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グメンニク。17歳。昨シーズンのJGPシリーズで2連勝した後、ファイナルの優勝候補大本命だったんですが、ゴゴレフ君に及ばず銀メダル(銅メダルは島田君)。世界ジュニアは10位と伸びませんでした。実力はロシア男子でもトップクラスなんですが、安定した成績を出し続けられるかが、今季の課題ですね。
SPはボレロのようです。3Aは高さもあって楽々着氷。その後の2つのジャンプは、かなり慎重に跳びに行って、だったらタノいらなくね?とも思いますが、小さい頃からタノジャンプで練習してきたからか、タノ付きの方が慣れているのかもしれないですね。昨シーズン、彼のスケートを見ていて、「カチャカチャしていてせわしない」という印象だったんですが、上半身を大きく使って、モデルチェンジを図っているようにも見えます。
モザリョフ。16歳。昨シーズン、JGPチェコ大会でいきなり優勝するも、アルメニア大会は6位に終わり、ファイナルを逃しました。世界ジュニアの代表にも選ばれなかったのですが、気になっていた選手です。
ToshIさんが見たら喜びそうな、「イーグルからのアクセル」という入りでしたが、抜けてしまいましたね。でも、もし、試合でこの入りで3Aを成功したら、立派なもんですよ!ジャンプを跳んだ後は、曲調の影響もあるのか、全体的にモッサリした動きに見えました。まぁ、試合だとまた印象は変わってくると思います。
ダニエリャン。15歳。2018年の世界ジュニアでいきなり銀メダルを獲得し、ロシア男子の有望株として名前を売った選手。しかし、18-19シーズンは怪我などもあり、ファイナル進出ならず、今年の世界ジュニアは4位で台乗りを逃しました。
以前見た時も、「顔が濃いから」って部分もなくは無いんですが、背筋を伸ばした動きが、ハビっぽいんですよね(笑)。冒頭の2本のジャンプは難なく決めて(3Aはちょっと足りないかもしれません)、ラストの連続ジャンプがフェンスに近かったので自重した感じでした。この3人の中で、いちばん動きに無駄がなく洗練されているのは、やっぱり彼。ただ、ややもすると「まるで練習を見ているような」錯覚を覚える瞬間もあって、ダイナミズムがない。そこが今季の彼のスケートに加わってくると、一段階レベルアップするような気もします。
明日はこの3人のフリーをチェックして、テストスケートのレビューをひとまず終えたいと思います。
では、また明日!
Jun
コメント
私もこの時点では、ダニエリャンが1番洗練されていると思います。音を捉えて動けている印象です。滑り込みの多さとも関係しているのでしょうか。モザリョフの長いイーグルからの3A、成功した演技を見たいですね。
昨日のレクイエムですが、紛らわしい書き方をしてすみません。残念ながらDVDにボストンの演技は入っておらず、メダリスト オン アイスの分が収録されているようです。世選EXのレクイエムがレクイエム史上最高だったので、出来ればこちらを入れて欲しかったと、やや残念でした。
ととちゃん さま
ロシア男子3人のスケートは、フリーの方が「違い」がはっきり分かるので、今晩の記事もぜひお読みいただければと思います。
DVD収録のレクイエムが年始のMOIのものという点は理解していますよ。そのDVDの映像と、収録が叶わなかったボストンの映像とを発売日に見比べてみよう、という主旨でお返事しました。