ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」。放送開始は「19:00」からです。
こちらのキービジュアルは、左から永瀬拓矢王座、稲葉陽八段、藤井聡太竜王・名人という並びなんですが、すでに左の山の準決勝を「チーム永瀬」が勝ち抜け。本局は、準決の右の山の「チーム藤井」と「チーム稲葉」との対戦で、奇しく優勝争いに残ったのもこの3人のリーダーのチームとなったわけです。
チーム藤井（藤井聡太竜王・名人、澤田真吾七段、斎藤裕也四段）が挑む次なる関門は、チーム稲葉（稲葉陽八段、出口若武六段、服部慎一郎六段）。チーム稲葉は、昨年行われた前回大会優勝チームで、しかも同じ3名で構成されています。ある意味、前年の夏の甲子園優勝メンバーが誰も卒業せずにそのまま残っていて、実績通りに準決まで勝ち上がっているわけです。
決勝で待ち受けるチーム永瀬ももちろん強いですが、まずはこの難関を乗り越えないといけません。3対3の団体戦で先に5勝したチームが勝ち抜け。ただし、1人3戦までしか出場できません。つまり、チーム藤井としては、藤井さんが3つ勝ったとしても、澤田七段・斎藤四段であと2勝しないといけない。個々の実績から言うと、チーム稲葉の面々を斎藤さんが破るのは難しく、澤田さんが2つ勝つのも大変です。ただ、このアベトーの超早指しルールでは番狂わせが起こります。事実、デビュー1年目の斎藤さんは、ここまでA級棋士の渡辺明前名人と斉藤慎太郎八段という棋界トップ10に入る強豪を破っています。
ミラクルを信じて、チーム藤井の決勝進出を祈願して、しっかり応援したいと思います。
では、また明日！
Jun
