『羽生結弦 SEASON PHOTOBOOK 2023-2024』感想

『羽生結弦 SEASON PHOTOBOOK 2023-2024』感想

2024年9月12日発売。定価「3,960円」。ボリュームは昨年の「羽生結弦 SEASON PHOTOBOOK 2022-2023」と同じ全128頁。しかし、お値段が440円値上がりしました。この値上がり分をどう評価すべきか?

まず、昨年との明確な違いは「完全な写真集」になっている点。昨年は「巻末のセットリスト」だった2ページが、今年は「見開き2ページの写真」に切り替わっていますね。つまり今年は、セットリストとクレジットが1ページに圧縮されており、そのページの上半分も田中宣明カメラマンと羽生さんの2ショットですから、「ひたすら羽生さんの写真をめくり続ける一冊」という構成になっています。

収録写真は、「RE_PRAY」「Notte Stellata 2024」「FaOI 2024」の3つのショーのみ。昨年の写真集について私は「別格の美しさ」と評しましたが、今年は特に「RE_PRAY」のショットが、昨年をさらに上回る神々しさを放っています。会場内の照明・演出がさらに凝った作りになっていることが、まさに田中さんの写真にも相乗効果的に働いていますね。

本書の比較対象としては、受注生産だった「“RE_PRAY” TOUR OFFICIAL PHOTOBOOK」になってきますが、「オフィシャルフォトブック」の方は「ゲームインスパイアなショー」であることも考慮されて、「スクリーン画面を写した一枚」や「プロジェクションマッピングを俯瞰した一枚」もある一方で、本書は「羽生結弦さんにフォーカスした写真集」という点にほぼ特化していると言えるでしょう。あとは、クレジット上の判別はできませんが、「オフィシャル」の方のカメラマンは田中さんと能登直さんのお二人の名前が並んでいるため、田中さん単独撮影のフォトブックではありません。

「オフィシャル」を買い逃した方には、本書は当然ながらマストな一冊だと思います。一方、「オフィシャル」を所有している方には、上記のような「違い」があることと、ノッテやFaOIのショットも収録されているので利便性も高い。あとは、長年羽生さんと強固な信頼関係を結んできた田中カメラマンへの敬意を表して、もはや毎年の恒例行事として、ファンであれば買いそろえて本棚に並べたい、というのが人情というものです。

収録写真のクオリティは当たり前のようにハイレベルですので、そこはご安心を。まぁ、かつて「必要ないページ」のあるフィギュア雑誌でも頑張って買っていたことを思えば、無駄な出費をとことんカットできている現在というのは贅沢な話だよなぁ・・・と隔世の感すらありますね。

そういえば、「FaOIフォトブック」って今年も出るんですかね?昨年は「10月12日発売」だったので、今年出るにしても来月以降になりますが、今年はAツアーだけの出演でしたし、どうなるんですかね?

では、また明日!

Jun


にほんブログ村

スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル(大)