「フィンランディア杯」ではトレーシーのみの帯同でしたが、ブライアンも元気そうで何よりです。あと2週間で、日本で会えますね!
リザルトは「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」。YouTubeの方は動画がまだ上がっていないので、以下、選手名のリンクから飛んでいただければと思います。リンクは、フィギュアスケート速報さんで上がっているものです。この場を借りて御礼申し上げます。
「ネイサン」。「106.72」で1位。「4Lz 3A /4T+3T」。4Lzは、彼にしては助走スピードをやや落として、いつも以上に高く上がることを意識したように見えました。ただこのスピードの無さは、3Aや4T+3Tを跳ぶ前にも言えて、つまり、ジャンプを3本降りるまでは徐行運転に徹して、降りた後は、曲が「ネメシス」に切り替わるので、そこから暴れてやろうということでしょうか。それでもスコアは出るのだから、陣営としてはこれで良しということなのでしょう。
「ジェイソン」。「94.00」で2位。「3F 3Aq /3Lz+3T」。ネイサンを見た後だと、もはや別の競技ですね。もちろん、ジャンプの難易度がぜんぜん違うので単純比較するつもりはないですが、やはり、彼の場合、クアドレスな構成の方が力を十二分に発揮できるようです。
「キーガン」。「93.28」で3位。「4T+3T 3A /3Lz」。自国開催のGPシリーズですから、髭も剃ってスッキリしましたね!4Tは高さがあってかなり余裕があり、セカンドトウもしっかり決めました。3Aは軸が手前側に傾いているように見えましたが、しっかり着氷。3Lzもバッチリ決まって、フィンランディア杯よりも調子は良さそうです。ベテランのこの頑張りは嬉しいですね!
「刑事君」。「78.83」で6位。「4S 2A /3F+2T」。この「シン・エヴァンゲリオン」は初めて見ます。4Sは手がついているかいないかギリギリの所ですが、ジャンプ自体は余裕がありました。3A予定の所はダブルに。身体は浮いているんですけど、刑事君はたまにこういう抜け方をしますね。「94年組」は世界的に見て当然ベテランのはずですが、ステップ以降も激しい動きがあって、しっかり動けています。
「山本君」。「78.78」で7位。「4T 2A /3F+3T」。3Aの抜けはもったいなかったですね~。他のジャンプが良かっただけに、フリーではアクセルをきっちり修正してくれることを願います。山田組に7月から移籍して、この「Yesterday」も樋口コーチの振付ですが、衣装も含めてよく似合っていると思います。この選手はやはりスケーティングが素晴らしいですよね。身体を大きくつかって、伸びやかで美しい。スケアメでの駿君のスケーティングには目を見張りましたが、山本君もスケーティングで個性を発揮できる稀有な選手だと思います。
今回取り上げた選手に限っても、コンディションは上がってきていますね。五輪が徐々に近づきつつあることを感じます。
では、また明日!
Jun