読書雑談など

読書雑談など

先日ブックオフで「iPhone」が固まった話をしましたが、その時に買ったのが「こちらの本」。昭和の不良漫画の「ビー・バップ・ハイスクール」の作者が小説家に転身して、すでに作家業も今年で21年目なんだそうです。ビーバップ自体はたぶん私よりもやや上の世代が熱中した作品で、私がど真ん中で読んでたヤンキー漫画といえば「ろくでなしBLUES」でしたね。

元ヤクザの探偵・矢能シリーズの1作目ということで本書から入手しました。「なかなか読みやすいなー!」とページをめくりつつ、でも、こんなに「弱い探偵」で大丈夫なの?という感じでしたが、ラストに向けての怒涛の疾走感はまさにハードボイルドでしたね。決して格調高い文体じゃないんだけど、巻末の解説で指摘されているように、「人物や情景の描写が簡潔かつ正確」で、「読点(、)をできるだけ省き、一息で読めるサイズ感にまとめた文章を矢継ぎ早に放つ」「スピード感に満ちた文体」というのは賛同しますね。こんな風に文章を書けたらかっこいいなと感じつつ、このシリーズは全部読むぞ!と心に決めました。参考までに、アマゾンのレビューには壮大なネタバレが何のことわりもなく散見されますので、興味のある方はスルー推奨です。

ところで、最近老眼がかなり来てまして、スマホの画面を見るにもいちいちメガネを外さなきゃいけなくなってるんですが、ベッドで本書を読んでいたら、文庫本ってこんなに字がデカいんだっけ?と、軽く感銘を受けました。もちろん、LINEやSafariの文字サイズを大きくはできますけど、それも何だかなぁ・・・という感じなので。

では、また明日!

Jun


にほんブログ村

スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル(大)