「オンライン羽生結弦展」の方はご覧になったでしょうか?
たしかに、2年前の百貨店での展示と比べると、写真のサイズが違いますし、現地だと周りのお客さんの熱狂も感じながら会場を回るので、いずれは展示会を実現してほしいな・・・という気持ちはあります。
ただ、オンラインならではのコンテンツも準備してくださっていて、その目玉企画が、金曜日にアップされた読売新聞写真部の若杉和希記者の「写真解説講座」です。
矢口神の後輩なわけですね。「講座」の中では、読売新聞の紙面では「スピンの写真が採用されやすい」点について、解説されています。特に「男子で使いがち」ということで、「力強い。躍動感。コンパクト」という三要素を挙げられていました。ただ、若杉カメラマンは、「羽生選手はスピンが上手なので」とおっしゃっていたので、すべての男子選手のスピンのショットが紙面を飾るに値するかどうかについては、「???」という所かもしれません。
以前、5月の記事で、朝日新聞の遠藤啓生カメラマンの「フィギュアスケートの撮り方」という動画をご紹介した時に、「フィギュアは、カメラマンからすると、横移動・縦移動、その中でジャンプもしたりと、3Dの動きもするので、難しい被写体の一つ。だから、どれだけ撮っても満足する一枚が撮れない」という発言が印象的でした。その考え方も総合すると、「移動が少ない」という意味でも、スピンが選ばれやすいのかもしれません。
それにしても、カメラマンが「自らの言葉で羽生結弦を語る」というのは、ここ最近のトレンドになっていますよね。しかし、それは被写体が「羽生結弦」だからこそ。アイドルでも、俳優・女優でも、アスリートでも、写真集やDVDが発売されることはあるにせよ、「何人ものこの道のプロが、その魅力を雄弁に語る」というのは、羽生さん以外に知りません。それだけ別格の存在なんだなと改めて感じます。
こちらの企画「4回」に渡ってアップされるそうなので、続きが楽しみですね!
では、また明日!
Jun