ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」。第四局は名古屋大須の万松寺です。
私が名古屋に住んでいた90年代は、大須の「アーケード街の中にある小さな寺」という認識でしたが、不動産その他の様々な分野でも商才があったのでしょう。2009年には「納骨堂・水晶殿」なるものも完成し、将棋のタイトル戦も竜王戦、名人戦、棋聖戦、叡王戦と毎年のように誘致して、その度に記念グッズも制作・販売。お坊さんが販売スタッフとして仮設テントでグッズの説明してましたもん。商魂逞しいというか、ビジネスセンスが凄いお寺です。
先日の王位戦第二局で、藤井王位が実食した「かっぽん ベリー・ピスターシュ」も一般販売が決定しました。この取材映像はかっぽん登場前でしょうが、坊さんが地元の和菓子店・洋菓子店に依頼して、各店が気合い入りまくりなのが分かります。
コロナ以降のタイトル戦のお菓子は、対局室ではなく、対局者の控え室に運ばれるのが慣例になっていて、局面が佳境に入ってくる午後3時は、「いちいち控え室に戻って、5分とか10分浪費したくないという対局者心理」があると思うんですよね。だから、ここ最近の午後のおやつは「ドリンク2種類オーダー」が定跡となっています。飲み物だと対局室まで運んでもらえるので。
棋聖戦は午前のおやつのワンチャンスのみですから、ぜひ頑張ってもらいたいです。・・・とはいえ、これから万松寺では何度もタイトル戦が行われるはずなので、泣くほどかな?という気がしないでもないですが。
将棋の方は、藤井さんが王位戦第二局をほぼ完璧な内容で勝利して、その好調を棋聖戦でも維持できるかどうかですね。永瀬さんが先手なので、彼がとっておきの研究をぶつけて、藤井棋聖の勢いを止められれば、最終第五局までもつれることになります。
メタルジョギング・チャレンジは82日目。JUDAS PRIESTの『Stained Class』(1978年2月)です。
1曲目の「Exciter」が、ヘヴィメタルのカッコよさをこれでもかと詰め込んだ名曲中の名曲です。ロブ・ハルフォードの金切りシャウトと疾走感溢れるギターの組み合わせが、まさに「メタルの教科書」なんですよ。個人的には、サビの「Stand by for Exciter!」という部分よりも、ギターが「ジャンジャ・ジャンジャンジャ・ジャンジャ・ジャンジャンジャ」と刻みながら、「You’ll never see him. But you will taste the fire upon your tongue.」というコーラスの部分が、たまらなく大好きです(オリジナルの「2:00」辺りからです)。いつ聴いても、ザワっと来るぐらい好きなパートです。
ちなみに、ライブ映像の方は、1978年7月31日の初来日公演で、新宿の厚生年金会館です。このライブパフォーマンスとTV映像を比べると、TVの方は音が良すぎるので、テープを流しているかもしれません。
こんな重金属な名曲が一発目に来るんだから、アルバムには速い曲をズラリと並べるかと思いきや、意外と普通のハードロックチューンが大半で、そこが良い意味でのこのバンドの引き出しの多さなのかなと思います。他も悪くないんだけど、まぁ、「Exciter」ばかりリピートしちゃいますね。「Exciter」だけで、頭振りながら、ストロングゼロの500mlを2缶は行っちゃいますわ。
では、また明日!
Jun