矢口神による、N杯とファイナルの「裏話」がツイで読めますので、ぜひ併せてお読みいただければと思います。
さて、全日本です。「一人のスケートじゃない」というのは、ファンや東北を背負っているだけではなく、Quadrupleで明かされた後輩スケーターたちとの「触れ合い」も含めて、ある種の責任感でこの全日本に臨んだのだなと、改めて思います。
疲弊しきったコンディションの中、負けを喫した試合ですし、あの採点には私も言いたいことはあります。でも、Otonalを「4S 4T-3T/3A」の構成に変更したことは、4CCのバラ1に繋がったはずですし、もちろんMOIでのSEIMEIも、羽生さんが「羽生結弦であること」に回帰したきっかけとなりました。少なくとも、ファイナルに比べたら、はるかに羽生さんにとって意義深い試合だったのかなと思います。
ところで、青学大の駅伝部の原監督が「興味深い発言」をされていたので、ご紹介します。
原監督はこの日、東京・町田市の選手寮で生活を続ける46人に「緊急事態宣言の前と後で意識が変わったか」と緊急アンケートを取ったという。
「9割の学生は変わっていない、と答えた。おかしいじゃないか、と思ったが、よく聞くと、緊急事態宣言が出る前から町田寮を中心に規則正しい生活をし、不要不急の外出はしていない、ということだった。前向きなアスリートとしての発言だった」
と説明した。
もちろん、ロードやグラウンドがコロナの影響で閉鎖されるわけではないので、駅伝とフィギュアスケートを同列に扱うことはできません。でも、羽生さんはトロントに渡って今年で8年目になりますが、彼こそ8年間ずっと現地で不要不急の外出をしてこなかったわけですよね。
来週発売のジュエルズのインタが、どの時期に行われたのかは気になる所ですが、心境はともかく、「スケートに全てを捧げる生活」自体はあまり変わっていないのかなと想像しています。
では、また明日!
Jun
コメント
こんにちは 更新ありがとうございます。
五輪二連覇のあとのコンティニューのプレボに「カナダの旅行ガイド」を入れたんですけど、見てくれたかな?
自分が写真がたくさん載ってる本が好きなので、いつも移動の時間にパラパラと見てくれればと思ってそういう本を入れてます。
トロントはナイアガラに近いんですよね。でも行ってないかもしれない。それは羽生さんの自由です。なんというか姿勢が違うんです。
ちょうど一年前、福岡のマリンメッセで国別対抗戦があったんですが、あのころとは180度違う世の中になってしまいました。
航空会社も空港もいまや人影がない。
早く世の中が平穏を取り戻してくれるよう願っております。
みつばちさま
国別ですか・・・。羽生さんが出なかった大会だったので、そもそも福岡で開催していたことすら忘れていました。
1年前、まさか世界がこんな状況になるとは、誰もが想像していなかったはずです。ただ、羽生さんが元気であること。そして私たちも、こうやって情報交換ができていることを、感謝したいですね。ひとまず、ジュエルズで最近の状況が分かることでしょう。
そうですね。生活の全てがスケートのためにあるような毎日を、ずっと送ってきた羽生選手ですから、今更何があっても揺るがないですよね。確か栗原さんが、平昌前に数ヶ月のブランクがあったにも関わらず、筋肉量が変わらなかったことに、どんな練習をしてきたのか、と驚いていましたが、それでこそ一流の選手と言えるのでしょう。
折しも、オーサーコーチの談話が出ましたが、2日に1度、トレーニングの様子をチェック出来ているようで安心しました。例えば情報の伝達が10年前の状態なら叶わなかったことも、今なら可能なので、そこは救いかな、と。PC上で意思の疎通をしていることでしょうね。私達はジュエルズ待ちですね。
ととちゃん さま
実は、ブライアンのインタ(?)は、TLでチラっと見かけたものの、正確な内容は把握できていません。取り上げる価値があれば、こちらでもご紹介したいと思います。
「2日に1度のチェック」ということは、緊密にコミュニケーションを取れているようで安心しました。羽生さん以外にも多くの弟子を抱えているブライアンですから、身体に気をつけてもらいたいですね。