母が「羽生善治会長、藤井聡太竜王・名人の時に免状が欲しい!」と言うので、私と父で協力しまして、初段免状を取得しました。
こちらの毛筆での署名はもちろん両先生の「自筆」で、超多忙な中でも時間を見つけて千駄ヶ谷の連盟事務所で署名してくださっているわけです。ウチのようなライトな将棋ファンですら免状取得に動いたので、ものすごい数を署名しているはずです。高段になるほど免状の料金は高くなりますが、最安の初段は33,000円です。
取得の方法は「いろいろ」ありまして、ウチの場合は「将棋世界」の「次の一手問題」で点数を溜めて申請しました。いわゆる「ペーパー段位」ですが、べつにそんなことは気にしません(笑)。最短だと2ヶ月(2号分)で申請できるはずですが、実際に免状が届くまで半年弱かかったかもしれません。
佐川急便のお兄さんが手渡してくれたんですが、「おめでとうございます!」と祝福してくれて嬉しかったです。
メタルジョギング・チャレンジは204日目。NEUROSISの『A Sun That Never Sets』(2001年8月)です。Neurosisは、アメリカ西海岸のアンダーグラウンドメタルのシーンではカリスマ的存在。この2001年当時を思い返すと、「表のTool、裏のNeurosis」的に要チェックバンドとして挙げられていました。
ざっくり言うと、Toolは最新鋭のクリアなサウンドで「暗くて長い音楽」を構築していたのに対し、Neurosisの場合は剥き出しの生々しいサウンドに拘って「暗くて長い音楽」を表現していた感があります。本作は、あのNirvanaの『In Utero』で世界中に名を轟かせた名手スティーヴ・アルビニが手掛けているだけあって、ドラムがデカくて生々しく、ギターは70代前半のBlack Sabbath的で、「Black Sabbathリスペクト」のバンド群の中でも本格派という感じがします。
ところで、本作のタイトルは「A Sun That Never Sets」で、つまり「沈まぬ太陽」という日本人にも馴染みのあるものですが、「sun」の冠詞には通常は「the」をつけて、「The earth goes around the sun.」のように書くのが普通です。ただ、「太陽が沈まないわけがない」ので、この太陽は「比喩」として、「a sun」としているんでしょうね。日本語だとこの辺り曖昧で、天文学の「太陽」でも、『太陽の季節』の「太陽」でも表記上は同じで、「意味は自分で察しなさい」という文化ですから、言語の成り立ちからして、国民性が特徴づけられている気がします。
話は脱線しましたが、まぁ、基本的に牛歩戦術スタイルの重いサウンドで気軽に聴ける音楽じゃないですが、そんな中でキーボードが「爽やかさ」を演出するような細かい仕事もしています。その辺りに耳を傾けてみると色々と発見がありますね。
では、また明日!
Jun