藤井竜王、本日対局!(棋王戦挑戦者決定二番勝負第一局)

藤井竜王、本日対局!(棋王戦挑戦者決定二番勝負第一局)

ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」で。

藤井竜王の2022年もいよいよ大一番を迎えます。佐藤天彦九段との「3連戦」が待っています。

まず、棋王戦の挑戦者決定戦「変則二番勝負」が行われます。これまでも何度か説明してきましたが、藤井竜王は敗者復活トーナメントからの勝ち上がりなので、藤井竜王が棋王戦の挑戦者になるためには「二連勝」しないといけません。

他方で、佐藤九段は「一勝」すればOKです。この12月19日(月)の第一局を勝つも良し。この第一局を落としても、12月27日(火)に予定されている第二局を勝てば、スコアの上で「一勝一敗」でも、佐藤九段が棋王への挑戦権を獲得します。

さて、上に貼った画像の通り、戦いはこの二番勝負だけではありません。A級順位戦でもこの二人では当たることになっていて、それが12月23日(金)にセットされています。

藤井竜王は、谷川浩司十七世名人の持つ「最年少名人位獲得(21歳2ヶ月)」の記録を更新するためには、今期が最初にして最後のチャンスです。現在、4勝1敗で名人挑戦のトップ争いをしていますが、同じ4勝1敗の豊島九段との直接対決が残っていますし、この佐藤戦は是が非でも勝っておきたい所。むしろ、棋王戦の挑戦よりも順位戦の方が大事かもしれません。

ただ、藤井聡太さんという人は、棋戦によって手を抜くということは絶対になく、しかも「対人研究」を基本的にやらない棋士で(本人はそう公言しています)、「最新のトレンドの中で自分の関心のあるテーマ局面」を指すスタイルを取っています。もちろん、相手はそうとは限らず、最新流行型をあえて避けて、竜王戦での広瀬八段は「対藤井用」のとっておきの研究をぶつけてきました。その対応を藤井竜王は本番の対局中に捻りだして、先だっての竜王戦七番勝負でも苦しみながらも防衛しました。

おそらく、棋王戦挑決の二番勝負、A級順位戦も佐藤九段が秘策をぶつけてくるんだろうと思います。竜王がそれにどう対処するかが見どころですね。

藤井竜王の三連勝を見て、ハッピーな気持ちで年越しと行きたい所ですが、まだまだそれは27日の話です。まずはこの第一局を見届けたいと思っています。

では、また明日!

Jun


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