藤井竜王、本日対局!(名人戦第一局1日目)

藤井竜王、本日対局!(名人戦第一局1日目)

ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」で。両者の対戦成績は、藤井竜王から見て「16勝3敗」です。

いよいよ始まります。「藤井聡太、最年少名人への道、最終章」となりました。これまでの記録は、谷川浩司十七世名人の持つ「21歳2カ月」です。藤井竜王は現在20歳で、誕生日が7月19日ですから、今回が最初で最後のチャンスです。対局日程の「下」の部分が切れていますが、最終の第七局は6月27・28日なので、フルセットまでもつれても新記録達成ということになります。

まぁ、両者の対戦成績が開いてますし、藤井竜王は持ち時間が長ければ長いほどミスが少ないので、持ち時間9時間の2日制の名人戦は、本来なら藤井竜王が大優勢のはずです。ただ・・・藤井竜王は名人戦だけやっていればいいわけではなく、4月11日から「叡王戦」も始まりますし、棋聖戦は6月上旬から始まります。叡王戦がもつれると、最悪3つのタイトル戦を同時並行することになります。ただ、本人曰く、「対局が少なすぎて感覚が鈍るよりは、対局過多の方がマシ」ということなので、体調管理だけ気をつけていただいて、なんとか乗り切っていただきたい。

ちなみに、名人戦の第一局は椿山荘での開催が定番化しています。実は私、東京に出てきて最初に一人暮らしをしたのが、この椿山荘の近くのエリアでした。風呂無し・トイレ共用の物件でしたが、これが思った以上に不便で、結局1年半ほどで引っ越しましたが、緑が多くて閑静な環境は素晴らしいですね。車はガンガン通りますが、対局室はホテルの上の方ですから、対局への影響は皆無でしょう。

メタルジョギング・チャレンジは157日目。SKID ROWの『Slave To The Grind』(1991年6月)です。このバンドは、アメリカ東海岸ニュージャージー出身で、同郷のスーパースター、Bon Joviと交流があったことから、「Bon Joviの弟分」的な扱いで、デビュー直後から注目されていました。実際、デビューアルバムの『Skid Row』(1989年)は若さ漲るアメリカンハードロック作で、上に貼った「Youth Gone Wild」は1作目のヒット曲ですが、190cm以上ある長身にブロンドのロングヘア―をなびかせたセバスチャン・バック(Vo.)のイケメン度の高さからも、ネクストヒーローという感じの扱いでしたね。

さて、本作は彼らの2枚目になるんですが、アルバム2曲目の「Slave To The Grind」は、まるでスラッシュメタルのようなゴリゴリのスピードチューンで、当時はファンを驚かせたそうです。ただ、アメリカンハードロックをやめたわけではなく、バラードも健在だし、バラエティ豊かな作品に仕上がっていると思います。オリジナル盤の6曲目には「Get The Fuck Out」が入っていてこれも人気があるんですが、その後、本作の「クリーンバージョン」として6曲目が「Beggar’s Day」に差し替えられているんですが、個人的にはこっちの方が好きなぐらいです。

1作目に比べると「ハードになった!」と言われる本作ですが、昨日、Soundgardenを聴いた翌日に本作を聴いてみると、音がぜんぜん軽くて、ヴォーカルの力量もSoungardenのクリス・コーネルの方が遥かに上という感じはします。ただ、昨日もお話したように、シアトル系のバンドはメタルファンから敵視されていたので、両方をフラットに聴いている人っていなかったかもしれません。

で、実はこの後の3作目の『Subhuman Race』(1995年)がかなりの問題作になって、それこそさらにモダンでヘヴィな重苦しい音楽性に舵を切ります。プロデューサーにはMetallicaのブラックアルバムを手掛けたボブ・ロックを起用して、ソリッドで分厚い音像は、賛否両論あったようです。1曲目の「My Enemy」から、ガツガツと脳を削ってくるようなサウンドで、私自身は大好きなんですが、「こういう音楽って、彼らよりも上手くやれるバンドいくらでもあるよね?」という気がしないでもないです。

大物バンドになればなるほど、アルバムを1枚出すとワールドツアーを2年とか3年かけてやることになるので、来る日も来る日も同じ曲を演奏していれば、まぁ、「変化」が欲しくなるのは当然。でも、熱心なファンであればあるほど、急激な変化は受け入れがたい。その辺りの匙加減が上手いバンドは長続きするんですが、彼らの場合、セバスチャンと他のメンバーの対立が深刻化して、96年にセバスチャンが脱退。バンドは一時解散状態から、再結成に至るものの、セバスチャンが復帰することはありませんでした。

Skid Rowは日本でもすごく人気のあったバンドで、メンバー間の関係が良好であれば、それこそBon JoviやAerosmithのような東京ドームを満員にできるようなメガバンドに成長していたポテンシャルは十分にあったでしょうね。でも、それは音楽を聴いているだけでバンドの内情をよく知らない外野だから言えるわけで、人間関係って難しいなぁ・・・と思います。

では、また明日!

Jun


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