ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」で。両者の対戦成績は、永瀬王座から見て「12勝10敗2持将棋」。
第三局は永瀬王座の完勝で、王座防衛にリーチがかかりました。挑戦者の豊島九段としてはここが正念場ですが、本局は豊島さんが先手番ですし、必殺の研究を準備していることでしょう。半分願望込みですが、第五局のフルセットまでもつれることを期待しています。
さて、第四局の開催地の「元湯陣屋」は、昭和の時代から、将棋のタイトル戦の名勝負が数多く繰り広げられてきた、「将棋の聖地」と言える伝統のある対局場です。最寄り駅は小田急線の「鶴巻温泉」で、本厚木の3つ先です。小田急線で箱根に行かれたことのある方は、必ず通過している駅です。
陣屋と言うと、「陣屋事件」とか「陣屋カレー」とか、いろんなネタがあります。まぁ、カレーの方をご紹介しましょう。「こちらの記事」に詳しいのですが、米長邦雄永世棋聖というレジェンド棋士が、陣屋のメニューに無いのに、「食べたいから作ってくれ」とオーダーして、以来それが定番メニューになったらしいです。
YouTubeには懐かしい動画いっぱいアップされていて、かの有名なNHK杯の羽生善治五段・加藤一二三九段戦の解説が米長さんだったんですよね。また、これが口が悪いんですよ(笑)。
「加藤さんも初めて会ったときから比べると、ずいぶん太りましたねぇ」
「太られたのは、1、栄養の摂りすぎ。2、運動不足。3、金太り。4、中年太り。どれですか?」
いまだったら大炎上間違いなしの失言ですが、こーいう解説をNHKでできたのだから、昭和のテレビ業界は大らかだったなと感じます。
話を王座戦に戻して、王座戦は、昼と夜、2回ご飯が出るので、間違いなく両対局者ともにカレーを頼むことでしょう。この陣屋カレー、日帰りプランの客は食べられなくて、宿泊しないと注文できないのです。でも、高級旅館に泊まってわざわざカレーを食べるか?というと・・・。まぁ、将棋ファンとしては、チャンスがあれば1度だけでも食べてみたいものです。
では、また明日!
Jun