2023年8月31日発売。定価「1,980円」。
表紙は今年のFaOIのBツアーの「GLAMOROUS SKY」ですが、表紙だけではなく、巻頭からBツアーの写真をズラっと掲載していて、そこがまず珍しい構成です。いずれもFaOIオフィシャルカメラマンの田口有史さんのお写真なので、なるほど、そう来たか・・・と。
例年、Aツアーの幕張公演がメディア開放日になっており、Aツアーの写真はスポーツ新聞をはじめ様々な形で目に触れる機会が多いんですが、Bツアーの衣装って、実はテレ朝チャンネルの映像でしかまともに見れなくて、なかなか雑誌で取り上げられることがありません。あったとしても、FaOIがとっくに終わっていて、競技シーズンも始まっている時期の出版になるので、オマケ扱いなんですよね。Bツアーのショットは田中さんの写真集でも掲載がありますが、こちらもさすがの出来なのでぜひチェックしてみてください。本書は「雑誌」扱いなので、ビニール梱包ではないはずで、立ち読みはできるかと思います。
で、パラパラとめくっていて、ジュエルズに続いて刑事君のインタがあり、山本草太君のインタは「ゆづ愛」に溢れていて、デヴィッド（・ウィルソン）の独占インタはかなりのボリュームで、さらにめくっていると、衣装デザイナーの原孟俊さんのインタもあって、「この間、ネットの記事で読んだしなぁ・・・」なんて油断していると、羽生さんの衣装フィッティング時の写真が掲載されているじゃないですか！しかも、自撮りでの2ショットもあるし、ウチのTLではLifeの話題をあまり見かけないので、なぜなんだろう・・・思いつつ、これはぜひ書店でチェックすべきですよ。
まぁ、順番に今日は刑事君のインタから行きます。ジュエルズでも刑事君のインタは掲載されていましたが、あっちは「指導者・田中刑事」という主旨の内容で、すでにしっかりとした考えを持っていて感心させられました。少し紹介すると、アシスタントコーチとして、5歳、ノービス、ジュニア、シニアと、すべての年代の指導に携わって、「修行」を積んでいるということ。そして、「五輪・ワールド出場の経験を伝えることに意味はない。自分の通ってきた過程を押し付けるのではなく、その選手に合った過程を作り上げて、僕よりも良い道を歩めるように考えてなくてはいけない」と。アイスショーに出る余裕あるの？と心配になるぐらい、ハードにコーチ業に携わっているように見えました。
一方、本書のインタは「プロスケーター・田中刑事」に特化した内容です。まず、「notte stellata」の出演依頼は、「主催のテレビ局（＊ミヤギテレビ）から連絡が来て、参加が決まった後、ショーのコンセプトや選曲の話をした」とのこと。へぇ？そこから連絡が来るんだ？と、ここは驚きでした。
ノッテで滑ったのは「メモリーズ」と「ある日どこかで」の2本でしたが、前者は久々で「ひっぱり出してきて、練習するのも大変だった」と。ノッテでの羽生さんは、最初に「Notte Stellata」を滑って、内村さんとのコラボがあって、最後に「春よ、来い」。そして、「Dynamite」はプロジェクションマッピングでの参加でした。刑事君が見るに、「Dynamiteは映像じゃなくて、自分も出たかったんじゃないかな。最終日はリンクサイドで踊っていましたね。あまりにも踊りたすぎて（笑）」とのこと。体力的にはイケたんだろうけど、さすがに4本はね・・・。このインタの後に、ANAさんのショート動画がアップされた形になるんでしょうが、私の予想ですけど、もしかしたら、RE-PRAY用に氷上のプログラムとして作っているかもしれませんね。すでに楽曲に対する理解はバッチリですし、ELEVENPLAYの皆さんとやったら、盛り上がると思うけどなぁ・・・。
で、FaOIについては、ISSAさんとのコラボの「All My Love To You」はロングカーディガンを羽織っての演技で、これ相当重かったらしいです。「重量的に重いというより、遠心力で振り回されてしまって、いつもの衣装ではありえない長さだったんですけど、無理矢理滑りました（笑）」とのこと。採点の無いアイスショーだからこそ、コンセプト重視ですから、こういう「無茶な要求」を乗り越えないといけない。それでこそプロですよね！
「長い」と言えば、羽生さんの「あの夏へ」の写真も掲載されていますが、じゃあこれってめちゃくちゃ軽い素材なのかな？とか、そんなことも考えてしまいました。
明日は山本君のインタを見ていきたいと思います。
では、また明日！
Jun
