と沈んで、5位(167.49)に終わった試合がありました。あそこから確実に成長していますし、世界ジュニアでは、彼女ならもっとできると思います。他の代表メンバーは、横井さん&白岩さんという予想外の人選になりましたが、確実に3枠を確保できる強力な布陣ですよ。世界ジュニアは、クロアチアのザグレブで、3月4日~10日の日程で開催されます。楽しみですね!

紀平さん。フリーは155.01の1位。合計223.76の2位。もちろん、冒頭の3A-3Tを成功し、単発の3Aも降りたことは素晴らしいです。ただ、この全日本で、男女のいろんなレベルのスケートを集中的に見て分かったのは、彼女の身体能力がやはりズバ拔けているということなんです。

紀平さんは、ジャンプの回転スピードが速いので、スパ、スパっと簡単に決めているように見えますが、それはスピンにも言えるんですよね。例えば、男子選手に顕著ですが、規定の回数を回りきってレベルを取るために、ちんたらちんたらやってるじゃないですか。それが梨花ちゃんの場合は、ポジションを固定したらあっという間に回り終えて、次!って感じです。彼女の演技が、キビキビして爽快感があって、見ていて「ダレてこない」理由は、スピンの技術も大きいのだなと再認識しました。

ミスらしいミスは、3連コンボのシングルオイラーでDG判定の所のみですが、いつもは問題なくこなしている要素なので、すぐに修正可能でしょう。というか、これは素人目線の私見ですが、シングルループの頃から感じていたことなんですけど、シングルオイラーを入れた3連コンボを、私は美しいと思ったことがないので、廃止してもいいのでは?と思います。

三原さん。フリーは147.92の3位。合計220.80の4位。最高の演技でしたね。フリーでは一番のパフォーマンスでした。スコア上では紀平さんや坂本さんに劣りますが、3AやPCSの分がありますし、彼女がいまできるベストの演技だと思いますね。

今回、ラストの3Sに両手タノを入れなかったですね。NHK杯ではタノって成功。フランス杯ではタノってダブルに拔けていました。私の調べでは、今季だけでこのサルコウは3回パンクしているので、絶対にミスしないために修正したんだと思います。直近のフランス杯でこのジャンプをミスしていたこともあって、会場のお客さんもよくご存知で、3Sを跳んだ後の手拍子が凄かったですね。

ワールドの代表から漏れたのは残念ですが、こうなったら四大陸でしっかり優勝して、これまでの「不当な評価」を覆してほしいと願っています。

宮原さん。フリーは146.58の4位。合計223.34の3位。表現面は高い完成度を誇っています。ただ、後半の3Fがダブルに拔けて、3連コンボのループにUR判定がつきました。でも、その2Loよりも、むしろ回転が足りないのは、後半の単発の3Lzじゃないですか?YouTubeのコメ欄の指摘や、荒川さんの苦しげなコールも象徴的ですが、明らかにグリ降り気味で、これがお咎め無しというのは、明らかにミスジャッジでしょう・・・。

三原さんの得点発表と、宮原さんのその時の、会場の歓声を比べれば一目瞭然ですね。スコアが出た時の、会場が一瞬静まり返るようなどよめきの後に拍手がパラパラという感じで、「なんで舞依ちゃんより上なの?」という、あれはまさに昨年の武蔵野の森のフリーで坂本さんのスコアが出た瞬間に近い反応です。

まぁ、四大陸の代表が坂本・紀平・三原、ワールドの代表が坂本・紀平・宮原とメンバー構成が変わりましたから、どういうスコアの出方になるのか楽しみです。宮原さんも、ワールドで刺されないように、しっかり練習してもらいたいです。

坂本さん。フリーは152.36の2位。合計228.01で優勝。3Lzにアテンションがついて、着氷がステップアウト気味で、パーフェクトな演技とは言えない内容でした。でもこのルッツのGOEが+0.17だったのは意外ですね。

PCSの73.25は、たしかに出しすぎだと思います。カナダのファイナルで68.00でしたが、大会の質が違うのであくまで参考にするとしても、3Aを2本降りた紀平さん(72.06)より高いというのは、どう考えてもおかしいでしょう(ファイナルの紀平さんのPCSは72.40)。

ただ、これは男子にも言えるんですが、「誰をワールドの代表にするか」というのがまず大前提としてあるので、その帳尻合わせ的にスコアをPCSや回転不足の判定で操作するという、本来の演技の出来とは「別の要素」を加味して順位を確定させるという、愚行を犯しているわけです。ワールドやオリンピックの代表選考に全日本の順位を重視するから、こういうことが起こるんですよ。

例えば、陸上競技の代表選考の事例を挙げてみると、実はかつての陸上の日本代表は、日本選手権での一発勝負にはせず、様々な大会の成績を元に総合的に判断して選考していました(その結果、女子マラソン代表で何度も揉めていたのは、ご存知かと思います)。一方、アメリカの場合、全米選手権の1位~3位が自動的に五輪や世界陸上の代表に選ばれるので、強豪選手が落選することもよくあったんです。近年の日本もアメリカのようなスタイルに近づきつつあります。もちろん、陸上や水泳のように、純粋にタイムを競うスポーツなら、一発勝負でもいいんですよ。

ただ、フィギュアスケートは採点競技なので、一つの大会(しかも国内大会)を重視しすぎると、こういう不可解な採点がまかり通ってしまうのです。現シーズンのGPファイナルやGPシリーズの結果こそが(採点にブレがあるとはいえ)、そのシーズンにおける選手の実力を示していると思いますが、GPはテレ朝とNHK、全日本・四大陸・ワールドはフジという、おそらくテレビ局の絡みなどもあって、こういう選考方式になっているような気もします。

坂本さんに高いPCSを出すこと自体は反対ではないですよ。「ビッグジャンパーに高いPCSを出す」という「当たり前の評価」をやっと全日本でもやってくれたか・・・と、むしろ大歓迎です。ビッグジャンパーは単純に刺されにくいですから、国際大会でも結果を出せるというのは、羽生君が証明していますから。ただ、紀平さんより上というのは、無いわぁ・・・と。

ところで、正直に告白します。実は、ここ2~3日の間に、ロステレのOtonalと、平昌五輪のバラ1を、それぞれ10回以上見ております。

負の感情をぶちまけたいという所をギリギリ踏みとどまって、最高の演技を繰り返し見ることで、心を浄化していました。つくづく、羽生君が現役続行してくれていてよかったな・・・と感謝しています。

では、また明日!

Jun

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コメント

  1. Fakefur より:

    レビュー、お待ちしていました。
    梨花ちゃんが3Aを二本綺麗に着氷した瞬間、私は勝った勝ったと叫んでいたので、花織ちゃんの点数が出た時はかなり驚きました。梨花ちゃんのSPとの点差はそこまでは開いてませんでしたから。

    後からスコアを見てさらにびっくり。ジャンプが良かった花織ちゃんのTESはいいとしても、低めに出すはずの全日本で、PCSがGPFより5点もUP、しかも、3連以外はほぼ完璧だった梨花ちゃんの上をいくPCSはないでしょう、と。

    国際大会で花織ちゃんのPCSが上がらないので(上半身の動きを見れば、妥当ですが)、国内大会でかさ上げして、国際ジャッジの心象を上げるロシア方式かと思いました。

    そういうことなんですね、好ましい世界代表が事前に決まっていたと。

    スケ連という組織は、とにかく若い芽を摘みたいようですね。客観的数字や論理性よりも、主観と感情を重んじ、長くいる子や代々知っているいる子(BSの二世解説者は恩恵を受けた一人では)に情を移し、塩梅するという、近所のおばさんにありがちな行動が組織で容認されています。

    コネのない新人は完璧に近い演技でSPとFSを揃えないと、年長者には勝てない年功序列システム。選手生命を賭けて、真剣に戦っている若者(梨花ちゃんも花織ちゃんも舞依ちゃんも)を舐めているのかと憤りしか感じません。

    羽生選手がそうであったように、梨花ちゃんも、友野君も駿君も、敵は国内にいるというのが、よく分かった大会でした。

    • Jun より:

      Fakefurさま

      まぁ、いまのスケ連はある意味で反日団体ですよね。

      さんざん羽生君で儲けておきながら、羽生君に対するリスペクトの欠片もない。これと似た構図は、左翼系の文系の学者が国に科研費を申請して、国のお金で反政府的な言論活動を展開するような、情けないにもほどがある振る舞いです。

      スケ連改革というのは、橋本会長に退いていただいて、スピスケと分離するところが本当のスタートでしょうね。まだまだ道のりは長そうですが。

  2. kappi より:

    現地で見ていましたが、明らかに坂本さんのスピードが勝っています。TVでは分かりにくいけど、どのジャンプもあのスピードで跳べば莫大な加点が付くのは当然です。ただ、今回のジャンプは坂本さんにしてはやや不安定だったので、良くまとめたと思います。
    一方、紀平さんの3連はステップアウトを繕ったもので、本来はオイラーを挟む予定ではなかったはずなので、瞬時のリカバリーとしては凄いですね。オイラーを挟むジャンプは、ペアで完全にシンクロした時は感動しますが、シングルでは今一つなのは同感。
    余談ですが、3Aだけなら紀平さんよりも細田さんの方が完璧でした。紀平さんの方が試合での成功率も少し低いですが、二人とも女子とは思えない鋭い3Aです。
    スケ連としては、順位はどうでも予定通りの3人+1人(三原さん)で代表選考は揉めずに済んだことでしょう。世界ジュニアに白岩さんとは驚きましたが、昨年無理にシニアに上がったけど、横井さんより若いんですものね。チャンスを生かしてほしいと思います。

    • Jun より:

      kappiさま

      現地観戦の貴重なご感想を、ありがとうございます。

      たしかに、現地とテレビの印象は異なるというご意見には私も賛同します。ちなみに、昨年の武蔵野の森で、スケーティングスピードにおいて最速と思ったのは、白岩さんでした。

      この全日本並に、坂本さんの評価が国際大会でも上がることを私も願っています。

  3. マリィ より:

    こんにちは
    羽生くんの演技を見て浄化は同感です。
    時々見ないと欠乏症に陥ります。
    私もバラ1やらレックレ他、見てました。
    やはりジャンプの高い人は気持ちいいですね。
    羽生くんのアイスコープ見てみたいです。

    junさんのレビュー読んで、全日本の出来レースぶりはうんざりしますね。
    全日本の存在意義自体がスケ連とテレビ局の自己満足ですね。
    確かに坂本さんの演技は良かったとは思いましたが、まさか紀平さんの上いくとは思いませんでした。
    でも紀平さんが全日本女王になったらなったでマスコミが浅田真央にも出来なかった快挙とか持ち上げそうでうんざりするので、ここは2位でも良かったかもって思います。
    紀平さんの演技は手先まで行き届いた演技と羽生くんのような曲によくあったところかと思いましたが勿論、身体能力が高い事はテレビで見ましたけどスピンの速さにも差が現れてたんですね。
    見ていて飽きませんよね。
    三原さんが台乗り出来なかったのは非常に残念ですが四大陸に期待したいと思います。

    誰が初めてか忘れましたがシングルオイラー入りの3連続最初に見た時は一瞬失敗?って思いました。
    まさに紀平さんはステップアウトを3連続に繋げたわけですが、上手なリカバリーでしたね。

    • Jun より:

      マリィさま

      おっしゃる通り、紀平さんは二位で良かったかもしれませんね。

      すでに今季のGPシリーズとファイナルで彼女の国際的な評価は定着していますし、あとは、4CCとワールドで結果を出すのみです。今回、ショートではシューズのトラブルがありましたが、あれでもし逆転優勝できたとしたら、そのトラブルに対する危機意識も薄らいだかもしれません。

      悔しい結果を突きつけられるからこそ、「同じミスはしない」という深い教訓になると思います。彼女は2022年に世界のトップに立たなきゃいけない選手ですから、それこそブライアンの言うように「全ての試合を勝つ必要はない」わけです。いまは、北京で確実に勝つための経験をたくさんしてほしいですね。

  4. ととちゃん より:

    junさんの記事と皆さんのコメントで、自分の不勉強が分かりました。

    私はスケート連盟もメディアも紀平さんをスターにしたいのだと思っていたので、むしろ
    坂本さんを評価した姿勢にすっきりした気持ちだったのです。でも、言われてみれば、PCS出過ぎかも知れませんね。

    ただ、結局2位でもマスコミは紀平さんを追っているので、2位ぐらいで丁度良かったのかな、とも思っています。

    舞依ちゃんには是非 四大陸優勝する勢いで臨んで欲しいですし、昨季よりずっと安定している印象なので、出来ると思います。

    尚、junさんのヘビリピ状態、とても共感出来ます。私の録画巡りは既に初期バラ1まで
    遡っています(笑)。

    • Jun より:

      ととちゃん さま

      あの聡明な中野コーチのことですから、このスコアを真に受けることは無いと思います。実際、「まだまだ(坂本さんを)怒り続ける」と優勝直後にコメントを出していますし、課題はたくさんあることをしっかり認識して、指導なさるんじゃないでしょうか。

      来季はロシアのジュニア勢が上がってきますし、表現もジャンプも優れているコストちゃんのような選手がライバルになりますから、まだたっぷりある伸び代をしっかり成長につなげてもらいたいです。

  5. Yuki より:

    Junさんこんにちは
    実は私もここ数日ニコニコ動画で羽生君のヘルシンキやロステレはもちろん台湾の4大陸まで見返していました。特にOtonalはいろいろな国の解説バージョンを見て癒されましたわ。タラソワさんの「ウラー」には大喜びしました。
    今の日本女子は個性豊かで向上心があって本当にいいですね。化粧と華やかな衣装で誤解されやすいけどフィギュアスケートはバリバリで危険なスポーツですから(学生の頃体育の課題にスケートがあったのですが結局手を放してはリンクの中央に行けずじまいでした)。男子はわけの分からない適当なGOEとPCSでよれよれ32歳を盛り上げるという台本にそった臭い芝居であほらしさしか感じませんでした。本来なら力をつけてこなければならない年齢層がごそっといないということも情けない。よく考えたら「色気が~」という世迷言にお愛想を言っていた年齢層じゃないかと思うと同情する気も失せますが。
    羽生君が世選で清清しい演技を見せてくれるのを期待して待つばかりです。
    「フィギュアスケートファン」はアマゾンで予約して購入しました。高須力さんの写真も一味あっていいですね(実は1回彼の講演会に行ったことがあります)。いとうやまねさんの記事や衣装の話が興味深かったです。

    • Jun より:

      Yukiさま

      「ウラー」は私も何度も聞きました(笑)。タラソワさんや、あるいはミーシンコーチのような生きる伝説のような存在が、羽生君を評価してくれるのは日本人としても嬉しいですよね。

      いまの高校生ぐらいまでの(特に関西所属の)男子選手は、直接的・間接的に高橋選手の影響を受けていて、そこがある意味で、彼らの演技の限界なのかもしれません。あの界隈に身を置いていては、突き抜けるような成長は期待できないでしょう。

      べつに地域間の争いを煽っているんじゃなくて、どの地域の選手であってもスケートができて、正当に評価されるように願っているだけです。まずは、関東の男子選手が起爆剤になってほしいですよ。

  6. あゆ より:

    こんばんわ!
    川畑選手、ほんと見るたびに好きになります(*´꒳`*)羽生くんを見た時以来かも、こんな気になるのは…。
    容姿もスタイルもよい感じですし、ジャンプが凄くいいですよねぇ♪
    憧れの選手が羽生くんとパトリックなとこも最高です笑

    個人的に知子ちゃんは大好きなのですがモヤモヤジャッジはいただけない…。
    知子ちゃんはどこぞのシルバーコレクターと違って苦手を少しでも克服しようと努力できる人です。
    花織ちゃんのPCSの件や男子の一部選手の謎採点もですが、推したい選手のための帳尻合わせはやめて正当な採点して欲しいものですよね(T ^ T)

    負の感情…ぶちまけたいですよねぇ、こんな茶番試合ですもの(T ^ T)
    私は2年前の世界選手権のホプレガが特に精神安定剤ですo(^-^)o
    あれ見ると毎回泣いて癒されるんです…。
    羽生くんの演技はほんと浄化作用ありまくりですね。

    • Jun より:

      あゆさま

      川畑さんはいい選手ですよね。ジャンプのダイナミックさという点では、荒木さんも負けていないんですが、今季の荒木さんは安定感を欠いているので、来季の復活を期待しています。

      パトリックの演技はたまに見ることがあるんですが、さすが羽生君が本気で目標にしていたスケーターだけに、ちょっとエッジを傾けただけでビューン!と伸びるスケーティングはもちろん、ジャンプも安定していて、基礎技術の高さに唸らされます。力強さという点では、Pさんやハビのような選手は希少だったのかもしれません。

      ネイサンもタイトルは獲っていますが、Pさんやハビと比べて、スケーターとしての総合力があるか?というと、まだまだという感じはします。ボーヤンも頑張らなきゃいけない。羽生君以降、オールラウンダーなスケーターが男子から出てきていないのは、少し寂しいですね。

  7. sennin より:

    昨日のJr.っ子ちゃんの映像観ましたが、駿君も那菜ちゃんも素敵でしたね。あれはいい企画ですね。
    花織ちゃんのPCSのことが話題ですが32歳と違って安定感もあるし実力者ですので私は文句ないです。本人もこのジャンプがいつまでも跳べるとは限らないときちんと考えている子なので有頂天にもならないでしょう。それより舞依ちゃんは唯一ノーミスでしたよ。他の三人との点数差がありすぎではないですかね?花織ちゃんまでもいかなくても高くすると知子ちゃんを抜きますね。謎はここか?舞依ちゃんの気持ちを思うと胸が痛くなりました。ついでに駿君のPCS、TES80.70に対して60.36は低すぎませんか?全日本Jr.では70点以上は一人もいなかったのに今回は三人いました。そんなに短期間でノーミスの素晴らしい演技をしてましたか?また、駿君のフリーはその程度のものでしたか?回転不足にスピンノーカン、ステップレベル1、他のスピンレベル2の三宅君の演技は68.20、駿君は転倒一回スピンは全てレベル4。因みに関東大会68.18、全日本68.40でした。転倒一回でこんなに低くなるの?だったら他の選手もだよね?駿君キスクラで泣いてたとツイートしてる人がいましたが、ただの負けず嫌いではないのでは?浅野コーチが優しく背中さすってましたね。コーチの格差も謎?島田君のあの演技に76.50は高いでしょう。草太君より遥かに良かったかしら?こんな高得点は一度もないですよね。駿君が68とまでいかなくても高くなったら島田君の上に行くかも?鍵山くんが木科君並みだと島田君の上行くかも?私がなぜこんな事を気にするかというと、謎採点でJr.の若い選手の幸せとやる気が失せるのではないかと危惧するからなのです。これから日本を背負っていく優秀な選手なんですから本当に大切にしてほしい。結弦君が圧倒的に勝つとかグーの音も言わせないといって遊びもせず死ぬほど練習してきました。それがジュニアの世界にも通用するのかと思うと怖いです。Junさんが仰るように全日本一本重視という件、それも原因の一つですね。
    川畑さんの背中見ましたか?スゴい筋肉でしたね。身体能力では紀平、坂本さんと同等でしょう。都築先生はどうやって強化してくれるのか?世界といってもいい全うなジャンパーの一人ですので頑張ってもらいたいですね。

    • Jun より:

      senninさま

      駿君のOriginは良かったですね。昨年はというと、なぜか須本君ではなく三宅君がSEIMEIを演じていて、「(彼には気の毒ですが)ちょっと見てられない・・・」というレベルだったことを考えれば、大満足でした。

      ここ2シーズンの舞依ちゃんを見ていると、例えば、樋口さんや紀平さんのようにいろんなタイプの曲をいきなり器用に演じられるタイプではない印象です。でも、舞依ちゃんにとって「リベルタンゴ」がまったくの無駄だったとは思いません。これから4年間かけて自分の持ち味を、自分だけでなくファンの皆さんとともに「共有する」という意味で、必要な「寄り道」なんだと思います。

      ウィルソンとの相性はバッチリというのは分かったので、2022年まで毎シーズンウィルソンに作ってもらうのか、来季あるいはその次のシーズンで少し変わった趣向の曲を挟むのか、この辺りに個人的に注目しています。