2024年11月5日発売。定価「650円」。
1日遅れですが、サラっとご紹介します。羽生さん掲載ページは、表紙、表紙の人(9頁)を経て、特集記事(33~39頁)です。
「表紙の人」では、『Gi』からの引用ということで、以下のやり取りが紹介されています。
―――心技体の技という言葉から、どんなイメージが浮かびますか?
「技とは何か」と聞かれれば、心でもあるし、体でもあるのかなと思います。
なんだかこれだけ見ると禅問答のように感じられるのですが、『Gi』のテキストを確認してみると、羽生さんは「ジャンプ」における技を例に挙げながら、もっと分かりやすく具体的に応答しているんですね。曰く、ジャンプの技術を支えるのは筋力だし、精神力が存在していないといけない。心技体は三角形のような存在であると。「AERA」さん的には、羽生さんの応答の意味する所を知りたいなら、本を買ってくださいね、ということなんでしょうね。
「心技体」という言葉の意味は、歳をとってくると、べつにアスリートでなくてもそのすべてが重要であると痛感せざるをえません。身体の調子なんて良い日の方が少なくなるし、不調な部分があると心が落ち込むし、その気持ちの落ち込みゆえに、知識や技術の習得に支障が出てくるし、パフォーマンスも落ちてくる。じゃあ、筋トレして走り込みをして身体を鍛えれば万事解決するのか?と言うと、話はそんな単純ではない。様々な理由・事情でそれが辛くなってくると、逆に心を病んでしまう。私自身の実感としては、「他人の目を基準にせず」に、自分の心技体のコンディションに目を向けつつ、できる範囲でメンテナンスするのが大事なのかという気がします。
さて、特集記事では、羽生さんが青をバックに「黒のノーススリーブ&黒のワイドパンツ」のショットが2ページ・5ショット、水滴のガラス越しの羽生さんが2ページ・2ショット、『Tai』の紹介テキスト&フォトが2ページという構成です。
「たくさんの皆さんが支えてくださっているから、やっと羽生結弦という存在がいて、そこにかける皆さんの情熱があるから、やっと被写体の羽生結弦が存在して、その後に作品が出ると思っていて。だから独りよがりには絶対にならないようにしたい」
個々の写真については写真集のレビューの方で触れるとして、『Tai』の紹介テキスト内の羽生さんのこのコメントを読んでいて、多忙な中でも心を込めて撮影に臨んだ羽生さんを思うと、やっぱり予約してみようかと思う自分がいます。しかし、16,500円は高いよ・・・。
では、また明日!
Jun