絵本『GIFT』スペシャルインタビュー動画(第二弾)

絵本『GIFT』スペシャルインタビュー動画(第二弾)

気分は、グッズの情報解禁のあった「RE_PRAY」一色なんですけど、実は、絵本『GIFT』の発売日も徐々に近づいているわけですよ(12月20日発売予定)。

改めて公式情報を確認したら、絵本『GIFT』の発売延期が発表されたのが「8月9日」でした。で、その後、「RE_PRAY」の開催決定が発表されたのが「9月1日」だったんですね。

「GIFT」というショーは、「羽生結弦の半生とこれからを氷上で表現する物語”GIFT”」というのが、コンセプトに関する公式見解で、しかし、その実際の内容は決して全編ハッピーというわけではありませんでした。羽生結弦というスケーターが成長する上での様々な葛藤を、特に彼自身の心情をこれでもかと赤裸々に言語化・映像化し、時には「混乱状態」だったことも包み隠さず表現していました。だから、「以前」も書きましたけど、絵本によって「二人の主人公」を対比させることで、「GIFT」のメッセージはより分かりやすくなるだろうなと思います。

今回の動画の中で、「自分の物語なんだけど、みなさんの物語であってほしい」という発言がありましたね。GIFTの物語を、私自身が個人レベルの物語として「解釈」した限りでは、「楽しかったり、興味があってやりはじめたことが、いつも楽しいかと言うと、そうじゃない」ということ。それが単なる「個人の趣味」であれば、すぐにでも放り出して、他の趣味を新たに始めればいいんですが、もしそれが「仕事」であれば、そうはいかない。でも、嫌なことがあっても、それを乗り越えて成長を実感できれば、続ける価値があるんじゃないか?と。

そして、「葛藤」にもいろんな性質のものがあるのは、光一君との対談を聞いていて私も感じた所でした。「もっとこうしたいのに!」という理想と、実際にそれを実現する上での現実的な問題。そこを、ときには「人に任せてみよう」という発想で打開してきたと、光一君は語っていました。ただ、羽生さんもすでに「notte stellata」では、デイヴィッドに「任せて」いる部分もありましたし、プロ転向1年目で、しかもまったくコンセプトの違うショーを3つ主宰しながら、よくやったと思います。

話がやや脱線しましたが、そういえば、「GIFT」と「RE_PRAY」の関連性について、特にまだ語られてはいませんよね。まぁ、羽生さんとMIKIKOさんが組んでいるのだから間違いなく何かが通底しているはずなんですが、その辺り、「RE_PRAY」のオフィシャルプログラムで語られていると、がぜん絵本「GIFT」が待ち遠しくなるんですけどね。

いずれにせよ、さいたま公演から佐賀公演まで2ヶ月以上空いてしまうので、このような楽しみがあるのは喜ばしい限りです。

では、また明日!

Jun


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