九州地方の大雨の影響により、8月18日（水）・19日（木）の王位戦第四局が、佐賀県嬉野市から、大阪市の関西将棋会館に変更になりました。村上大祐・嬉野市長はたいへん将棋に熱心な方で、かねてより「SNS」でその将棋愛を発信しておられました。
ただ、タイトル戦で2日制で、しかも藤井二冠の防衛戦ですから、対局者の御二人以外にも、将棋連盟関係者、マスコミ関係者、主催・協賛企業関係者等々、大勢の人間が現地を訪れることになります。受け入れる側も、訪れる側も、万が一何かあっては大変ですから、今回の判断には私も賛成です。他棋戦含めて、これからタイトル戦は何度でもありますから、一日も早い復興と仕切り直しの開催の日が訪れることをお祈りしております
さて、現在の状況を確認しておきます。王位戦はこれまで三局行われて、2勝1敗で藤井王位がリード。ただし、前局が7月21日・22日でしたから、約1ヵ月間隔が空きました。実は、その間に叡王戦が三局行われて、こちらも藤井さんが2勝1敗と先行しています。二人の直近の対局は、8月9日に名古屋での叡王戦第三局で、藤井さんが勝利しています。
もし、豊島さんがこの第四局を落とすと、1勝3敗となり、王位戦（七番勝負）はカド番に追い込まれます。そして、すでに叡王戦（五番勝負）では1勝2敗とカド番になっているのですが、叡王戦の第四局が8月22日（日）と間近に迫っています。豊島さんとしては何としてもここで踏ん張らないといけません。必殺の研究手を準備できているかどうか・・・。
朝8時半から「ABEMA TV 将棋チャンネル」にて、完全生中継です。平日でなかなか厳しいでしょうが、常に評価値が画面上に出ていますので、お時間のあるときに、チラッとチャンネルを開いていただければと思います。
では、また明日！
Jun
