フィギュアスケートTV(5.1.2020)感想(1)

フィギュアスケートTV(5.1.2020)感想(1)

半分ぐらい見ました。町田さんがフジのゲストで来たのって、あまり記憶にないので、新鮮でした。ただ、一つ気になったのは、いま日本の大学には「助教授」というポストはありません。かつて助教授と言われたポストは「准教授」という名称に変わりました。で、町田さんが今年から務めるのは「助教」で、これは任期付きのポスト(おそらく2年)で、つまりパートタイムです。

今の大学業界では、ここからフルタイムのポジション(専任講師)に「出世」するのが凄まじく大変で、よほど強烈なコネがあるか、よほど才能と実績があるか、それらがすべてあってなおかつ運と縁にも恵まれないとほぼ不可能な状況。彼のように、30歳の若さで早稲田で博士号を取得して、フィギュアスケートという比較的メジャーな種目でオリンピック出場経験もあるのにフルタイムの職に就けていないことが、すべてを物語っています。まぁ、本人はいまの生活を充実して過ごされているようなので、ぜひ頑張ってもらいたいですね。

さて、個人的に面白いと思ったのは、町田さんが、昨年の全日本で印象的だった選手を「独断で選んだ」というWFSの企画でした。フジの番組だというのに、宇野選手が「主要な賞」に選ばれていない。高橋選手にいたっては名前すらない。WFSの企画段階にしろ、今回の放送の段階にしろ、「横やり」が入らなかったことが意外です。

川畑さんの「美しく青きドナウ」の2Aは私も大好きで、昨年8月のJGP初戦の「フランス大会」で見たときに、「面白い軌道で入るなぁ」と感じたので、町田さんも同じ部分を指摘していて、憂しく感じました。

樋口さんのフリーについて、町田さんは、上半身の動きを高く評価していました。樋口さんは、SPだったら「Energia」、フリーなら「スカイフォール」という名プロがあるので、昨シーズンのプロは個人的にはイマイチだったんですけど、それでも全日本はよく戻してきたなぁと思います。北京シーズンで勝負するためにも、2年かけてコンディションを作ってもらいたい。代表のチャンスは十分にあると思います。

あとは、駿君と鍵山君のフリーの映像を、分割画面で紹介していましたが、並べてみると、上半身のさばき方とか、けっこう似ているように感じました。いままでまったく気づかなかったんですけどね。フリーのプロは、それぞれ別の振付師の作品ではあるんですが、二人ともに佐藤操先生のプロをずっと滑ってきているので、やっぱりその影響はあるのかもしれません。

こう言ってはアレですが、町田さんの現役時代よりもいまの二人の方がジャンプははるかに上手で、動きにキレと敏捷性もある。過去の先輩たちの演技には「思い出補正」がかかってしまいますけど(それが悪いとは思いません)、駿君&鍵山君は、やはり相当高いレベルで競っていることが分かりました。二人にはぜひ頑張ってもらいたいです。

明日も、FSTVの感想をつらつらと書きたいと思います。

では、また明日!

Jun

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