NHK杯直前応援企画(草太)

NHK杯直前応援企画(草太)

NHK杯の予習企画ということで、今日・明日で注目の日本選手を見ておきます。

フィンランディア杯のレビューについては「こちら」をどうぞ。雑誌インタから、山本君がプログラムに関して語った部分をまとめておきます。SP「G線上のアリア」、フリー「信長協奏曲(コンチェルト)」ともに、宮本賢二さん振り付けです。

(SPは)すごくきれいな曲ですが、盛り上がるところがない曲調なので難しいとは思います。曲の変わり目の表現やメリハリを大切に、力を入れすぎずに、しっかりきれいに滑っていかなければいけないと思っています。・・・(賢二先生からは)教会音楽なので、崇高な感じを出せるようにと言われました。十字を切るポーズとか、祈りのポーズとか、曲に合わせた振り付けをしてもらえたので、それをしっかり演じていきたいです。音楽の知識は少ないですけど、壮大なイメージを表現できればと思います。・・・ショートは曲がゆったりしているので、スピンでアクセントをつけるために、意識して速く回るようにしています。

「フィギュアスケート日本代表ファンブック2018」59~60頁

難しいポーズやきれいな姿勢って難しくて。美しく見えるポーズって。フリーの方が激しくて、止まる所作だったり、そういう方がやりやすいんですよ。きれいなポーズって本当に難しくて。だからショートは振付けの時も手こずりましたし、今でも毎回練習では動画を撮って「もっとここはきれいにできるな」とか毎回曲をかけた後にやっているんですけど、なかなか難しいです。

(理想が100%として今は)40%くらいかな。もっときれいにやらないと、シニアでは戦えないなと思いました。

「フィギュアスケートLife Vol.15」25頁

ショートの方に苦手意識があるというのは、正直意外でした。昨シーズンSPの「アンセム」も雄大な曲調でしたが、あっちはヴォーカル曲なので、曲自体が観衆に訴えかけてくれる部分もありました。そう考えると「G線上のアリア」は、誰でも知っているメロディラインだからこそ、インパクトのある動きを見せないと、BGMで終わってしまう危うさがあるのかもしれません。スケーティングでかっ飛ぶわけにもいかないので、スピンの速度でアクセントをつけるというアイデアには、なるほどな・・・と感じました。ぜひ、スピンの仕上がりにも注目してみましょう。

――フリープログラムについても教えてください。

プログラムの後半に入っている曲が好きで、賢二先生に「これを使いたいです」とお願いしました。ドラマの「信長協奏曲」の感動的なシーンでよく流れる曲なんですけど、その1曲だけでは難しいので、プログラムの後半に使うことにして、前半は先生がサントラのなかから選んでくれました。

――曲の仕上がりはイメージどおりでしたか?

前半にはどの曲が使われるかわからなかったんですけど、本当にカッコよくできていたので嬉しいです。賢二先生は、織田信長のことをよく知っていましたし、場面ごとに情景を説明してくれて、「ここはこういうイメージで、この振りにするんだよ」とか、細かく教えてくださったので表現しやすいです。僕がしっかり頑張れば、カッコいいプログラムになると思います。

「フィギュアスケート日本代表ファンブック2018」60頁

――フリーはショートと違ってキリッとカッコいいですね。

・・・自分で気に入って選んだというのもありますし、そういった意味で演技していて気持ち良く滑れるなというのはあります。スタミナが最後までもつかどうかという不安がまだちょっとあるので、そこがついてきたらもっと思い切り演技できるのかなと思いました。

――コレオがかっこいいですよね。

そうですね、コレオはやっぱりハイライトにしなければいけないので。そういったことも意識しています。

「フィギュアスケートLife Vol.15」25~26頁。

ある意味で、山本君とミヤケンさんの「共同作業」ですよね。日本を拠点にしているスケーターが海外の著名な振付師にプログラムを依頼する場合、なかなかこうは行かないと思います。この「信長協奏曲」の場合、山本君の好きな曲をメインに据えつつ、ミヤケンさんはそのサントラの別の曲もチェックして使用し、さらに演技指導までしてくれるって、ここまで丁寧な仕事をするんだなぁ・・・と感心しました。こりゃ、いい演技で「恩返し」しないといけませんね!

最後に、ゆづ関連の発言で、ご存知ない方のためにご紹介しておきます。

――長野のショーでは、憧れの羽生結弦選手と一緒でしたね。

羽生選手は2日目の公演からの出演だったんですけど、「羽生くんが練習で滑っているよ」と聞いて、ダッシュで観に行きました(笑)。

――交流する時間はありましたか?

更衣室で何回か話す機会がありました。「リハビリとか大変だけど、負けずに頑張ってね」と言ってくださって、本当に嬉しくて。もし、これから何かあったとしても、その言葉は絶対に忘れないと思います。本当に力になりました。

――ケガを克服された羽生選手自身の言葉ですから、重みがありますね。

そうですね。それはしっかりと受け止めました。羽生選手はケガを乗り越えてオリンピックチャンピオンになったので、本当にカッコいいと思います。

――一緒に写真は撮れましたか?

撮れなかったです(笑)。でも、一緒にエキシビションに出られたという事実がしっかりありますし、この目で何回も演技や練習を観られたので、それだけで充分です。

「フィギュアスケート日本代表ファンブック2018」60頁

さすがゆづやわ・・・。もう、山本君を全力応援ですね。私はテレビ応援ですが、気合い入れていきたいと思います。

では、また明日!

Jun

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コメント

  1. ととちゃん より:

    草太くん、SPに苦手意識があったんですね。美しいポーズ、既に出来ているように見えますが…。現時点では大分克服できたんでしょうか。
    自分で選んだ信長と共に頑張って欲しいです。3A死守!ルッツ-トウも成功させて下さい!実はN杯エントリー選手、把握してないんですが、まとめたら表彰台に立てないでしょうか?

    そして、羽生選手は絶妙のタイミングで的確な言葉を投げかけられる人だな、と感じました。草太くんは必要なときに必要な言葉を貰えて、ツーショなどより余程嬉しかったでしょう。頑張って欲しいです!

    • Jun より:

      ととちゃん さま

      フリーの信長は曲自体が演技を引っ張ってくれる感じがあるので、やはりショートがカギを握っていると思います。もちろん今大会もクワドは無しですが、きっちりトリプルを決めて、そしてスピン・ステップもレベルを取って、質の高い演技を見せてほしいですね。

      H&Fでの羽生君とのエピソードも素晴らしい。羽生君もトロントに拠点を置いているからこそ、後輩たちを常に気にかけているんだと思います。フィンランド大会でも白岩さんに声をかけていました。我々は知っていたことですが、技術的な面のみならず、すべての行動と言動がお手本ですね。

  2. sennin より:

    草太君の演技楽しみですね!ミヤケンさんとの共同作業素晴らしい。確かに海外の大物振付け師ではそうはいかないでしょうからミヤケンさんで良かったですね。なんと言っても自分で選んだ曲ですから気持ちが入ることでしょう。両プロ共私は大好きです。

    フアンブック私も読んだんですが、草太君、なんて奥ゆかしくていい子なの?て思いました。励まして貰った一言、エキシで一緒にでた事実をを励みに絶対頑張るんだろうなあ〜。でも、遠慮しないで写真撮って貰えばいいのにね。海外選手は握手や写真ドンドン自分からいって撮っているのに、日本選手はみんな遠慮がちですね。そういえば白岩優奈ちゃんも一言貰えたようですね?手も繋いでもらえたし良かったですね。自分の国の先輩が世界王者、魔王なんですから駿君くらいに積極的にゆづ推し公言していろんな物を盗んで勉強したほうがいいと思います。スポナビで草太君の画像をみましたがアイリンの手袋していましたよ。
    私は、あと佐藤君に頑張って貰いたいです。国立大学行きながら大変でしょうけど結果を残して欲しい。

    • Jun より:

      senninさま

      おそらく、ある程度の年齢以上の選手たちには、羽生推しを公言できない「裏マニュアル」があるんだと思います。日本を拠点にするならくれぐれも注意しろよ、と。

      ただ、そういう超ガラパゴスな「同調圧力」が意味をなさないほど、羽生君は歴史に残る大偉業を成し遂げてしまった。平昌五輪の連覇で完全に潮目が変わって、これから駿君も含めてさらに若い世代は、堂々と羽生君を目標に「スケート道」を歩んでくれることでしょう。

      私はそういう健全な方向に男子の若手選手が向かっていってくれることで、日本男子の次世代の活躍を楽観視している人間です。駿君、鍵山君、あるいは三浦君が、来季いっきに須本君たちのレベルに追いつくことだってありえます。その中間にいる島田君がランビさんの所で「大化け」していますからね。

      「羽生が引退したらもうダメ」なのではなく、「めざせ羽生結弦選手!」という子がどんどん出てきているはず。女子は「ロシアが強すぎて」、いくら日本の選手層が厚くてもまだ力の差はありますが、男子は世界との距離は縮まってきていると思いますね。