「チーム・ブライアン」公式インタ(さいたまワールド後)

「チーム・ブライアン」公式インタ(さいたまワールド後)

「なるほどー!」と印象的だった部分は、以下の3点です。

(1)4回転ループ成功の要因は「ロステレ前の練習の蓄積」。→リハビリ後に急造でループの練習をはじめた、という先入観があったんですよね。復帰戦でいきなりは無理でしょ?と。しかし、3月中旬の時点で練習で着氷していたとのこと。まぁ、そうじゃなきゃ、ブライアンが跳ばせないですよね。さすがです。

(2)ネイサンのSSの向上。→我々素人は、ネイサンのジャンプのことばかり言ってますけど、ネイサンのPCSの押し上げは「スケーティング技術の向上」というのが、ブライアンの見立てのようです。興味深い。ただ、ここでの話でワクワクするのは、「自分たちが何を伸ばしていくべきか、何をすればあと数ポイント取れるか」こういう話を、おそらくフリー後の反省会で行っていたということですね。この他にも選曲や構成も含めて、どんなアイデアで勝ちにいくことを考えているのか、楽しみですね。

(3)氷と採点のことは言わない。→SPの4Sのミスは、まぁ、羽生君自身が会場内の温度について言及していたので、それが原因なのは暗黙の事実ではあるんでしょうが、それをネチネチ言わない。そして採点面でも「なぜネイサンのPCSがこんなに高いのか?」ということも言わない。ネイサンの取り組みを評価した上で、「でも、勝てるための戦略を練って、ユヅの王座奪還は可能だよ」と言う。ネイサン陣営からすると、この発言は不気味ですよね。これ以上、何をするのだろう?と疑問に思うわけです。

さすがブライアン。ただ「良い人」を演じているんじゃなくて、手の内を見せずに、宣戦布告をしっかりしている。まずは、羽生君にはしっかり休んでもらって、この頼れる戦略家とともに、そしてトレーシーやブリちゃんも含めた「チーム・ブライアン」とともに、来季大暴れしてほしいですね。

では、また明日!

Jun

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コメント

  1. おの より:

    問題は羽生くんの足ですよね
    どうしたら怪我しないようにして飛べるのか
    スピンもステップもジャンプも羽生くんの方が上手と思ってますが、ミス次第ですね
    ネイサン選手も悪くは無いのですが、あっさりしていて、私には物足りなく感じてしまいます
    そこまで高い点数の演技だったのでしょうか!
    フィギュアスケートの未来がどうなのか
    どんな方向にしたいのか、AI導入しても採点競技だと揉めますね
    誰もが納得するようなジャッジをして欲しいです

  2. ととちゃん より:

    羽生選手は届かないと発言していましたが、世選の構成でもパーフェクトならギリギリ勝てるのではないでしょうか。でも、足の状態を抜きにしても、パーフェクトがいつも出来る訳ではないのは明らかです。ミスしても勝つためにもう一種となれば、4Lzを戻すことになるのでは、と個人的に予測しています。

    ただ、最初の怪我の要因ですから、本当に慎重に取り組む必要がありますよね。多分もう、方向性は定まってると思うので、来季の動向を信じて待つのみです。

    こうして、「チームブライアン」のインタビューが続いているということは、いずれ続編も出るのでしょうか。そのとき、ボストンのように 埼玉の裏話を知らされるかも知れませんね。

  3. Fakefur より:

    間違いなく思うところはあるでしょうが、会場の温度のことも、ネイサンの高すぎGOEとPCSのことも、表立っては言わないチームクリケット。過去のトランジション軽視発言や今回のウンス・マライア対応で、言葉や表情に攻撃性がつい出ちゃうラファに比べると、ブライアンは、ジャッジやマスコミに対して決してマイナスに働く発言はしないですね。人格の重みを感じます。

    私たち素人は、好き勝手に文句が言えますけど、どうか誠実にスケートに取り組んでいる羽生選手が、ジャッジの理不尽に対する不満を吐ける場所がありますように。ご家族や、ブライアンやジスランがその思いを聞いてくれていますように。