続・能登さんの「note」(5.8.2020)

続・能登さんの「note」(5.8.2020)

イタリア合宿の撮影から帰国後、書店に並ぶフィギュアの本を見てみた。載ってる写真を見た印象は「どの写真もカタログみたいに全身全部入ってるんだな」。

これが基本の撮り方なのかと思いつつ、同じ撮り方をしてもフィギュアの仕事を新規で受けるのは無理だろうと考えた。全身を手足切れないようには撮りつつ、もっとそのスケーターの表現や人間味みたいなものを切り取るように撮ってみたいと考えた。

日頃、私たちは、フィギュアスケートの書籍・雑誌を購入して、羽生さんの写真についてあーだこーだ言うわけですけど、2007年当時、すでにプロカメラマンとして仕事をされていた能登さんが、フィギュアスケートの写真をどう見ていたのか、当時の率直な印象を知ることができて、とっても貴重です。

逆に考えると、「カタログみたいな写真」からの脱却を能登さんが目指していたことから、それが彼の写真の特長と言えるのかもしれません。実際に雑誌に掲載されたのですから、能登さんご自身がスポーツとは無縁のジャンルを活動の中心にしていたからこそ、やはり「他のカメラマンのアプローチとは違う」と評価されたのだと思います。

この年の秋、全日本ジュニアとNHK杯というフィギュアスケートの大会が仙台市で開催された。もし全日本ジュニアが他の都市での開催だったら、交通費も出ないという状況では、当時の僕は撮影に行っていたか微妙だ。おそらくこの当時ジュニアの大会があることまでは気が回ってなかったと思う。

この2つの競技会が仙台開催だったことは僕にとって幸運だった。

無事取材申請が通り、初めての競技会の撮影を地元の仙台で経験できた。競技会独特の緊張感を自分も感じながら、仙台のローカルニュースで見たことのある少年を初めて撮影した。

以前ご紹介しましたが、田中宣明さんが羽生さんを初めて撮ったのは「05年全日本ノービス」でした。遅かれ早かれ、能登さんが羽生さんの存在に気づくのは時間の問題だったと思いますが、そりゃやっぱり、自分が小さい頃からカメラを向けてくれたカメラマンだからこそ、羽生さんも心を許せる、というのは間違いなくあると思います。この二人のカメラマンのアドバンテージはまさにここにありますね。

試合やショーでの羽生さんをかっこよく撮ることで言えば、報知の矢口さんや、スポニチの小海途さんも存分に力を発揮されていますが、「後続のカメラマン」が超えられない部分は、確実にあると思いますね。そう考えると、試合以外の写真で「違い」が生まれてくるのかな?と、そう感じています。

能登さんとフィギュアスケートとの関わりは、まだまだこれからで、羽生さんもどんどん登場してくれることでしょう。続きが本当に楽しみです!

では、また明日!

Jun

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