NHKアカデミア(MIKIKO後編)感想

NHKアカデミア(MIKIKO後編)感想

前回放送の前編のレビューは「こちら」で。なんと、前編・後編合わせたフル動画が「こちら」で視聴できます。録画しそこなった方、ぜひチェックしてみてください。

後編は「演出」についてのお話だったんですが、MIKIKO先生の中では身体表現とテクノロジーを二項対立的に見てはいなくて、「より人間を際立たせるためのテクノロジー」として注意して取り扱っているようです。

例えば、将棋で言うと、純粋に人間の頭で考えた新手・新戦法と、AIが提示したそれがあるとして、藤井竜王・名人や若手棋士は、AI起源の手を抵抗なく受け入れています。でも、「こんな手は人間の発想には無いから、指せない」として拒否するベテラン棋士もいる。将棋の場合、勝ち負けがはっきりするゲームなので、第一人者の藤井さんがAIを駆使している現状では、それを(好き嫌い別にして)勝つためには受け入れざるをえない。

MIKIKO先生に話を戻すと、Perfumeは2010年代から東京ドームでライブを行っていて、ドームでの映像やテクノロジーを使った演出はお手の物というか、相当に蓄積があるんだなと思いました。ただ、Perfumeと同じことをGIFTでやるつもりは彼女の中ではまったく無かったようで、むしろGIFTってその辺りはかなり控えめだなと。Perfumeの場合はメンバーの3人しかライブに登場しませんが、GIFTは羽生さんだけでなく、東京フィルやGIFTバンドの生演奏があって、ELEVENPLAYのダンスもあって、その辺りのバランスは注意したように見受けられます。

そこに来て、RE_PRAYですよね。今度は、演者自体は羽生さん以外で誰が出演するんでしょうね?公式HPから座席表を見てみると、アイスリンクとプレミア席の間にELEVENPLAYが陣取るのはちょっと無理じゃない?と思うんですよ。となると、アイスリンク奥のステージサイドをどう使うのか。巨大スクリーンを配置して、RE_PRAYバンドもいて・・・ってなるのか?

まぁ、間違いなく、GIFTとは違うショーになることでしょう。その辺りの「仕掛け」を想像するだけでも楽しいし、もちろん羽生さんは「新プログラム」も準備しているはずで、たったの1ヵ月でその時が訪れてしまうなんて、ワクワクと同時に怖くもあります。いやぁ、どうなるんでしょう。さっぱり分かりませんね(笑)。

では、また明日!

Jun


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