モンペリエワールド(女子SP)感想

モンペリエワールド(女子SP)感想

リザルトは「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。YouTubeのフジスケの動画で、順番に見ていきます。お写真は「若さま」撮影の一枚です。

坂本さん。80.32で1位。全体的にいつもほどのスピードは無いかな・・・?という気がしないでもないですが、北京でメダルを獲った後も、日本女子の3枠確保のために、気持ちを切らすことなく、しっかりコンディションを維持して、エースとして本当に立派ですね!

タラおばちゃんがバカみたいなコメントを発していますが、呑気に批評なんてしてる場合なの?と。フィギュアスケートに限らず、ロシアがあらゆるスポーツから締め出されるのは、1年や2年じゃ済まない可能性だってあります。たしかに、日本にもおかしなこと言ってる人はいますが、事の重大さにまるで気づいていないようですね。

ルナヘン。75.00で2位。冒頭の3Lz-3Tのセカンドトウや、単発の3Fは正直回転がかなり足りない感じです。ただ、太もものサポーターを見るに、もしかしたら故障を抱えているのかもしれません。もしそうなら、よく頑張ったと思いますね。ベストの状態の彼女だったら、スコア的には坂本さんに肉薄していた可能性もあります。フリーを滑り切れるか、ちょっと心配です。

マライア。72.55で3位。フランスのこの女性の場内アナウンスを聞くと、マルセイユGPF(2016年)の羽生さんのレックレを反射的に思い出します。

彼女の3F-3Tのセカンドトウに「q」をつけるなら、ルナヘンは?という気がしないでもないですが、そこはヨーロッパ開催ということも影響しているでしょうか。元々、回転が詰まり気味の選手なのですが、そこが修正されると日本勢も油断できない実力者。フリーで開き直ってくると、怖い選手です。

樋口さん。67.03で7位。冒頭の2Aの両足着氷ですが、いつもの3A用の助走で入っているので、3Aを跳びに行った方が良かったのでは?という印象です。というのも、もし2A予定であれば、もっと短い助走でシャープに跳べる選手なので。

単発の3Fにエラーがつきましたか・・・。アテンションではなく、エラーというのは痛い。フリーで修正して順位を少しでも上げてくれることを願っています。

河辺さん。63.68で12位。彼女は、冒頭の3Aを回避して、うまく2Aを降りました。コンビネーションジャンプのセカンドはオーバーターン気味で、ちょっと慌てましたかね?

3Aのことをよく言われますけど、実はこのSPの振付はかなり複雑で、バタバタしないように見えるのは本当に大変だなと、いつも思います。上半身を大きく使って、しかし滑らかさも失わず、よく滑りこなしていると思います。まだまだ成長できる選手です。

メタルジョギング・チャレンジは22日目。完全に平熱に戻り、腕の痛みもあまり気にならなくなったので、ジョギングを再開。気持ちよく走り切れました。

今回は、Led Zeppelinの4作目『Led Zeppelin IV』(1971年11月)です。Zeppelinの1作目を「6日目」に視聴しましたが、その間にリリースされた2枚は選出されず、4作目が選ばれました。3作目はやや実験的なアルバムなので選考外も分かるんですが、2作目も間違いなく名作なので、この結果はやや意外な感じがします。

さて、Zepの4枚目なんですが、本作を最高傑作に挙げる人も多いんですが、個人的にはまったく賛同できません。アルバム単体として見たら、1枚目の方がはるかにクオリティは上でしょう。たしかに、「Stairway to Heaven」は名曲ですが、それ以外は「Black Dog」と「Rock and Roll」がまずまずですが、他の曲があまりに弱すぎる。逆に考えると、なぜ「Stairway to Heaven」がハードロック史に燦然と輝く名曲の地位にあるかと言うと、他の曲がダメダメすぎるので、当時の音楽ファンはこの曲だけをひたすら聴き込んで愛情を注ぎ込んだのでは?という気がするんですよね。

「Stairway to Heaven」は8分もある大曲なんですが、美しいメロディと、起承転結のはっきりとした楽曲展開が素晴らしい。曲が長くなると、小難しくマニア向けな楽曲になりがちですが、この曲が広く支持されたのは、良い意味での「分かりやすさ」にあると思います。でも、そんな曲を誰もがポコジャカ作れないのは、歴史が証明していますね。

では、また明日!

Jun


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コメント

  1. みつばち より:

    こんにちは 更新ありがとうございます

    世選はテレビニュースで見る程度になってしまいました。
    これまでは羽生さんが出てない試合でも見てましたのに。

    タラソワコーチは荒川さんや浅田さんをコーチした時代のままなんですかね。
    ロシアフィギュアスケートはもはや疑惑の目でしか見られていないというのに。
    年齢的にソ連時代をご存知でしょうから、砂糖を買うために行列する心配でもなさればいいんですよ。

    そもそもROC、個人参加というのがおかしかった。亡命した選手や難民が国際大会に参加するための措置であって難民を作り出してる国の国民が利用すべきではなかった。

    日本は後方支援しかできない国ですが、いち早くロシア寄りというインドに岸田首相が飛んで「円」の力でこちらに来るよう誘ったのは正解だわ。面白い。
    批判する向きもありますが、ミサイル提供よりははるかにいいと思います。

    世界大会の「ATM」はもうおわりにしないといけないだろうとは思いますが・・・・

    いろんな意味で転換期ですね。

    • Jun より:

      みつばちさま

      フィギュア関係者に限っても、ロシアは決して一枚岩じゃなくて、現役選手は沈黙してますからね。余計なことを言う人たちは、基本的には責任の無い人たちばかりで、うんざりしますね。

      ワールドの会場が、やっぱりという感じのガラガラ具合で、だからこそフェンスの日本企業の広告が目立ちます。もちろん、羽生さんの欠場前に契約はなされていたはずですが、彼が引退した後は、あのフェンスもJGPシリーズのように無地のスカスカになるかもしれませんね。