マガジンの山口さんの書籍を近所の書店で入手できなくて、うーん、Memorialやマガジンのスケカナ号のレビューをこのタイミングでやるのもなぁ・・・と、今日もN杯関係でつなげます。明日、新宿で買えることを祈っています。
とにかく時間が無くて、「静香の部屋」も羽生さんの分だけようやく見れました。
大学のレポートや課題をこなす過程で「学んだことをスケートに生かしている」という話は、すでに日テレのドキュメント番組などでもよく知られています。ただ、羽生さんはべつに「学問」が好きなのではなく、例えば他の競技のオリンピアンとのイベントで、体操の内村選手やスノボの平野選手に質問していたこともありましたが、「自分のスケートを進化させるために、世界の誰よりも貪欲で、取り入れられるアイデアは、どこからでも、何でも取り入れる」ということなんだと思います。
実は、このコーナーの何に一番驚いたかというと、「荒川さんがまるで実の母親や親戚かのように、羽生さんの体調を心配していること」でした。「健康で、怪我のないように」ということを2回言ってたと思います。まぁ、彼女に対してはいろいろと言いたいこともありますが、仙台の大先輩であり、「フィギュアスケートでオリンピック金メダル」という道筋を作った人でもある。日本フィギュアスケートの建て直しのために、頑張ってもらいたいですね。
ちなみに、羽生さんが「優勝したら買えよ」と言っていたのは、コレのことだと思います。11/15にスイッチから発売されました。ポケモンというと、ポケモンGOのような、「羽生さん、スマホ持って外を歩くの?」と思われそうですが、この新作は育成型のRPGという感じで、室内でもプレイできます。
まだ読んでいない方は、ぜひご一読を!さすが我らの稔先生。羽生さんと紀平さんが進むべき道を、ポイントを外さずに、しっかり示しています。特に、紀平さんは、焦って4Sの練習に励むよりも、3Lzが戻れば、「エテリ3」と互角以上に戦えると私も思います。
羽生さんのフリーについて言えば、4Loが計算できると、「4クワド」を維持しつつ「3Aも2本跳べる」ことが大きいんですよね。
そこで、今後は、3Lzのところを4Lzにするのはいつなのか?という問題が出てきます。おそらく、ファイナルは「ネイサンに勝つこと」を優先させて、スケカナ・N杯の構成を維持。一方、全日本は、多少ミスが出ても勝つことはできるので、コンディションが良ければ全日本で4Lz復活があるんじゃないか?と見ています。
例年、ファイナルの時期はネイサンの調子もそこまで上がってこないので、練習で4Lzを見せる必要もないんじゃないかと。いずれにしても、「怪我をしない」ということが最重要で、そこは羽生さんもチームもしっかり共有しているはず。どんなプランを考えているのか、楽しみですね!
では、また明日!
Jun
コメント
佐野さんのコラムのご紹介、ありがとうございます。未読だったので興味深く読みました。最近では、スケート界で一番正鵠を射たコメントをされている方ではないでしょうか。年齢、立ち位置を考えると、発言しやすい立場なのかも知れませんね。
私も移動だけで大変なので、GPFでは構成は変えないだろうなと思っています。全日本で4Lz、考えていませんでしたが、あるかも知れませんね。楽しみです。
例のNW9、junさんのツィートに思わず笑いました。確かに。
ただ、総合得点では物凄く盛り上がっていたし、フリーの得点発表後のほんの僅かな時間を取り上げているんですよね。参考までに表情を映されてしまった皆さんは 気の毒でした。
ととちゃん さま
これから、織田君の仕事が減ってくるだろうことを考えると、稔先生がもっとも頼りになる存在ですね。
採点結果に「ため息」が出るのは、実は羽生さんに限らずよくあります。私が現地で体験したケースだと、2年前の武蔵野の森の全日本の女子フリーです。
坂本さんがSPを首位で折り返して、最終滑走でアメリを見事に滑りきって、客席にいた誰もが彼女の優勝を確信していたのですが、スコアは139.92でフリーでは4位。総合2位だったので平昌五輪の代表の座を射止めましたけど、あのスコアが出た時は、ため息ではなく、「えええぇぇ・・・」という不審に満ちた声と、そしてキスクラで花織ちゃん自身も落胆の声を上げていました。
北京五輪直前の全日本は、またあんな感じで痺れるのかな・・・とドキドキです。