名古屋フィギュアスケートフェスティバル(2013年)

名古屋フィギュアスケートフェスティバル(2013年)

今年は1月5日に開催されたんですが、そろそろ動画が上がってるかな?とYouTubeを漁っていると、6年前のフェスティバルの映像がヒットしました。

恥ずかしながら、私はこの映像を今回初めて見ました。「花になれ」からアンコールで「パリの散歩道」という内容です。クワドこそ無いものの、身体はめちゃくちゃキレていて、いい内容です。解説があの山田満知子先生というのは、なかなかレアですね。

当時はまだバナーの数や、演技後のスタオベの人数もそこまでではないですが、いま日本の男子で、18歳のスケーターでこれだけ動ける選手はいませんから、やはり非凡な才能の持ち主です。全日本を勝ったのだから当たり前なんですけどね。

満知子先生のテンションが、羽生君の時より明らかに高いのはアレですが、織田ちゃんは、いまの方がジャンプの質は高いのでは?という気はします。怪我明けという話もアナウンサーがしていて、軸の危ないジャンプがいくつかありました。でも、よくよく考えると、この時期から数えても、6年間実力を維持しているというのは凄い話です。

もうひとつ話題になっていた、このフェスティバルの珍しさとして、「照明の明るいアイスショー」という部分。私も、このような、照明がガンガンにつきっぱなしのショーって、他にはちょっと思い浮かばないです。どうしてこういう趣向なのか、ちょっと調べてみたくなりました。

まず、何に驚いたかというと、冒頭の紹介VTRで映っていた宮原さんです。いまよりもさらに華奢でビックリでした。真央ちゃん&佳菜ちゃんって大型スケーターだったんだよなぁと改めて感じます。

いまの視点で、当時22歳の真央ちゃんの映像を見ると、いろんな発見がありますね。まず、氷上に立って、軽くステップを踏んだだけで華があるし、いまの日本女子にはないスターのオーラがある。ジャンプの正確性や、スピンのポジション・回転スピードということだと、紀平さんには及ばないですが、ステップはよく伸びるし、表情も豊かで、さすがですね。

真央ちゃんの映像の最後にフィナーレも入っていて、真央ちゃんを羽生君と無良君が挟む形になっています。こちらもお見逃しなく。

では、また明日!

Jun

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コメント

  1. おの より:

    junさま
    ありがとうございます!
    私も初めて見ました
    羽生くん、なんて素晴らしい演技でしょう
    伸びやかで体を大きく演技してますね
    情感豊かなんだなぁ~と改めて思いました
    18才の羽生くんに、ちょっとうるっとしてしまいました
    名古屋のフェスティバルに出るなんて、今では考えられませんね

    山田さんの解説(^^)
    そうですね、初めて聞きました

    織田君、柔らかい演技は今と変わらない
    junさんが言うように、昔より上手くなっていると思います
    ちゃんと練習してるんですね

    浅田さん、失敗はしましたがやはり華がありますね
    ジャバンオープンの時見に行きました
    出てくるとふぁ~っとしたオーラがありましたよ

    今夜はとてもいい演技を見せて頂いて
    幸せな気持ちになりました
    探して下さって、ありがとうございました。

    • Jun より:

      おのさま

      もし万が一羽生君がこのショーに出るということになったら、地元の人がチケットを取れなくて苦労されると思いますし、まぁ、ありえないでしょう。

      あの札幌の全日本優勝で辛い思いをしてからの年明けのショーでした。喋りは若々しいですが、羽生君はここから驚異的な進化を遂げて、伝説を打ち立てます。一方、いわゆる「アンチ」と言われる方々はこの時点で時計の針が止まっているわけで、惨めという以外にないですね。

  2. ととちゃん より:

    ソチでファンになった時に何度も見た、名フェス花になれ動画、懐かしく見返しました。
    この演技で更にファンになったので、思い入れがあります。

    山田先生は、ジャニーズ系ですよね!だとか、この名フェスまでは ずっと褒めて下さってるんですよね。
    それが、ソチ後のショーでは 実況の人を困らせるほど 完全にトーンダウンしていて、びっくりしたのを覚えています。

    その後、宇野選手が出現したことで、なんとなく理解したのですが…。
    羽生選手が名古屋で滑ることも、2014年以来なくなりましたね。

    フィナーレ、真央ちゃんと手を繋ぐ場面は初めて見ました。彼女の演技を生で見たのは全日本が最後でしたが、成績とは別にスターのオーラを感じたものです。先日のインタでは 平昌の羽生選手を正当に評価する言葉を嬉しく感じました。やはり花がありますよね。

    • Jun より:

      ととちゃん さま

      満知子先生の羽生君に対する解説は、技術的な部分がゼロなので、そりゃこの人はまともなジャンプの指導なんてしてないだろうな・・・と納得する部分がありました。彼女の弟子の樋口コーチもあんな感じですし、伝統は引き継がれていますよ。

      もはや羽生結弦という人は、自分が出演するショーも、自分で選べる立場の人です。試合もそれでいいんじゃないかと。全日本も卒業でいいと思いますね。

  3. マリィ より:

    こんにちは
    花になれとかアイガットリズムとか懐かしい映像をありがとうございます。
    名古屋のアイスショーの映像は初めて見ました。
    羽生くんは全日本初優勝後ですか?
    山田コーチ羽生くんを褒めちぎってた頃があったんですね。
    当時の羽生くんの演技を見返すと確かに素晴らしいなって思います。
    技術はもちろん、年々表現力も豊かになっていくなぁって当時も思ってました。
    当時は羽生くんも真央ちゃんも応援してました。
    バンクーバーでソチで緊張感が真央ちゃんから伝わってきましたが羽生くんのような強いメンタルがあれば、レスリングの伊調馨のように野獣になれれば(フィギュアに野獣ってのはなんですが強いメンタルって意味で)優勝可能なのになぁと思ったものです。(十分強い人とは思いますが)
    真央ちゃんはスケートが嫌いになった事もあるとzip!で言ってましたが羽生くんはずっとスケート好きなんだろうなって思います。
    もちろん「なんでこんな事をしてるんだろう?」と思った練習もあると言ってましたが。
    世界選手権で満面の笑顔を見るのが楽しみですね。

    • Jun より:

      マリィさま

      真央ちゃんは3Aに情熱を注いでいましたからね。そんな彼女に意見する人もいなかった。でも、彼女自身、悔いは無いんじゃないですかね。

      ただ、特にソチ五輪以降は、フィギュアスケートで勝ち続けるのはどういうことか、我々ファンもたくさん勉強できたよなぁと思います。
      ブライアンの考え方、羽生君の考え方、二人の意見の衝突、そしてロシア勢の台頭、そしてこれからまたどのような選手が出てくるのか楽しみです。

  4. sennin より:

    花になれ美しいですね!ミヤケンさんの振り付けは結弦君の美しさをさらに際立たせてくれるので好きです。花になれは被災した結弦君だからこその演技で歌いながら滑ってますがいつも胸が熱くなります。被災したスケートファンの方が、羽生選手が被災したところから這い上がってきたのがどれ程のことだったのか?的な話をインタビューされてるのをみて、私も大きな地震にあったことがあるとはいえ、本当の辛さや乗り越えるメンタルなどはこの方のように同じ経験をした人でないとわからないのだとTVをみながら感じ時のことを思い出しました。
    パリ散かっこいいですね?
    まちこ先生の解説?はまあスルーするとしてアナウンサーうるさいですねえ。試合じゃないし耳に入って大変でした。真央ちゃんは生をみないで終わってしまいましたが、リンクに立つと花が咲いてTVでも感じますね。
    ノブ君はやはりランディングが綺麗ですね。現役のときからノブ君のジャンプが綺麗でみとれてました。ジョニーのような感じ?引退して膝の手術してから4回転跳び始めたのでこの頃から膝の故障かかえていたんですね。

    • Jun より:

      senninさま

      アナウンサーはたしかにちょっと喋りすぎな感はしましたが、名古屋の放送局のアナなのに好意的な実況をしてくれて、あまり悪い印象は無かったですね。

      織田ちゃんは、猫足着氷が炸裂していましたね!「New York New York」でしたけど、今季のショーではナットキングコールでしたし、古き良きアメリカが実によく似合います。
      カナダナショナルで勝ったナム君がまさにこういう「芸風」ですけど、いま織田君がかりに現役バリバリの年齢でこういう選曲で試合に出ていたら面白かっただろうなぁ・・・と改めて思います。

  5. あゆ より:

    年明け最初のコメントですが、毎日ちゃんと見ていました(^ ^)
    遅くなりましたが今年もよろしくお願いします!

    昔何度か見た動画だったんですが、羽生くんほんとすごくキレキレですねっ!
    そしてとても初々しい感じが良いですね♪
    しかしまちこ先生、羽生くんの容姿的なものばかり褒めてるのがちょっと笑えました。
    いや、確かに日本人にはいないスタイルの良さですが(*^^*)

    実はアイガットリズムの時代、すごく落ち込むことが多かった私はいつも真央ちゃんのスケートに癒されていたなと思い出しました。
    ステップ踏むだけでリンクに花が咲くようなそんなスター性がありますよねぇ♪

    そういえば熊本のサンクスツアー に行く予定で初真央ちゃんなので今から楽しみなのです♪
    無良先輩の写真集が売ってあったら買ってしまいそう笑

    • Jun より:

      あゆさま

      コメントありがとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

      真央ちゃんの、見る者すべてをハッピーにさせるような表現を見ると、いまの日本の若手はまだそんな余裕は無いよなぁ・・・と痛感します。体型や所作も含めて、個人的には本田真凜ちゃんにそういう部分を期待していたんですけど、ジャンプに苦労していて、それどころじゃないですね。

      いまは、プロトコルをみんなに見られてしまって、表現以前にノーミスを求められる風潮ですから、真央ちゃんの生き生きとしたスケートを見ると、失ったものは大きいなと思います。

  6. Fakefur より:

    羽生さん、すでにアスリートであり芸術家ですよね!今、18歳でここまで魅せらえる男子は、日本どころか世界を見回してもいないんじゃないでしょうか。

    この点、ゴゴレフ君は、14歳当時の羽生君より技術面は上ですが、表現力では全然及ばないかなぁ。目を引いたのと思ったはワディム・ヴォロノフ君です。ロシア杯SPで羽生さんからハグを受けた翌日の動画が出てましたが、小さな身体から踊りたい・表現したい喜びがほとばしってます。火の鳥を踊っていた頃のマッシュルームカットの羽生君を彷彿とさせます。

    羽生さんも真央ちゃんも、踊り心とか舞台映えなんて陳腐な表現じゃ収まらない、表現が身体からあふれ出てますよね。こういう才能は多分、技術の習得だけでは培えないもので、音感・リズム感・柔軟性並んで天賦のものじゃないかと。もちろん、技術がないと氷上では可視化できないので、技術あっての表現力なんですけど、上手い人が誰でもできるわけじゃないんですよね。

    • Jun より:

      Fakefurさま

      いまの若手スケーター(とくに日本の女子)は、要求される「技術を表現する」ことにいっぱいいっぱいで、そこに上乗せするように「個性を表現する」までに至っていないと思うんですよね。

      一方、真央ちゃんは、多少大らかに自由にやれていた時代だからこそ、「個性を表現する」というのが第一にあったような気がします。もちろんその個性に3Aは含まれます。

      羽生君はというと、曲やプログラムによって、どんなキャラでも演じられる万能型ですね。「羽生結弦という色」を押し出すのではなく、徹底的に曲を聴き込んで、プログラムのコンセプトを掘り下げて、それを自分自身に落とし込んでいく。その過程で「新しい羽生結弦」を創造する。私がいま思いついたのは、そんなイメージです。

      • Fakefur より:

        確かに今の10代選手はエレメンツの可視化に手一杯で、個性の追求には至ってませんね。(バタバタ感のあるエテリ組然り・・・)この点、シェイの難解な振付を自分のモノにしている新葉ちゃんは鼻一歩抜き出ていませんか。梨花ちゃんは表現面ではまだ無色透明で、なんでも滑りこなせる羽生さん型ですかね。

        おっしゃる通り、真央ちゃんは自分の堅固な意志で滑っていて、佐藤コーチはあくまで本人の意向に寄り添う型でしたね。今の日本女子たちは年齢が若いこともあって、コーチの方針に従順で、自分の意志と個性が出ているのはまだ先なのでしょうね。

        • Jun より:

          Fakefurさま

          おっしゃる通り、新葉ちゃんの表現の引き出しは同世代と比べて抜けていると思います。昨シーズンの「スカイフォール」は会心の一撃でしたが、個人的には、その前のシーズンの「ラ・カリファ」も気に入っています。

          そう考えると、シェイの選ぶ曲は、今季のEnergiaも含めれば3曲ぜんぶバラバラで、なんと高いハードルを彼女に課すのか!と思います。