2024年11月1日発売。定価「4,400円」。
うん、やはり『Shin』よりも圧倒的にこちらの方がいいです。蜷川実花さんと言えば「独特の色彩感覚」がトレードマークですし、それをこれまでの写真集でもいかんなく発揮されていましたが、今回も「オレンジと黒」を基調とした「魔王系」に始まり、四方八方からあらゆる方向性で攻めてますし、他の衣装&セットも面白い!
あとやっぱり、カラーの方が羽生さんの表情も様々に映えてますよね。モノクロの良い所は「白と黒で情報量が少ない」からこそ身体の動きの力強さやスピード感に注目できる部分があって、神カメラマンたちの写真集でも、例えば漆黒の闇の中で氷が削れて舞う様子とか、とっても美しいですもんね。
おそらくこの蜷川さんのシリーズを購入された方は、今回セットで注文されたと思うのでそれはそれとして、これから「Echoes落ち」する新規ファンの方々が購入を検討されるとしたら、とりあえずGiだけんでいいんじゃない?Shin買うぐらいなら一年前のマグマ様にしとき?とか、余計なことを言いたくなりますね(笑)。
しかし、王冠に赤のジャケットのショットを含めて一冊通して見てみると、いまドラクエ3のリメイクが出たからってわけでもないですが、「魔王でも王様でも農民でも勇者でも、羽生さんなら一人で何役でもできるんじゃない?」とか、インスピレーションがビシビシ沸いてきますね。そう考えると、蜷川さんの貢献ってめちゃ多大で、MIKIKO先生も熟読してるんじゃない?と勝手に妄想してます。まぁ、Echoesはすでにできているから別にしても、今後のショーで生きてくるような気がしますね。
インタビューの方は、「Shin」に比べたら具体的な内容なんですけど、けっこう知ってる話が多い感じがします。RE_PRAY佐賀公演での悔しさから、猛練習して横浜公演で借りを返した話とか、「ジャンプを跳べていれば勝てていた時代」と現在の違いとか、ELLE以降、BRUTUSやGINZAのインタも良質だったのもあって、なかなか新しいコメントを引き出すのも難しいのでしょうね。Echoesを控えていることもあり、羽生さんも「話せないこと」が多々あったはずで、当たり障りない話が多めになったのも仕方なかったかもしれません。
さて、月曜日(11/25)は「東洋経済」の発売日ですか。こちらスペシャルインタということなので、とりあえず入手予定です。あとは、EchoesのStory Bookの発送も「11月下旬より」とのことでしたから、そちらも楽しみに待ちたいと思っています。
では、また明日!
Jun