2019年12月9日発売。1,000円+税。全日本までに雑誌のレビューをある程度進めておこうと思います。現時点で数冊溜まっているだけでなく、これから続々と新刊も発売されますからね。
さて、通信のN杯特集ですが、内容的にはいつもの通信なので、「N杯の記録用」として持っておいて間違いないと思います。画質の粗さもなく、全体的にキレイな写真が多いです。
めくってみての感想は、「もはや遠い昔のよう・・・」という不思議な感覚に襲われました。そもそも、N杯が終わった時点で、今回のファイナルで次から次へと起こったことの大半が「想定外」のことばかりだったからです。
コーチ不在。SPでのコンボ抜け。そこからの、4Lz投入。公式練習での4A。ネイサンの調子の良さ。そして、あの採点・・・。
オータム→スケカナ→N杯と、個々の試合(特にオータムの採点)で諸々あったとはいえ、比較的穏やかな時間を過ごせていました。しかし、あのファイナルは一度にいろんなことが起こりました。通信やマガジンをはじめ、ファイナルでもう一冊新刊を予定している雑誌もありますが、どんな内容になるのか・・・。
笑って振り返られるか、ページをめくる手が遅々として進まないか・・・それは、全日本の羽生さん次第という所はあると思います。とにかく、怪我なく2本滑りきってほしいと願っています。
話替わって、イタリアメディアの論評が実に真っ当で、日本の専門家はなぜネイサンのプロが「省エネプロ」だと指摘しないのか、改めて思います。なんとかの一つ覚えのように、地上波では、例のクワドの表を出して、種類と本数の話ばかり。平昌五輪前からまったく成長がないです。
最近、試合の放送内でカウンターが表示されることで、GOEも併記されるようにはなりましたが、じゃ、ネイサンと羽生さんの4Lzの加点の差は何か?もし生放送の情報番組で、演者にこういう質問されたら、OB・OGは答えられますか?おそらくダンマリでしょう。
まぁ、これから、マッシさんや分析ブログ等、信頼できる論評が上がってくると思いますので、また色々と議論しましょう。
では、また明日!
Jun
コメント
通信は安定していますね。遠い昔…分かります。
実は、GPF前日に届いたアイスジュエルズを開けられていません。
Before GPF、After GPFと時代を分けたくなるほど、状況が変わっていて、BGの羽生選手の言葉を今遡って見る余裕がないのです。
ギリギリ、マガジンを読了出来ていて良かったです。
イタリアのような切り口で今回の試合を論じること、専門家なら容易いと思うんですが、
一切見ないですね。何か約束事があるように
見えるほど。他方ネイサンのWR更新を大々的に賞賛している風潮もないですよね。ガーラの動画でネイサンを素通りして羽生選手に挨拶する人々を見るにつけ、今回の得点、結果としてネイサンを追い詰めることになるのでは、と思っています。
ととちゃん さま
世界記録について、驚くほどニュースになっていませんね。
それはスケーターたちも分かっていて、EXではあのエテリの娘たちも、羽生さんと写真と撮ったり、プーをもらったりすごい人気。グレイヘンガウスと熱心に話しているシーンも多く見かけました。もし「ネイサンの時代到来」なら、羽生さんには見向きもしないはずですけどね。
羽生さんに対する評価については、海外の人の方が真っ当で、いちばん信用ならないのが日本のフィギュアスケート専門家というのも呆れるばかりです。