「notte stellata 2024(2日目)」ライブビューイング感想

「notte stellata 2024(2日目)」ライブビューイング感想

同行予定者が風邪でダウンし、私自身も体調万全からは程遠い状況ながら、特に第二部からは見ていて元気と勇気が沸いてくる感がしました。以下、感想をまとめておきます。

・このショーのコンセプトから3月10日前後という日程を動かすことができず、したがって若手の代表クラスのアマチュアスケーターを呼べないという「縛り」があるのは承知済とはいえ、同じメンバー・同じコンセプトという所で、そのマイナス面が出たのが第一部だったかなと。

・オープニングが羽生さんの「notte stellata」から始まるのは想定していたことで、その後のオープニングから、出演スケーターの個人プロが続いていく構成は昨年の流れを踏襲。ただ、皆さんいかんせんジャンプに苦労していた様子で、仕方ないことだけど・・・という感じで眺めていました。その中、ジェイソンは2本ともにさすがの出来で、個人プロに注目した場合、彼が来てくれていなかったら厳しかったな・・・と。

・大地真央さんとのコラボは「カルミナ・ブラーナ」。スクリーンに「Carmina Brana」というタイトルが映し出されて、お馴染みのフレーズが流れて、「なるほど、そう来たか!」と感じました。羽生さんの競技者時代、今回の「カルミナ・ブラーナ」もそうですが、「カルメン」とか「ボレロ」のようなオペラの定番曲の採用を望む声は根強くあって、「オペラ座の怪人」こそやってくれましたけど、でも、特に「SEIMEI」以降は意図的にそういうジャンルと距離を置いているような雰囲気を感じました。しかし、今回のこのような形で「希望」が叶ったことはとても感慨深かったですね。

・大地さんとシンクロするような振付も見事で、それ以上に、羽生さんの運動量が凄まじく、「これだけ激しく動いていると、さすにがこのコラボは羽生さんがメインだよね?」と、例の事前打ち合わせ映像と違うなーと感じました。

・第二部の一発目の「Permission to Dance」は、正直言うと、またか・・・という感はあって、いいんだけど2年続けるほどかな?という所はあり、この時は、「最後、羽生さんの〆は春ちゃんでしょ?」と勝手にイメージを膨らませていて、体調を崩した同行者を無理矢理引っ張ってこなくてよかったな・・・とか脳内で総括している自分がいました。

そんな空気をガラっと変えてくれたのが、無良君&刑事君の「サタデー・ナイト・フィーバー」でした。というのも、最近、Van Halenの「Dancing in the Street」を聴く機会があって、60年代~70年代のダンスロックを調べてみようかなと、軽く個人的にマイブームだったのです。去年は無良君&本郷さんコンビでしたが、あの「雨に唄えば」もオシャレな出来で印象に残っていました。

・その後に、明子さんのプロを挟んで、大地さんが登場しますが、男性のバックダンサーが黒ずくめの衣装だったので、一瞬、あれ?無良君?刑事君?とマジで思っちゃいました。もちろん、それは数秒後に勘違いだと気づくわけですが。おそらくこの演目は完全に大地さんサイドにお任せしていると思うんですけど、いやぁ、素晴らしいパフォーマンスでした。彼女に求められているのはこれでしょう!「カルミナ・ブラーナ」では歌は無かったですし、これなら彼女に仙台まで出張ってもらった価値があるというものです。

それでいて、「Danny Boy」という文字を見て、頭をガツンとやられましたね。だって、前述のとおり99.99999%「春ちゃん」と思ってましたから。あなた、RE_PRAYの追加公演もあるのに、新プロなんて準備する時間どこにあったの?と。でもまあ、追加公演関係なく「Danny Boy」には取り掛かっていたのでしょうが。しかし、撫でつけていたヘアスタイルや衣装の印象もあったかもしれませんが、羽生さんの身体がごつくなっている感があって、上半身のフレームがデカくなってません?「notte stellata」にも言えますが、羽生さんのボディバランスの安定感が抜群で、RE_PRAYツアーで「修羅場」をくぐっているからか、ポジションがまったくブレず、各エレメンツを安心して見ていられます。北京五輪までの羽生さんしか知らない人は、この力強い羽生さんの現在を想像できないでしょうね。それでも、演技後は大量に汗をかいていたので、相当にハードなプログラムであることは確かでしょう。

とまぁ、日曜朝に勢いで書き連ねて、こんな感じです。昨年は初日公演をライブビューイングで観まして、当然周りの皆さんも何も知らないですから、内村さんとのコラボでは大歓声が上がっていました。それに比べると、今年の第一部のインパクトはイマイチなんですけど、第二部で一気に挽回(?)してくれて、総合的には今年の方が満足度が高かったですね。

嬉しくなって、残り2つだった「notteトートバッグ」を買い、成城石井に寄ってスパークリングワインを買って、一人で祝杯を上げたことをここに告白します。おそらく、この後、写真集等も発売されるんだと思いますが、今年はDVD(Blu-ray)をもう少し早く出してほしいですね。

では、また明日!

Jun


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