みやびやかなひと刻(第八夜)

みやびやかなひと刻(第八夜)

フルバージョンは「こちら」で。さすがに今回の第八夜はプロ転向後に録音されたものだと思いますが、だからこそ、「睡眠時間を削ってまで(メッセージを)考えている」ということなんですね。YouTubeの動画編集にも時間をかけているという話でしたが、でも、だからこそ、いまの羽生さんからは、自分のやりたいことに没頭できる充実感・幸福感に満ち溢れている印象を受けます。

さて、「一番美を感じられる羽生結弦のプログラムは?」と、羽生さん自身からお題をいただいたので、そりゃ、ファンとしては答えないわけにはいきません。

プログラム自体が美しいのはもちろんのこと、「奇跡的逆転劇を歴史的名演」ということで、2017年ヘルシンキワールドのホプレガが真っ先に浮かびます。フリーだったら、SEIMEIよりも、天と地とよりも、個人的にはコレですね。そして、いつの間にかISUでこんな動画が上がっていたんですね。会場音のみの映像で、羽生さんの演技開始時の「3:25:36」で再生されるように埋め込んでおきます。

久々に見ましたけど、演技も曲も最高なのはもちろんですが、現地のお客さんも好きなように声を出して、投げ込みも凄いし、いい時代だったなぁ・・・と。唯一、羽生さんのプロ転向で残念なのは、アイスショーだと投げ込みができない、ということなんですよね。でも、彼の現役時代をリアルタイムで体験できただけでもハッピーと思うことにします。

SPだと、バラ1、Otonal、ロンカプ、どれも美しさという点では甲乙つけ難いですが、自分が現地で観たということで、2019年全日本のOtonalにしておきます。こうやって映像で見るとノーミスの完璧な演技なんですが、現地では「どこで嫌がらせの減点があるか」とヒヤヒヤしながら見守っていたことを覚えています。

メタルジョギング・チャレンジは93日目。MOTORHEADの『Overkill』(1979年3月)です。77日目にご紹介した「デビュー作」に続いての登場。1曲目の「Overkill」にこのバンドの魅力が凝縮されていて、これをカッコいいと思うかどうかが全てですね。ただ、デビュー作を聴いていても感じたんですが、アルバムを通して聴くと、けっこう曲のバリエーションは豊富。ガレージロック的なギターがクールな、4曲目の「I’ll Be Your Sister」。6曲目の「No Class」なんかはノリノリで明るいロックンロールです。でも、ヒゲをたくわえて男臭い風貌のレミーの、良い意味で「ガナってるだけのダミ声」によって、どんな曲もMOTORHEADの音楽としてカッコよく成立してしまうんですよね。

朝走りながら、このアルバムを聴いていて感じたのは、「激辛党」の人っているじゃないですか。カレーでもラーメン・つけ麺でも麻婆豆腐でもタイ料理でもチゲ鍋でも、辛さ増しにして刺激を求める方々。「そんなに辛くしたら、味が分からなくならない?」ってぐらいの辛さが、このレミーの声に通じるように思うんですよ。どんな曲でも「レミーの声」があれば良し!と。ダメな人にはダメだろうけど、熱狂的なマニアを生んでしまう中毒性のある音楽。それがMOTORHEADなんだと再認識しました。

では、また明日!

Jun


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