
月曜日は多忙だったため、軽めでご容赦ください。すでに大会は終了していますが、見逃している演技をレビューしたいと思います。フィギュアスケート速報さんは「こちら」。SkatingScore.comは「こちら」で。
紀平さんのフリーから。「Beautiful Storm」はFaOIの後半戦とDOIでお披露目されていて、実戦でどこまで演じきれるか楽しみにしていましたが、いきなりやってくれましたね!
しかも、GOE+2.24と+2.40という男子並みの加点がついています。実際、この3Aは助走が短いし、2本とも回転・着氷ともにかなり余裕があったので、もしかすると今季中に「成功して当たり前のジャンプ」というレベルにまで安定するかもしれないですね。
梨花ちゃんといえば、今年のFaOI皆勤賞で、3Aどころかそれ以外のトリプルもけっこうコケている所もたくさん見てきたわけですが、休みらしい休み無しでハードワークを続けてきたからこそ、いまの彼女があると思います。ゆづファン的には「梨花はワシが育てた」的な感慨深さもあります。
梨花ちゃんはNHK杯へのアサインが先日決まりましたが、こりゃ、NHK関係者が「アップをはじめた」んじゃないかと。羽生君に対しては「精彩を欠いた」と恨みたっぷりの態度ですから、新たなスターを求めているはず・・・。すでに、何らかのドキュメンタリーを作り始めているかもしれません。
刑事君のフリー。冒頭のサルコウとトウループは、当然4回転を予定していたはずですが、なんだか、最近抜ける機会を頻繁に見るような気がします。3Aはキレイに決まっていました。
DOIの映像を見たときは、ファンファーレ以降のコミカルなコレオしか正直印象に残らなかったんですけど、楽曲自体は、前半も勇壮な感じでけっこういいじゃないですか!この衣装は試合のような明るい会場の方がよく映えますし、ジャンプが決まれば、良い意味で前半と後半でギャップのある、とてもインパクトのある良プロになる期待感があります。


実物を手にしてみないと分かりませんが、ロンバルディア杯の「ロ」の字も無いので、「そういう一手で来たか・・・」と。ゆづ濃度は不明ですが、少なくとも、宇野選手に誌面を割くぐらいなら、「オータム特集」という体裁にして(そうすることで、理不尽な「闇の圧力」を回避できる!)、オータムの出場選手をかなりマニアックに紹介する方が、ゆづファン的には許容できるわけです。そのような方針で、フィンランド大会やロステレ杯で、それぞれ一冊ずつ出してくれれば最高です。楽しみですね!
では、また明日!
Jun


コメント
もちろん、3A加点付き成功もですが、紀平さんの、この時点での完成度の高さにびっくりしました。
FAOI皆勤して吸収したことや、身につけた体力なども関係あるのでしょうか。プロも綺麗ですね。優勝と聞いたときは、ザギちゃんが欠場だし…と思っていたんですが、ツルシンちゃんやツルスカヤもいたんですね。素晴らしいです。
NHK杯、注目度アップでしょうが、シニア初参戦で優勝したら真央超えだとか早くも煽りを見て、どうか潰されないようにと願っています。
で、「ニュース」です!通信が名前を変えて再登場だとすると、手に入りやすいかな、と思うので、 junさん待ちします(笑)。
ととちゃん さま
けっこう、ミヤネ屋あたりでもガッツリ梨花ちゃんの特集をしていました。デーブ・スペクターさんが「シニアといえば、60歳以上じゃないの?」と軽口を叩いていましたよ。
おそらく現段階でのコンディションを見たら、日本女子で一番強いのは彼女でしょう。3A無しでも勝てると思います。とにかく怪我だけは気をつけて、あとはビッグゲームで力を発揮して台乗りするイメージを確立させること。全日本のフリーのような演技を、ここぞという場面で披露できるように、メンタル面でもタフになってもらいたいです。
JUNさま
こんにちは。
怒涛のオータムが終わりなんか腑抜け状態のふくこ(笑)です。
ワールドの5日間チケットには参戦いたしましたがどうなりますか~?
さて、紀平さん
ライストではなく(羽生君で精一杯(^_^;))動画でみましたが
3A2本成功して1位発進!
喜ばしいですね。
ジャンプだけではなく女子版トータルパッケージの人
期待大です(^_^)/。
日本に紀平有りは浸透したと思いますが
GPSのNHK杯で台乗りして、もっと世界に浸透してほしいです。
願わくばピーキングが合いますように・・・。
ふくこさま
梨花ちゃんはまさに、おっしゃる通り「女子版トータルパッケージ」の選手だと私も思います。ミヤネ屋で佐野先生がトゥルソワやシェルバコワについて言及していましたが、梨花ちゃんの表現面やスピンは、この子たちをはっきり上回っているわけで、あとは大舞台での経験だけですね。
半分願望込みですが、おそらく梨花ちゃんにとって3Aは「跳んで当たり前のジャンプ」になると思っています。その先、4回転をどうするかという部分が、北京に向けての焦点になってくるでしょう。
ただ、いま4回転でもてはやされている選手たちが、4年後もジャンプのレベルを維持できているかは疑問で、むしろ若い別の選手が出てくる可能性の方が高いかもしれません。