リザルトは「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。
ボーヤン。フリーは176.10で1位。合計261.53で優勝。単発の4T予定のジャンプがダブルに抜けた以外は、ほぼパーフェクトな内容でした。すでにシェルバコワとの比較動画もアップされていますが、4Lz、素晴らしかったですね。これぞ「鰻屋の鰻」ですよ。いつもスロースターターの彼ですが、この演技が自信となって、ワールドを最終目標に、どんどん上げていってもらいたいです。
ハン・ヤン。フリーは162.99の2位。合計249.45で2位。稔先生はもはや恍惚としていたというか、私も「ずっと見ていたい」と、心の底から思えるスケートでした。
「こんな凄い選手だったの?」と思った方は、私含めて、たくさんいらっしゃるんじゃないかと。ジャンプの美しさ、スケーティングの伸び、感情表現、音を掴む能力、これぞワールドクラスのスケートですよ。佐藤有香さんの振付も良かったです。次戦は四大陸でしょうか?もっともっと見たいです。
リッツォ。フリーは160.16の4位。合計241.88で3位。出だしは好調で、これはいいスコアが出るぞ・・・と思っていたら、3Aの転倒はもったいなかったですね。このプログラム、どうも後半は曲調がダレる感じで、もうちょっと編曲に工夫がほしいなと。まぁ、3番にギリギリ留まって良かったですね。
刑事君は動画が上がっていないので、コメントのみで。フリーは158.98の5位。合計233.62で5位。冒頭の4S-2Tが決まり、3A-3Tも入って、ショートの不調が嘘のような動きでしたが、後半の3Aのパンクは残念。疲れましたかね。しかし、4Tを後半に配置するのキツいのでは?前半の3Sと入れ替えればいいのに、と思うのですが。
この中国杯は、知子ちゃんとハン・ヤンのパフォーマンスを見れただけで大満足でした。全体的にエッジエラーや回転不足をかなり厳しく判定した試合でしたが、つぎのロステレはどうなるか?試合ごとにブレることは無くしてほしいものです。
では、また明日!
Jun
コメント
「鰻屋の鰻」!言い得て妙です。鰻なんだかアナゴなんだか分からないものを提供されてきた身には、これほどスッキリするジャンプはありませんでした。
ボーヤンもですが、ハンヤンのジャンプも大きくて綺麗でしたね。佐野さんがルッツの着氷をお手本だと評したのは、婉曲的に何かをほのめかしているのかな、と。佐野さん節、たまに聞くと楽しいですね。
ハンヤンは今後クワドを跳ぶだろうという話でした。もちろん北京を狙うならそうなるのでしょうが、そのためにこのスケーティングのクォリティが損なわれないように願っています。junさん、私も彼はジェイソンに並ぶ逸材だと思います。
余談ですが、中国杯、アナウンサーも良かったと思います。選手にシンパシーとリスペクトを持ってコメントしていると感じられました。カナダは男子担当のアナがその点でストレスが溜まりました。GPFは是非中国杯のアナでお願いしたいものです。
ととちゃん さま
「鰻屋の鰻」というのは、将棋の藤井猛九段の名言で、彼の本は私もたくさん持っています。将棋が独創的なだけでなく、解説も面白い。将棋ファンの間では、藤井七段、羽生九段の次に来るようなカルト的な人気を誇る棋士です。
ハン・ヤンの3Lzに「お手本」と稔先生がおっしゃっていたのは、当然「含み」があると感じました。おそらく、稔先生なら「ちょっとロシアの子のジャンプはね・・・」と地上波でもピシャっと言ってくれるんじゃないかと思います。
中国杯の放送は良かったですね。N杯はNHKなのでまた事情が違いますが、ファイナルはどうなるか・・・。まぁ、それはテレ朝の偉い人が決めるので我々にはどうしようもないですから、とにかく羽生さんが健康に過ごされることを毎日祈りたいと思います。