「KISS&CRY 羽生結弦―THE ONE―」(1)

「KISS&CRY 羽生結弦―THE ONE―」(1)

2022年12月7日発売。定価「3,500円」。

大ボリュームの一冊なので、今日は写真についてのみ、印象をまとめておきます。

・まず、本編が始まる前に、恒例の両面ポスターが10枚続きます。一枚目の「表」面が新ロミジュリから始まるので、そこから時系列かと思いきや、その裏面が紫Originなので、シャッフルされてる感じがします。演技ショットはショーが多めでFaOIも含まれます。一方で、トロントメディアデーや仙台パレードのショットもポスターになっていて、これはこれで新鮮ですね。

・そこから先が、一昨日チラっと触れた「厚紙ゾーン」です。これが36ページ分続きます。ポストカードと同じ紙を使っているのでしょうか。このゾーンは「シニアシーズン完全保存版アルバム」と題されていて、シニアのSP・フリー・EXの写真が1ページ1ショットで掲載されています。ホワイトレジェンド→ツィゴイネ→ヴァーティゴ→という感じで続きます。ただ、完全網羅という感じではなくて、17-18シーズンのバラ1、18-19シーズンのオトナルが入るべき所が、トロント公開練習のショットになっています。このゾーンは、ガシガシめくるとすぐに外れそうなので、取り扱い注意という所でしょうか。なんと、この最後のページに「78」と印字されています。ポスター含めてということなのでしょう。

・目次を挟んで、『プロローグ』横浜公演のレポートへ。これが、80~101ページ。SEIMEI、CHANGE、旧ロミジュリ、いつか終わる夢、フィナーレの白Tシャツ姿と、ショー中の衣装はすべて網羅。おそらく皆さま、今回の『プロローグ』は、映像の方を先行して丹念に視聴されているはずなので、写真で見るとまた違った印象を受けるかと思います。たった一人のショーですし、五輪やワールドとは異質のプレッシャーの中で各プロを演じていたはずですが、表情はいつもの羽生さんという感じです。キリっと引き締まった表情や、CHANGEでの笑顔、フィナーレでの安堵したような表情。すべて必見です。

・102~177ページは「羽生結弦History 2010→2022 氷上に描かれた眩耀」。バックナンバーを逐一確認したわけではないですが、ここは過去の記事を再編集したものが中心になっています。

・これ以外に、スペシャルインタビュー(山田真実先生、ハビ、ブライアン)や、企画取材(ANA、KOSE、OH! バンデス、サンデーチャージ!&スポーツの関係者の方々)、およびコラムも数本収録。これらは、後日やります。

・巻末にポストカードが8枚封入されていますが、私は切り取らずそのままにするつもりです。比較的最近のショットからセレクトされていますね。

以上、こんな所です。10連ポスターと厚紙ゾーンがやはり目玉ですが、『プロローグ』の写真もとても良いので、ちょっとお高いですが、ぜひ興味のある方は入手されると良いかなと思います。

メタルジョギング・チャレンジは110日目。OZZY OSBOURNEの『Blizzard Of Ozz』(1980年9月)です。元BLACK SABBATHのオジー・オズボーンが自身のソロキャリアをスタートさせるにあたって、オジーと比べてほぼ無名と言ってよい若手ギタリストのランディ・ローズを抜擢して制作したのが本作。凄まじい完成度を誇る傑作アルバムとして誕生するのですが、その後、ランディは25歳の若さで悲劇の死を遂げることになります。その点については、「72日目」の方で触れましたので、ご一読ください。

オジーは、「重くて遅くて暗い」というBLACK SABBATHの音楽性を自身のソロキャリアで継承することはなく、良い意味でアメリカナイズされたハードロックアルバムを作り上げて、音楽面でも新たな道を進むことになります。ランディという伝説的ギタリストの強烈なギターソロを堪能するなら、6曲目の「Mr. Crowley」を誰もが挙げます。ただ、私が本作を初めて聴いたのが高校生の頃だったんですが、もったりした曲調でそんなに好きになれなかったんですよね。

そこで、ランディのカラっと明るいトーンのギターワークが冴え渡っている、9曲目の「Steal Away (The Night)」をまずはオススメしたいですね。もし、これを気に言ったら、ぜひアルバム頭から通して聴いていただきたい。抜群の知名度を誇る「I Don’t Know」や「Crazy Train」も確かに名曲ですが、後続のアーティストたちに部分的にかなり模倣されたのでは?と思ったのが、8曲目の「Revelation (Mother Earth)」。本作の奥深さを語るうえでハズせない一曲で、特に5:00からの劇的な展開にはハッとさせられます。このある意味難解な曲の後、間髪入れずに、切れ味鋭い「Steal Away」にバトンをつないでアルバムを締めくくるという構成は、いま聴いても面白いなぁ・・・と感心させられます。

では、また明日!

Jun


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