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ザギトワ。75.00の1位。冒頭の3Lz-3Loは、この映像だと角度的には分かりにくいですが、セカンドループにUR判定がついています。身長が伸びた影響は確実にあって、今季このジャンプは明らかにギリギリですからね。2Aもこんなに低かったかな?と。3Fも着氷で乱れて、いやぁ、PCS(36.40)で救済されましたね。参考までに、ノーミスで「77.93」を出したファイナルのPCSは「35.83」でした。このコンディションの悪さで、かりにフリーでノーミスに近い演技が出来たら奇跡ですね。
最近、プロトコルの加工はサボっていたんですが、このオランダジャッジは目を引きました。ザギちゃんに「個人的に恨みがあるわけではない」というアピールなのか、2位のサモ、3位のパガニーニのPCSにも6点台を叩きつけています。なぜか、10位のフィンランドのペルトネン選手には7点台をつけており、11位のコンスタンティノワにも一部7点台をつけている。
この試合のコンスタのスコアもなかなかなもんですよ。冒頭のルッツは得点なし、3F-3TのセカンドトウはDGなのに、J5(BUL)は4項目に9点台をつけているので、この方々は本当にジャッジの資格をお持ちなのか?と疑問ですね。
サモドゥロワ。72.88の2位。昨シーズンのジュニアの頃から感じていたことなんですが、エテリ組のギチギチにテクニックを詰め込んだプロと比べて、良い意味での「ユルさ」が彼女のスケートのトレードマークだと思っています。ジャンプ以外にも見どころがあって、こちらもスケート全体を見て楽しむ余裕があるんですよね。
ただ、この日のSPについて言うと、ちょっと身体が重そうというか、スケートもいまいち伸びないし、敏捷性に欠けるなぁと。その割には良いスコアをもらえましたね。もちろん、ジャンプ自体は全てクリーンに降りているので、いい演技だったとは思いますが。
パガニーニ。65.64の3位。スイスの17歳の選手。今季GPシリーズでは、ロステレで4位、フランス大会で10位。オータム・クラシックにも来ていて、その時は8位でした。アメリカ生まれで16-17シーズンまでアメリカ代表だったのが、昨シーズンからスイス代表として出場しています。
ISUのバイオでは、169cmと長身ですが、演技に「もっさり感」は皆無で、ジャンプも高さがあってキレイに決めています。北米というよりは、完全にロシアンスタイルのスケーターに見えます。スピンがけっこう雑なので、この辺りが洗練されてくると、もっと評価が上がるんじゃないでしょうか?サモが72点で、彼女が65点というのは正直よくわかりませんが、この内容の演技を続ければ、すぐに70点を超えそうなポテンシャルを感じます。個人的に注目していきたい選手です。
これを書いている今まさに、男子SPの最終Gが始まりました。女子とは対照的に、男子は紹介したい選手がたくさんいるので、誰を削るべきか早くも悩んでいます。
では、また明日!
Jun
コメント
オランダ審判の上位への低スコアは目に付きますよね。他審判の平均から満遍なく2点は低い。いくら今回みたいな重たいザギでも、10位のペルトネンと同じSS(7.25)はないでしょう。この審判の意図がよく分かりません。
この人とバランスを取るために投入されたと勘ぐりたくなるのが、No.6のバベンコ(露)です。この人は真っ黒過ぎる審判で、1999年と2016年に他国(ロシア語圏)審判との共謀で資格停止処分を受けていますが、懲りずに国際大会に復帰して、今回のザギに9.75を二つも献上、盛り盛りです。
平昌でボーヤンに盛った中国審判もですが、停止処分を受けても数年経てば戻って来れるんですから、ISUの懲罰は全く意味を成していません。国際舞台でのペナルティの引き換えに自国のスケ連からボーナスを受けているのではないでしょうか。もはやロシアに限らず旧共産圏のジャッジたちは共謀していると考えたほうが良さそうです。
日本も含めて、黒いジャッジは覚えておくようにしているのですが、もう記憶に収まり切らないくらい増えてきました。
ザギもサモもJunさん評に同意です。パガニーニは特に難しいことはしていないんですが、氷上映えする得なタイプですよね。同じく長身のコンスタンチノアもそうなんですが、長い手脚に徒然感がなく、後始末が上手いのです。この手の選手はTESが揃ってくると怖いです。
コリアダ復活で男子も盛り上がってきました。明日のレビューが楽しみです!
Fakefurさま
私も、かつてはプロトコルをpaintで加工して、このジャッジのこの採点はおかしい!と怒っていたんですけど、もはや不可解な採点は「あって当たり前」と慣れてしまって、指摘すること自体が面倒くさくなってきました。
よく「ジャッジはボランティアでやっている」のだから、「敬意を払え」的な擁護論がありますが、だったら体操のようにAIの導入を進めればいいのです。この業界では、亡くなったデニス・テンを除いて、まともにこの議論がなされないのは、そこに「手放したくない利権」があるからにほかなりません。選手も「なにか言ったら報復される」ことが分かっている。
羽生君が、たしか今季のフィンランド大会のSP後に「まだ採点のばらつきがある」という発言をしてビックリしましたが、その辺りの「改革」のアイデアも彼は持っているのかもしれませんね。
今季「採点のばらつきがある」のは明らかな事実で、それを指摘することすら、勇気のいる行動だったのですね。ペナルティを受けたジャッジのスコアは、事後でも無効とし、永久追放しない限りは解決しない問題だと思います。
会場はほとんどロシア人観客(一部熱心なハビエルファン)だと思います。と言いますのも、我々西欧在住のスケオタは仏、伊、西、北欧などのEU内であれば行きますが、ベラルーシは域外(ビザ要)な上に、北朝鮮並みに国内事情がヤバく、ロシア語を解さないと命も含めてトラブル覚悟の渡航となります。
今回のユーロ会場選定はロシアの意向のはずです。小国(特に旧ソ連)はロシアからのオコボレを預かってますので、ジャッジもロシア寄りとなるので、要注意ですね。
Fakefurさま
ハビも最後だから言ったのでしょう。ジャッジ批判については、ブライアンから絶対に「言うな」と指導されているはずですから。
ただ、この方々がマシに思えるのが全米で、あのLorrie Parkerが男子フリーのJ9に入っていて、ネイサンのPCSをオール10点満点をつけています。
このParkerというジャッジは、ゆづオタではお馴染みで、平昌五輪のフリーでJ2に入って、羽生君をTESで6位、合計で5位にした、とんでもない腐敗ジャッジです。
なんでこいつがまだ活動できてんの?と、その時点でアメリカのスケ連の状況はお察しという感じです。上には上(下には下?)がいるもんです。
私も全米でLorrie Parkerの名前を見つけて、ギョッとしました。平昌のボーヤン盛りのWeiguang Chenを裁くなら、Lorrie Parkerも同罪だと中国が怒ったそうですが、珍しく、中国に同意します。
しかし、Lorrie Parker以外にも10点しかつけられない無能ジャッジが米国には多すぎです。全米はプロレスだとしても酷すぎます。自己肯定しかないこの国の病巣は深刻です。さすがトランプを大統領に選んだ国です。
Fakefurさま
むかし、昭和時代の女子プロレスには、「極悪レフェリー」の阿部四郎というおじさんがいました。「極悪同盟」のダンプ松本やブル中野専任(?)のレフェリーで、露骨な「反則見逃し」や「大甘カウント」などでサポートする腐敗レフェリーでした。もちろんそれは「キャラ設定」としてそうしているのであって、阿部レフェリーも時には、対戦相手のジャガー横田などから平手打ちや蹴りを入れられたりして、それなりに身体を張っていました(YouTubeにたくさん動画が残っています)。このParkerをはじめとした悪徳ジャッジというのは、基本ダンマリでペナルティを受けることもなくのうのうとしているわけで、そこにフィギュアスケート業界の悪質さを痛感します。
ちなみに、全米選手権のPCSについて、女子は意外な傾向があるなぁと感じたので、ぜひ今晩の記事をご覧ください。
J4の点数は詳しくない私でも異常だと思いましたがオランダでしたか?サモちゃんのプロトコルではそれに加えてJ5がまためだちましたね?
サモちゃんは今回チョット重そうだったんですね?私には音楽にのってリズムもよく、本人が楽しそうに滑っていたのが印象的でした。ミーシンコーチもご満悦でしたね。ザギちゃんは4回転も練習しているのでジャンプに安定感がみられないということはないのかとも感じますがわかりません。それより今季はキスクラでスコアが出るまでの間、表情が不安そうにみえて仕方ないのですけど気のせいですかね?
会場ですが盛り上がっていてすごいですね、最上階のスタンドは売らないのか?誰もいないようにみえました、日本ではありえないですね。
NHKカルチャーの件またですみません。長谷川さんは一度希望者が少なかったのか?中止になったことがあったような。伊藤さんはセブンルールの評判がいいですね?スケートフアンでもない友人が絶賛でした。特に女性なら関心はあるでしょう。長久保、(神)にしてもどこかで講座の希望を取られてるのでしょうか?田口カメラマンの話しも浮上してます。29日の番組ですが私はデイレクターの阿部さんのコラムを読んで観ることにしました。NHKの番組には不信感しかないので見ないつもりだったんですけど(笑)阿部さんのTwitterにプルさんやハビとの写真もアップされてたのでちゃんと仕上げたものになっているのではと期待してます。
senninさま
お客さんはけっこう入ってましたね。カナダナショナルのあの酷さを思えば、フィギュアスケートは、北米というよりヨーロッパのスポーツなのかなと感じました。最上層の区画にお客さんを入れなかったのは安全面の問題でしょうかね。
NHKも一枚岩じゃないですからね。例の宇野選手が肉を食っている場面をねじ込んだ番組は最悪でしたが、仙台パレードの生中継をしてくれたのもNHKでしたし、私も阿部氏のツイは見ているので、29日は期待したいと思います。
今回、3人のなかで一番惹かれたのはパガニーニです。数年前のGGを思わせる美人だなと思っていたら、アメリカ育ちなんですね。
衣装、初見で変わってると思ったんですが、
遠目で見ると赤と黒のコントラストが鮮やかです。コーチも何気に色を揃えていて素敵ですね。
ザギトワは、まだ伸び続けているという情報も…。だとしたらジャンプのコントロールも
難しいでしょう。来季から落ち着くのではないでしょうか。
男子で噴出しているジャッジ問題…ミンスクがロシアに近いこともあるのでしょうか。そもそもオランダやブルガリア?に大会に出場するような選手がいないのに、ジャッジが誕生すること自体、素人目には不思議でなりませんが、平等主義からかも知れませんね。
ととちゃん さま
パガニーニよかったですよね。いま全米選手権も始まっていますが、女子は面白い選手が続々と出てきていて、ある意味でロシアよりも魅力的です。
フィギュアスケートのジャッジは、「育成の実績のある大国だけでいいよ」という意見と、「政治闘争になるから小国からも選ぶべき」という意見もあります。しかし、大国だから自国ageかつライバル国sageの採点をするかと思いきや、一見すると無関係の第三国のジャッジが不可解なスコアを出しているケースもよく見かけます。
今季でいえば、ジョージア(旧グルジア)のSalome CHIGOGIDZEというジャッジはよく覚えていて、特にスケアメの男子シングルでのネイサンageがエグかったです。ただ、ロステレの男子シングルのジャッジにも彼女は入っていて、羽生君に良いスコアを出してくれたので良しとしましょう。
ちなみに、SkatingScores.comというサイトの、右上のサーチボックスにジャッジの名前を入れると、どの試合にジャッジとして入っていたかすぐに分かるのでオススメです。
ホント、Parkerはじめとする悪徳ジャッジには、ジャガーさんの鉄拳かアジャの一斗缶制裁をお願いしたいです。中国と場外乱闘していただいて、一発退場でもいいですけど。
このトピ、伸ばしてすみません。
(ちなみにドイツ人はジャーマンスープレックスを知りません。)
Fakefurさま
悪行をギャグとして演じていた阿部レフェリーとは違って、悪事を正当化する人間ほどタチの悪い連中はいないですよ。
ジャッジ、記者、テレビ・マネジメント関係者、某団体の会長等々、嫌な人たちの集まりで幻滅するんですが、「アナザーストーリーズ」に出演した御三方を見て救われました。
本物のアスリートの演技を見て、彼らの発言だけを聞けばいいのだと。本物を見極める目って大事だなと思います。