ロステレ杯(男子フリー)感想

ロステレ杯(男子フリー)感想

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サマリン。フリーは171.64の1位。合計264.45で優勝。4Lz-3Tに加点が5.42がついていますが、ルッツのエッジやら回転やらという話以前に、空中であんなに軸のブレたジャンプは、単純に美しくないです。その場のノリでGOE+5を大盤振る舞いするのはやめていただきたいです。しかし、見せ場はここまで。ツナギがスカスカでただ滑っているだけなのに、3Aは下手だし、普通のトリプルすらまともに跳べないのだから、この選手やっぱりダメですね(苦笑)。

現在のロシアのシニア男子は完全に「谷間の世代」で、来月のJGPファイナルに残っている世代の方がはるかに技術・表現ともに上回っていると思います。モザリョフ、グメンニク、サムソノフ、そしてダニエリャンが上がってきたら絶対勝てないですよ。

アリエフ。フリーは169.24の2位。合計259.88で2位。まず、このテレ朝の実況ひどいですね。冒頭が3Lzなのに、次に予定されている4Tに入る前に「2種類目の4回転です!」って、横にいる織田ちゃん「はっ?」って思ってるかと。しかも、このジャンプは3Tというオチつき。まるで、日本テレビの箱根駅伝のような、原稿読みはやめてください。その後に、4Tを2本降りたことで、2位に滑り込んだ感はあります。

この選手、先シーズンだったか、フリーでジャンプを丸々抜かしたことがあったんですが、このフリーも単発の3Lzとか3Tを跳んでいるから、後ろの3連コンボのルッツが無効になってるし、クレバーさが無いなぁと。平昌五輪の謎の覚醒がもはや遠い昔のようです。

イグナトフ。フリーは165.33の3位。合計252.87で3位。順位だけを知った上で、彼の演技を見ていると、4S、4T、そして3Aとキレイに降りて、「え?なんでこれで優勝できてないの?」という感じだったんですが、3連コンボの3本目がシングルになり、スピンも一つレベル1があって、この2つが効きましたか。PCSは、上の2人より6点低いので、まぁ、しょうがないですね。内容的には、ロシア勢の中では一番良かったと思います。

宇野選手。フリーは164.95の4位。合計252.24で4位。YouTubeはジオブロックで全滅なので「ニコ動」でどうぞ。この両足着氷の4SにURがついていないことに、もういちいち腹も立たないですが、4Tや、3S-3Tのセカンドも手グルンで、足りてないと思うんですけど。まぁ、フランス杯のようにコケまくらないだけマシということですか。「驚きのリカバリー」と持ち上げられているラストの急造4Tも、転倒&URにより、結局2.05点しか取れていないので、寂しい限りです。

友野君のフリー映像は上がっていないので、アップされ次第、レビューを追記予定です。

では、また明日!

Jun

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コメント

  1. みつばち より:

    こんにちは 更新ありがとうございます

    たしかにロシア男子は谷間の世代なんですね。退屈してしまったし、えええ、という点数。
    プレロテだろうがグリ降りだろうが自信満々で飛びまくる極細少女たちのほうが迫力ありました。(それがいいかどうかは別です)

    アリエフ君、仮面舞踏会のころは行けそう!と思ってたのに体調でも悪いのかしら。
    イグナトフ君はジュニアチャンピオンだそうですがスタミナ不足では?

    ロシアはおそらく競技人口も多く、養成システムも完備されてるはずなのに、優れた選手はなかなかみつからないものなのですね。

    • Jun より:

      みつばちさま

      現状、男子に関しては、クワド4本とか5本という構成は「アジア系のみ」という状況になっています。サマリンやアリエフがその構成でまともに戦えるとは到底思えないですが、ロシアのジュニア世代は十分に可能性があると思います。もちろんシニアに上がってからじゃないと分からないですけどね。

      この後、女子フリーのレビューを上げますが、最初にトゥルソワを見て、最後に宮原さんの演技を見ました。スコアや構成だけを盲信してですぐに「マウント」を取りたがる人がいますが、私は、知子ちゃんのフリーはロステレでもやっぱり素晴らしかったと思っています。

  2. ととちゃん より:

    確かにロシア陣のなかではイグナトフが一番よかったかも知れません。ただ、後半はとても重く見えました。N杯は連戦になり、体力の面で心配ですね。他2人は 見ていて退屈になりました。仰る通り、4LzのコンボにあのGOEはないでしょう。羽生選手も見ていたと思いますが、どう捉えたでしょうか。

    宇野選手、最後の「リカバリー」、あれで満足だったのか笑顔のフィニッシュでしたね。
    連盟の方達も大喜びの様子。インタビューも
    地上波で見たのですが、特に反省もなく、テンションの高さに 途中から こちらがいたたまれなくなってしまいました。大丈夫かと心配になる程でしたが、しばらくスイスで合宿するようなので、静かな環境で立て直せたらいいですね。

    • Jun より:

      ととちゃん さま

      宇野選手について、おそらく2つの見方があって、「フランス杯よりも良くなってるよ!全日本ではもっと良くなるよ!」という大多数と、「五輪銀メダリストとして恥ずかしくないのか!もっとやれるだろ!」というごく少数のマジメな方々かなと。私は、少し前までは後者の感情を持っていましたが、いまは好きなスケーターが他にたくさんいるので、正直どーでもいいかなと。

      なんだか、フィギュアスケート業界だけが異常なように見えますが、ハンカチ王子とか、かつての亀田三兄弟とか、ゴリ推し女優やアイドルとか、あーいうのと一緒と思えば、まぁ、あるのかなと。で、実はこの方々は、ほぼ例外なく「自分に甘い!」ということが言えます。面白いですね。「ナントカの法則」みたいのがあるのかもしれません。