健康雑談(ランニングする前に読む本)

健康雑談(ランニングする前に読む本)

運動脳』を読んだら、誰もが身体を動かずにはいらないでしょう。でも、あの本の中ではランニング・ジョギングの「具体的な走り方」の説明はありません。世の中にはランニング・ジョギング関連の本は山ほどありますが、健康目的で走るのであれば「スロージョギング一択」だと思います。

私は、田中宏暁先生の『スロージョギングで人生が変わる』でスロージョギングを体得しましたが、書籍版は入手困難な状態になっています(Kindle版はあります)。そこで、この本よりも後に書かれて、なおかつ書籍版も入手可能な『ランニングする前に読む本』を買ってみたところ、図も多くて、こちらの方が分かりやすいかもしれません。私がスロージョギングをオススメする理由は、以下の4点です。

怪我のリスクがほぼ無い。ランニングによる故障と言えば、足首・アキレス腱・膝・腰等の関節を痛めるリスクがありますが、彼の提唱する走り方を実践して、私は怪我は一度もありません。多少、ふくらはぎや脛の筋肉に張りを感じることはありますが、走っていれば気にならなくなります。

・スピードを出す必要がない。ジョギングをカロリー消費の面で考えると、実は時速4kmで走ろうが、時速8kmで走ろうが変わりません。はぁはぁはぁはぁと息も絶え絶えで頑張る必要がないんです。ただ、「運動脳」では「心拍数を上げることの効用」が語られてはいますが、まったく走る習慣の無い人が「あれもこれも」は挫折の要因になるかと思います。低速(時速4km~時速5km)からスタートするのが良いでしょう。

筋肉量を維持できる。ウォーキングでは筋肉はつきません。一方、ジョギングでは太もも前(大腿四頭筋)や尻(大殿筋)や腹筋(腹直筋)等の筋肉を維持できます。60歳を過ぎると筋萎縮や基礎代謝の減少が顕著になりますが、「走れる身体」を作っておくことで、長生き対策にもなるでしょう。ちなみに、加齢による筋肉の減少は部位によって異なります。二の腕や太腿裏はほとんど加齢の影響を受けないそうですが、太腿前面が最も減少するそうです。

・走り終わった後のお風呂が最高!最後は有酸素運動をする人にとって共通の「ご褒美」ですが、このために私は頑張っていると言っていいです。私の近所のジムにはお風呂がついているので、そこに浸かるのが至福の瞬間です。シャワーで汗を流すのもいいんですが、お湯に浸かりながら、脚を伸ばすと、疲れも取れる感じがします。

ちなみに、私は外ではまったく走ったことがありません。スロージョギングは低速なので、外では人目が気になるかもしれません。ジムのトレッドミルなら周囲の目を気にする必要もないし、天候の影響も無いので、健康目的なら会費を払ってでも室内の方がいいと思いますね。

メタルジョギング・チャレンジは198日目。MASTODONの『Crack The Skye』(2009年3月)です。たしか2000年代中頃でしたか、「メタルの希望!」的にかなり大々的にプッシュされていたのを覚えています。なぜ「希望」なのか?まず、1970年代のBlack SabbathやLed Zeppelinのような偉大な先輩達の影響をはっきり打ち出しつつ、でも、先輩のパクリに堕することなく、最新鋭の過激なバンドのトレンドもしっかり採り入れて、「古いのに新しい」という独自の音楽性を打ち出していました。それが、ヘヴィメタル・ハードロックの識者に大ウケしたんでしょうね。

で、当時、私は彼らの3作目の『Blood Mountain』(2006年)を買っていたはずなんですが、ドラムは手数が多くて上手いんだけど、ヴォーカルもサウンド作りもどうもキレに欠けて、さほど刺さらなかったのです。

ただ、私もこの「メタルジョギング」の試みでジミ・ヘンドリックスからずっと聴いてきまして、歳もとって大らかになりましから、まず、本作を聴いた第一印象としては「博学のバンド」ということなんですね。例えば、1曲目の「Oblivion」は、ギターがモロにBlack Sabbath的な牛歩戦術でスタートして、ヴォーカルもオジー・オズボーンのようなモッタリ浮遊感に満ちています。この組み合わせだけだったら正直ありがちなんですが、3:33辺りからブルージーかつテクニカルなギターソロが切れ込んできて、80年代以降のギターヒーロー時代のメタルも「できるんですよ」という意思表示にも見えます。

一見すると埃っぽく古臭そうなサウンドながら、ブラン・デイラーの手数の多いドラムがアクセントになっていて、ある意味でマーズ・ヴォルタを聴いているような、最先端を行ってるなぁ!と感じる部分もあります。「何でも知ってるし何でもできる」という知識とテクニックを見せつけてくれて、でも、それが「借り物」っぽく聴こえないのが、彼らのセンスの良さなのでしょう。

ただ、やってることは凄いんだけど、曲としてストレートに印象に残る感じが無い。そんな中、個人的なイチオシは最終の7曲目の「The Last Baron」。13分もある長尺曲なんですが、これはもう完全にプログレですね。King Crimson的というか、「そこでそう来る?」という変化球がどんどん投げ込まれてきて、13分あっという間でした。

では、また明日!

Jun


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