ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」。
もちろん、『プロローグ』横浜2日目のライブビュー、堪能して参りました。スムーズに帰宅はできたものの、羽生・伊藤戦が接戦になっていて、しっかりした内容のものをまとめられる自信が無かったので、レポは明日までお待ちください。
さて、日曜日はJT杯の稲葉戦です。上記の対戦成績の通り、藤井竜王から見て「4勝2敗」と勝ち越してはいますが、20年3月の王位戦と21年8月の王将戦は、藤井竜王がほぼ必敗という絶体絶命の状況をひっくり返した「大逆転勝利」でしたので、この二人がぶつかると、ほぼ毎回名勝負になります。
稲葉さんと言えば、AIを活用した綿密な事前研究を行って、序盤戦の自身の研究範囲はそれこそ「1秒指し」で飛ばしに飛ばして、勝負どころで腰を落として長考するというスタイルが印象的。ただ、このJT杯は早指し戦のため「長考」はできません。二人の直感がぶつかり合うスリリングな戦いになることを期待しています。
今回は名古屋での対局ですので、両対局者は金曜日に大村愛知県知事を表敬訪問しました。藤井竜王、じつは物凄い過密スケジュールでして、
・11/3(木)棋王戦・佐藤天彦九段戦(東京千駄ヶ谷)
・11/4(金)愛知県知事表敬訪問(名古屋市)
・11/5(土)JT杯前夜祭
・11/6(日)JT杯・稲葉陽八段戦
・11/7(月)竜王戦第四局前日検分(京都府福知山市)
・11/8(火)竜王戦1日目・広瀬章人八段戦
・11/9(水)竜王戦2日目・広瀬章人八段戦
移動&対局でビッシリで、コロナ以前に、私だったらストレスで具合悪くなりそうです。でも、20歳の若者が将棋ファンの期待を一身に背負ってこんなに頑張っているのだから、私もダラけていられないな!と、気を引き締めて日々を送りたいと思います。
では、また明日!
Jun