藤井王位、本日対局!(王位戦第五局1日目)

藤井王位、本日対局!(王位戦第五局1日目)

ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」。両者の対戦成績は、藤井聡太王位から見て「23勝5敗1千日手」です。

前局を終えて、3勝1敗で藤井王位がリード。この第五局を藤井王位が勝てば、5期連続での「王位防衛」と、「永世王位」(王位のタイトルを通算10期以上、または連続5期以上保持で与えられる称号)獲得となる、まさに「王手」状態です。

7月6日・7日に本シリーズは名古屋で開幕して、第2局の函館対局、そして第3局の徳島対局までは、作戦面では挑戦者の渡辺明九段がいずれも優位に進めていました。ところが、第3局を逆転負けで落とし、前局の唐津対局は藤井王位の猛攻が見事なまでに炸裂し、渡辺九段はなすすべなく完敗。「これはもう防衛で決まりでしょ?」というのが大方の見立てかと思います。

有馬温泉で行われるこの第5局は、藤井王位の先手番。おそらく、藤井王位はドル箱戦法の「角換わり腰掛け銀」を目指すんだと思いますが、渡辺九段が角換わりを避けるのか、受けるのか。渡辺さんがどちらの方針に有力な対応策を準備しているかが注目ポイントです。渡辺九段が後手番だった第1局・第3局ともに後者の方針、つまり角換わりを受けながらも、千日手に誘導した第1局と、機敏に仕掛けた第3局とではまったく違う将棋でした。とはいえ、この2局の将棋については、藤井王位も「改良策」を当然準備しているはずで、その対策をさらに上回る研究手を渡辺挑戦者が提示できているのか?あるいは、まったく別の将棋に誘導するのか。さっぱり読めませんね・・・。

まぁ、渡辺さんはここで負けたら終わりですから、後のことなど考えずにとっておきの研究をぶつけて、ぜひ盛り上げていただきたい。一方、藤井王位としては、9月4日から王座戦五番勝負(挑戦者は永瀬拓矢九段)が始まりますし、ここで防衛を決めると「王座戦に全集中」できます。

両者是が非でも勝ちたい一局ですから、熱戦になることを願っています。そして、有馬温泉といえば、「ソーダ」に特徴があるので、変わった品を注文してくれることも期待していますよ。

では、また明日!

Jun


にほんブログ村

スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル(大)