第二夜のお話は「こちら」で。
テーマは「透明感」ということでした。「フィギュアスケートにおける透明感とは?」という問いを、羽生さんが投げかけてくれて、私の第一感は、衣装で言えば「Otonal」。演技で言えば、ノーミスの完璧な演技(例えば、平昌五輪のバラ1)が浮かびました。
ただ、羽生さんは、「一生懸命さ」「純粋さ」「ひたむきさ」とおっしゃっていましたね。技術よりも心に焦点を当てる所に、羽生さんの心の優しさ、清らかさを感じました。五輪連覇のアスリートの彼が「完璧な演技」と言ってしまったら、一般人には足を踏み入れることのできない領域になってしまいます。商品の宣伝としてはふさわしくない・・・という意図があったかどうかは分かりませんが。
小学生の頃の羽生少年は「台風が去った後の風景」が好きで、「透き通るような青空」「キラキラと輝く太陽を映す水たまり」に、透明感を感じるとのこと。小学生時代の私なんかは、「台風が来れば、学校が休みになる」と密かに大型台風の到来を喜んでいた不謹慎な人間だったので、やっぱり、羽生さんは子どもの頃から純粋で立派な子だったんだなぁ・・・と感心しながら聞いていました(汗)。
藤井二冠の竜王挑戦があっけなく決まりました。土曜日にアベトーに出ていたので、そのまま東京でホテル滞在だったはずですが、練りに練った研究をしっかりぶつけて、トップ棋士の永瀬さんに何もさせずに勝ち切りました。いやぁ、強すぎます。
この圧勝劇を見ると、棋聖・王位の挑戦者だった渡辺さんや豊島さんは決して弱かったわけじゃない、というのが分かります。藤井二冠が強すぎるのだ!と。
◆第1局 10月8、9日、東京都渋谷区「セルリアンタワー能楽堂」
◆第2局 10月22、23日、京都市「仁和寺」
◆第3局 10月30、31日、福島県いわき市「新つた」
◆第4局 11月12、13日、山口県宇部市「ANAクラウンプラザホテル宇部」
◆第5局 11月26、27日、岡山県倉敷市「円通寺」
◆第6局 12月4、5日、鹿児島県指宿市「指宿白水館」
◆第7局 12月17、18日、山梨県甲府市「常磐ホテル」
今期の竜王戦七番勝負の日程と対局場は、上記の通り。将棋界の最高峰のタイトルなので、豪華な会場ばかりです。豊島竜王、藤井二冠ともに、健康に気をつけて、好勝負を見せてくれることを願っています。
では、また明日!
Jun