続・読書雑談(日本史メタ本)

続・読書雑談(日本史メタ本)

先日、「桂太郎」の新書を読了した件をお話しましたが、自分自身の日本史の知識の無さに呆れつつ、やはり基本的な事実関係を網羅的に知っておく必要性を痛感しました。「日本史学び直し」系のいろんな本が出てはいるんですけど、著者の思想的偏りというか、自説・珍説をさも常識のように語る書籍も多く、なるべくフェアな本で勉強したい・・・。

そうなると大学受験対策の参考書に行き当たるんですが、かと言って入試問題を解ける必要性もないので、マニアックな用語の羅列に終始した本は厳しい。ということで、たどり着いたのが本書『大学受験 新標準講義 日本史探究』(通称「メタ本」)でした。7月22日に発売されたばかりの本です。

著者の田中結也先生は駿台予備校等で活躍されている日本史講師で、私は以前から上に貼った「ただよび」の動画で知っていました。ノリが軽くて一瞬不安になりそうなんですが、「教科書の精読」ということを重視されていて、授業の作り自体は手堅い印象です。てか、お名前が「結也(ゆうや)」ってけっこう珍しいと思うんですが、「結」の字が使われているのが我々的にもイイ感じじゃないですか。

で、こちらの本はたしかに分厚いんですけど、本文を読んでいて「ちょっと細かくてキツくなってきたな・・・」と感じてくる絶妙なタイミングで図表やまとめを入れてくれるので、頭の中を適宜整理しながら読み進めることができるんですよ。日本史に詳しい人にとっては煩わしいかもしれませんが、私にはちょうどいいです。

「夜寝る前に1講読む」のが最近の私の日課になっていて、「まとめ」の所で立ち止まって頭を整理しながらでも、30分かからないぐらいです。全48講構成なので、約1ヶ月半で読了できる計算です。いま飛鳥時代の後期まで来まして、あと2~3日で大河ドラマに追いつきます(笑)。皆さんもこの機会にいかがですか?

余裕があれば、本を読んだ後に動画で当該分野を確認できるのも良いですね。上に貼った「ただよび」の講義動画でもいいし、田中先生ご自身のチャンネルでも講義動画が無料で公開されています。これぞ令和の学び方って感じで、我々大人にも学びの機会が公開されているのが嬉しいですよね。

以前、佐藤優さんが「大人が基礎教養を身に着けるためには高校教科書を使え!」と言ってたのを覚えているんですが、「高校で学ぶ知識」が大切なのは完全同意って感じなんですけど、べつに教科書である必要もないんですよね。これがイイ感じでルーティンになったら、マイペースで1教科ずつ制覇して行こうかな?なんて思い始めています。

では、また明日!

Jun


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