「フィギュアスケートマガジン 2023-2024 シーズンハイライト」(3)

「フィギュアスケートマガジン 2023-2024 シーズンハイライト」(3)

マガジン」のレビューも今回でラストです。最後に本号で印象的だった点について追記しておきます。

・山口真一さんは以前のような取材活動が難しいこともありますが、毛受亮介カメラマンの貢献がますます大きく感じられたのが本号でした。競技者時代と違って、アイスショーがすべて国内開催だったこともあり、写真自体も毛受さんが撮影したものが大半で、RE_PRAY埼玉を除いて、RE_PRAY横浜、Notte Stellata 2024、FaOI2024幕張、そして5月の独占インタと2枚のピンナップは全て毛受さんの手によるものです。写真のキャプションは山口さんがつけていると思いますが、ぜひ写真にも注目していただけると良いかなと思います。

・毛受さんが筆を執った「PHOTO STORY 羽生結弦 SKATE & JOURNEY」が各イベントごとに配置されていますが、今回もこれが実によいアクセントになっています。山口さんの「ゆづ評」が、彼の感情と思い入れがこれでもかと溢れ出ている一方で、毛受さんは「カメラマン視点」でそこまで前のめりじゃないところがいいんですよね。カメラマンは「写真に語らせたい」という思いがあるのか、やや抑制的でどこか一歩引いた所がいいんですよ。だからいいコンビなんです。

・とはいえ、「Notte Stellata 2024」について、彼は「ノッテステラータがこの日(初日)はよかった」と語っていたのが印象的でした。座談会で「Danny Boy」を皆で激賞していたこととバランスを取ったわけじゃなく素直な印象だと思うのですが、そこまで言うなら、「ノッテを改めて見てみよう!」という気にさせられます。

そう言えば、大地真央さんとの「カルミナ・ブラーナ」について、記述がほぼゼロだったのはなぜでしょう?座談会で話が出なかったのはともかく、独占インタでも話題に上らなかったのは、羽生さんサイドから「その質問は無しで」という事前のお達しがあったのでしょうか?なぜ?何か理由があるんですかね・・・。そこは疑問に感じる所でした。

では、また明日!

Jun


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