スケカナ直前応援企画(悠良・真瑚)

スケカナ直前応援企画(悠良・真瑚)

スケカナのリザルトは「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。今日も「フィギュアスケートLife Vol.15」のインタを交えつつ、二人の演技を振り返っていきます。

――プログラムについて教えてください。

ショートは「Me and My Girl」という曲で、あっこちゃん(鈴木明子さん)に振付けしていただきました。すごく明るい曲で、明るい曲で滑るのは本当に久しぶりなので振付けている時も楽しかったですし、ガラッとイメージが変わるんじゃないかと思っています。

――具体的にはどんな曲ですか?

ミュージカルの曲なんですけど、元気な感じです。怪我で悩む私にあっこちゃんが「悠良が元気になるような曲を」と選んでくださった曲なので、そのイメージのまま、心の中が表現できたらいいなと思います。

――今(8月20日に取材)、怪我の状態はいかがですか?

今ちょうど怪我をしていて、6月に入ってからジャンプの練習中にひねって捻挫をしてしまって。しばらく松葉杖生活でした。それで、腓骨筋腱脱臼にもなってしまって。捻挫した時にやっちゃったみたいで。手術しないと治らないからと言われました。でもせっかく今シーズン大きな試合が控えているので、とりあえず手術はしない方向です。でもジャンプもまだ再開していない状態で、今日明日くらいからジャンプの練習を始める予定なんですけど、足の痛みと相談しながらですね。

「フィギュアスケートLife Vol.15」69~71頁

オータムクラシック」のショートでは、47.75の12位。怪我の箇所は違いますが、羽生君も昨年11月上旬に怪我をして、ジャンプを跳び始めたのが1月下旬でしたが、松田さんの場合もやはり2ヶ月近く跳べていなかったことになりますね。平昌五輪を控えていた羽生君とは状況は違って、オータム(9月20~22日)で無理する必要はまったくないですから、トリプルにURがつきましたけど、これで問題ないですよね。

このインタの中でもすでに「深いグリーンに白の水玉の衣装に、手袋」と明かされていましたが、フィギュアスケートではあまり見かけないデザインで、ストレートなキュートさに溢れています。怪我から回復して、この衣装をまとって、元気な演技を披露してくれるのを楽しみにしています。

――フリー(「四季」の秋)は、ジェレミー・アボットさんの振付けで。

はい、すごく緊張したんですけど、でも最終的にはいいものができあがりました。ジェレミーもすごく熱心に、細かいところまで伝えてくださって。これはショートとは全然違う曲調なので、ギャップを感じていただけたらいいなと思います。・・・ジェレミーが・・・どういうイメージで選んだかは聞いていませんが、種から芽が生えて、太陽や雨などを乗り越えて花になるというイメージは素敵だなと思って、それを一生懸命表現しようと思いました。

――今シーズンはグランプリ2戦が決まっていますが、それに対してはいかがですか?

発表された時はすでに怪我をしていたので、すっごい複雑な気持ちでしたね。去年グランプリシリーズは1戦もなくて、ロンバルディア杯の点数で自ら掴み取った2戦だったので。すっごい嬉しいのと同時に、競争率の高い女子の中で1戦の選手もいれば出られない上手な選手もたくさんいて、その中で自分が2戦選んでいただいて。でも怪我をして今何もできないという状況がすごく不安で。なので、嬉しさ100%、不安100%みたいな感じで(笑)。すごく複雑な気分でした。

「フィギュアスケートLife Vol.15」69~71頁

フリーでは、95.27の9位。合計143.02の9位。ジェレミーがプログラムに込めた「ストーリー」を踏まえると、この花柄の衣装の意味がよくわかりますね。オフにアメリカで佐藤有香さんのスケーティングレッスンを受けに行った際、ジェレミーにプログラムを作ってもらったという話ですが、彼女はジェレミーの師匠ですから、なるほどそういうことかと。

ジェレミーは、有香さんの薫陶を受け、そしてリショーさんの凄いプログラムを演じていますから、振付師として日本人スケーターのプログラムをガンガン作る日もそう遠くはないんじゃないかと。JOで来日したばかりですし、すでに日本で色々と仕事をしていたのかもしれません。

――新しいプログラムについて教えてください。

フリーは全日本選手権と同じものを使います(「蝶々夫人」)。ショートは曲を変えました。えっと、オペラの「Una Voce Poco Fa」という曲です、ふふ(笑)。

――しっかり曲名を覚えていますね。どんな感じのプログラムですか?

ちょっとかわいい感じです。振付は美穂子先生で、衣装はまだ作っていないんですけど(7月6日取材)、なんとなくはできています。・・・ピンクとか、そっち系になるんじゃないかなって思っています。

――見どころはどんなところですか?

いろんな人から「真瑚っぽい」と言われるので、自分には合っているかなと思っています。そこを活かしてかわいいところはかわいく、ミステリアスなところはミステリアスな感じでやれたらいいかなって思います。

――ミステリアスな感じもある?

ないしょ~ってやるところがあって。そこがお気に入りなんです。

「フィギュアスケートLife Vol.15」67頁

ロンバルディア杯」のショートは、55.33の5位。この試合は、ルッツコンボのセカンドがダブルに、そして単発のフリップがURと転倒で、スコアは伸びませんでした。ただ、元々ミスの少ない選手なので、スケカナでノーミスの演技をした場合、どれぐらいのスコアが出るのか楽しみですね。

いろんな所で、「ヴォーカルがうるさすぎる!」と言われていますが、宇野選手のピアソラもそうでしたけど、樋口コーチの選曲はこの「うるささ」こそ、トレードマークのような気がします。

――フリーの「蝶々夫人」は昨年の強化合宿でステファン・ランビエルさんが素晴らしいと褒めていました。あと、スケーティングがスムーズで、ジャンプも力強いスケーターだと。

そうなんですか?ふふ、良かったです。

――2年目の「蝶々夫人」はどういう風にしていきたいですか?

ジュニアの頃よりも大人っぽい感じの部分が増えているので、そこを活かせたらいいなと思っています。

――これからシニアで戦っていく上で、どんな滑りをしていきたいですか?

もっと迫力がある滑りがしたいです。ジャンプよりもスケーティングやステップで空間をどう使えるかが大事なんじゃないかと思います。

――空間も意識しているんですね。

会場って広いじゃないですか。なので、上の方まで何をしているかがちゃんとわかって、わぁって思ってもらえるような滑りがしたいです。

――山下選手は連盟のホームページに趣味が料理とありましたが、得意料理はありますか?

得意料理というか、普通におかずも作れるし、お菓子とかも好きです。

――お菓子作れるんですか、すごい。

作れます!ガトーショコラとかパウンドケーキとか、クッキーも作るし、いろんなものを作ります。

――学校の勉強で得意な教科は?

古典!(即答)

――早い。古典が好きなんですね。

中学の時は漢文で、それは全然意味わかんないって感じだったんですけど、高校に入って漢文も理解できたし、古典も理解できたし、楽しいなって思いはじめました。

――じゃあ勉強は好きなんですね。

嫌いです!(即答)

――早い(笑)。

古典のみです。レ点とか書いてあれば読めますし、動詞の変格活用とか、そういうのは好きです。

「フィギュアスケートLife Vol.15」67頁

彼女のまとまった量のインタビューを読んだのは初めてなんですが、いい歳してゲームしかやってないと公言しちゃう先輩と大違いじゃないか!と、知的かつ多趣味な所が好きになっちゃいますね。だから、「空間をどう使えるか」というような、ちょっと違った視点でフィギュアスケートを見ているのかもしれません。

8月のサマーカップでは、三原・坂本の神戸組を退けて優勝。9月のこのロンバルディア杯のフリーでは、126.89の3位、合計182.22の3位で、ここでも坂本さんに勝っていますから、このスケカナでは、樋口さん&松田さんの先輩たちを、いきなり上回る可能性もあると私は見ています。先週のスケアメでは、シニア1年目のサモドゥロワが3番に入りましたが、山下さんも十分にチャンスはあると思います。どれだけ通用するか楽しみですよ。

では、また明日!

Jun

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コメント

  1. ごろ寝 より:

    JUNさんのおかげで、名前しか知らない選手の演技を見ることができました。昨日の記事も拝見し、樋口さん、友野くんも今季の初見。JUNさんの感想がないと、見ない演技かも・・・いわゆるライトファンから一般になってしまったのかもしれません。

    明日の感想も楽しみです。友に強引に誘われましたが、今朝のライストは見られず、スコアだけ見て話を合わせてしまいました。キーガン選手の本格的「覚醒」でしょうか?FS次第ですが、今季はトップグループ入りできるのかな。

    男子はカナダジャッジを通し見しましたが、自国盛りもないですよね?。パトリック限定だったのか、ジャッジの資質だったのか、反・羽生だったのか?

    最後にキーガン選手のPCS、日本ジャッジのIN評価の7.75が気になります。自国のカナダも8.00ではありますが。音楽を捉えきれていない?主観が大きいからでしょうか?
    JUNさんの感想をお聞きしたいです。。(自分で見ろよ、ですね)

    • Jun より:

      ごろ寝さま

      キーガンは、CSのネーベルホルン杯で優勝しているので調子はいいですよ。

      ご指摘のPCSについては、J7(日本)の7.75は確かに目立ってますが、それ以外の項目が8.00~8.50なので、こんなもんかなぁ・・・という感じはします。

      それよりも、J5(スウェーデン)が9.00を3つ、8.75を2つという部分が突出しているように感じました。カナダジャッジ(J4)がそれをやると色々言われるので、「よろしく頼むよ」とお願いしたのかもしれませんね。

  2. sennin より:

    松田さんのショートの衣装は「うん?」と目がいきますね。スタイルもいいので良く似合っています。大きな怪我をしていたとは知りませんでした。騙し騙し使うと治りが心配ですね、新葉ちゃんも疲労骨折となると治りも悪いので気になります、メドちゃんはクリケットで怪我をしないトレーニングしていると先日の報ステでやってましたが…。
    ジェレミーが振付け師になっていたんですか?驚いてしまいました。松田さんのプログラムに興味が出てきました。

    山下さんは受け答えが早くて凄いですね!ジャンプが比較的安定している印象が私にはあるんですが期待通りのスコアを出すのではないでしょうか?表彰台ありそうですね。

    • Jun より:

      senninさま

      松田さんは、オータムからスコアを伸ばしているので、調整が上手くいってるんだと思います。

      山下さんのインタ、面白かったです。ちなみに、記事では触れなかったですが、「どういう選手になりたいか?」という質問に対して、カレン・チェンの名前を上げていました。「わあーって迫力がある選手」と評しています。たしかに、カレンは身体は小さいけど、私も国別の女子フリーを現地観戦した際、すごく存在感を発していた選手でした。山下さんは、目のつけどころが面白いですね。

  3. ととちゃん より:

    まだ、演技は見れていないんですが、真瑚ちゃんはノーミス、新葉ちゃん2位だったと、今知りました!
    日本女子、上々のスタートで、フリーに期待が持てますね!

    実はリーザの3A部分だけ見れたのですが、今季は彼女の年?だとすれば、オリンピックイヤーに巡って来ない不運をちょっと感じました。

    • Jun より:

      ととちゃん さま

      すでに動画が上がっていますので、その3選手は見てください。いろいろと発見があると思います。

      女子ショートのレビューは29日の0時にアップ予定なので、少しタイミングを逸してしまうことをご了承ください。

  4. マリィ より:

    こんにちは
    ちょっと疑問ですけど、知子ちゃんもでしたが、疲労骨折が多いですね?
    話題にならない人もいるかもですが、努力家の人か(知子ちゃんはそう言われて有名ですね)たくさん練習しないとダメと言われてるのか、成長期に無理し過ぎるのか?
    女子も4回転とか跳ぶ時代なので心配になりました。
    羽生くんなどは短時間集中型でしたよね。
    天才にしか無理なのかな?
    最近重さを軽減するリュックがテレビで紹介されてましたけど将来、重さを軽減するスケート靴とか開発されそう?
    そうなったらすごい世界になりそうです。

    某先輩は料理出来ずに離婚したみたいですけど、山下選手のようにフィギュア選手をやってても好きだと料理も出来るのだからスケート漬けだから出来なかったはないと思いますね。
    料理が嫌いなんでしょう。
    好きこそ物の上手なれですね。

    • Jun より:

      マリィさま

      新葉ちゃんは骨折したのではなく、疲労骨折「手前」でしたので、今朝のショートは元気な演技を見せてくれていました。

      重さを軽減するリュックという話は、初耳です。シューズはどうなるでしょうね。YouTubeの英語のコメントを見ていたら、「シューズにセンサーをつけろ!」という意見は最近目にしました。

      スケアメでのヴィンセントの回転不足をめぐって、コーチが「カメラを増やしてくれ」と要望を出したんですが、「どんなに増やしたところで、判定に人間の主観が入ったら意味ないでしょ」というのが、そのスケオタの言い分です。まったくもって、ごもっともな意見です。