Figure365からの雑談

Figure365からの雑談

かつての「悪行」を思えば、心を完全に入れ替えたように見える日刊スポーツ。「Figure365」なるTwitterアカウントを開設していたことを、皆さまご存じだったでしょうか?

私自身、このアカウントをフォローはしていなかったのですが、たまにTLにツイートが流れてくることがありました。しかし、今日のようにめぼしい情報が完全ゼロの日は、チェックしないわけにはいきません。同アカウントのプロフィール欄には、以下のような記載があります。

日刊スポーツのフィギュアスケート公式アカウントです。新設の特集ページ「Figure365(フィギュア365)」では1年365日、フィギュア情報を欠かすことなく毎日更新。現場からの最新リポートはもちろん、蓄積してきた写真、記録も用いて、男女シングル、ペア、アイスダンスの話題を総合的にお届けします。

素晴らしい理念です。そして、今日(8月7日)、羽生さんについて、こんなニュースが紹介されていました。

ソチ五輪の男子で金メダルを獲得した羽生結弦(当時19)がカナダ・トロントで練習公開(2014年)。

2月にアジア勢男子で初となる快挙を成し遂げた羽生が、半年後、新シーズンに向けた挑戦プランを明らかにした。3月の世界選手権さいたま大会も初優勝し、迎えた翌14-15年シーズンの公開トレーニング。ショートプログラム(SP)は「バラード第1番」を、フリーは「オペラ座の怪人」を演じると発表した。

フリーでは、当時自身初となる3種の4回転ジャンプを入れる高難度の構成にチャレンジすると表明。「大変ですが、昨季と同じ自分ではいたくない」と、五輪王者になっても向上心を口にした。

前シーズン同様、演技前半にサルコーとトーループの4回転を入れ、得点が1・1倍になる後半に4回転トーループのコンビネーションを組み込むプログラムだった。

しかし、このシーズンは負傷やグランプリ(GP)シリーズ中国杯での衝突事故などアクシデントが相次ぎ、4回転3本への挑戦封印を余儀なくされた。それでも、GPファイナルで日本勢初の2連覇を達成してみせるなど、激動の1年を金メダリストの意地で乗り越えた。

おや?と思われたのではないでしょうか。フリーで4Loを入れるって話を、オペラ座のお披露目の14年のメディアデーで語っていたの?と。

で、WFSから出ている「フィギュアスケート2014-2015 シーズンガイド」に、この年のトロントでのインタが載っているんですが、オペラ座でのクワドは、「4S、4T、そして4T-3Tの3本を予定」とは書いてあって、「3種の4回転」ではなく、「3本の4回転」という意味に受け取れます。この頃は、スポーツ記者も、その辺りがまだ正確に分かっていなかったんだな・・・と。

ところが、同書の6頁には、以下のような記述もありました。

オフシーズンはアイスショーや行事が続き、この日はまだ本調子ではなかった羽生だが、3週間ぶりに練習を許可してもらったという4回転ループをなんなく成功させた。「サルコウを降りはじめたときよりは確率は高い」と言うが、いまのところ4ループを試合に入れる予定はない。

「自分にとって、ループはご褒美のようなもの。スパイスじゃないけど、やっていて楽しいジャンプ」と話す。4ループをISU公認の国際大会で成功させれば世界初となるが、それにもこだわりはない。「やるならもっと難しいジャンプを跳びたいなって思います」と屈託なく語る。

オリンピック、世界選手権、グランプリファイナル……昨シーズン手にした輝かしいタイトル、その栄冠を超えて、4年後を見据えてリスタートした羽生。今年12月には20歳を迎える。フィギュアスケート界をリードする羽生の進化が楽しみだ。

なるほどー、14年8月7日のメディアデーで記者の目の前で4Loを成功させてたわけですね。それなら「3種の4回転」という書き方も分かる。でも、フリーに入れるわけじゃないから、そこがごっちゃになったわけですか。

こちらは皆さんお持ちの『蒼い炎II』ですが、152頁に「ループ、跳びました!」という羽生さんの声が紹介されています。ただ、時期としては、2014年の4月頃のようですね。こちらの本には、メディアデーでの4Loについての記述はありません。

そう考えると、ソチの金メダルを獲った後もモチベが消えなかったのは、トウループとサルコウ以外のクワド挑戦という部分も多いにあったのかなと思います。でも、羽生さんは、具体的に、4Lo、4F、4Lz、あるいは4Aという所を、明確な目標として語ってはいなかったはずですが・・・。

まだまだ、そこまでマニアックな知識をメディアも読者も共有していなかった時代。そして、あれから6年が経ちます。隔世の感がしますね。

では、また明日!

Jun

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コメント

  1. 名無しの猫 より:

    WFSはもうずっと買っていないのですが、うちの本棚に、2014-2015シーズンガイド、
    ありました。ご紹介いただいた内容をまったく覚えていないので、今読みはじめました。
    あの頃とは違う視点で読めていると思うので、こんな機会を与えていただき、ありがとう
    ございました。
    (夜中に本棚から発掘読書とは、思いもよりませんでした)

    余談ですが、巻末の選手名鑑を見てると、もういない選手たちや引退してしまった選手た
    ち、6年の月日の流れはなんともせつないような・・・その中で10年間トップを走る
    羽生さん、これは並大抵のことではないと、今更ながら感じました。

    • Jun より:

      名無しの猫さま

      ネタに困って、日刊のこのツイートを読んでみたら、おや?っという記述があったので、ガイドブックを開いてみました。私にとっても、まさに偶然の「発掘読書」でした。

      今はまさにコロナによって、コンディションを崩したり、引退を覚悟しているスケーターもいるかもしれません。羽生さんの現状が気になりますね。