ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」。両者の対戦成績は、藤井聡太竜王から見て「5勝2敗」です。
第一局は藤井竜王の先手番で、戦型は大方の予想通りの「角換わり腰掛け銀」に。二日制の藤井聡太さん、しかも彼が先手番の場合は驚異的な強さなので、2日目の午後のおやつ（15:00）まで互角の形勢を維持していた点で言えば、佐々木勇気八段も「挑戦者としての役割」は最低限果たした感はありました。ただ、最終盤、時間に追われた佐々木八段が暴発気味に攻め掛かったものの、藤井竜王にあっさり見切られて終局。藤井竜王は42分も残して勝利したので、力の差は歴然でしたね。
第二局は佐々木八段の先手番で、もちろん「角換わり」を目指すことでしょう。角換わりという戦型は、AI同士で指させてみると、先手がかなり勝ちやすいようです。だからプロ棋士もこぞってAI推奨手順を大量に暗記して対局に臨むわけですが、しかし、相手は藤井竜王。しかも持ち時間は2日制の8時間ですから、かりに藤井竜王の知らない局面に誘導したとしても、その場で対応される可能性があります。その場合、佐々木八段はどうするのか？挑戦者の事前研究に注目したいと思っています。
さて、第二局の対局会場は福井県あわら市の「あわら温泉 美松」です。今年3月に北陸新幹線の金沢・敦賀間が開業し、その新区間の「芦原温泉駅」から送迎バスで12分の立地だそうです。これは便利！将棋ファンの新たな聖地になるかもしれません。
ちなみに、第二局の「メニューブック」がすでに公開されています。前局の渋谷セルリアンタワーでは、佐々木挑戦者のオーダーが話題になり、2日間で計4回注文できるおやつは全てシュークリーム、ごはんも1日目「ミートソースパスタ・国産牛ビッグハンバーガー」、2日目「国産牛ビッグハンバーガー・力うどん（もち追加）・いなり寿司」と意味が分かりませんでした（笑）。勇気さんは、羽生結弦さんと同じ1994年生まれの30歳ですが、ちょっと食べ過ぎでしょ！と。
しかし、福井と言えば、旅行者目線で言えば海鮮尽くしで行きたい所ですけど、メニューブックを見ると、「ホルモンうどん」とか「若狭牛のお好み焼き」とか「老舗洋食屋の大人のお子様ランチ」とか、対局者が若いからってことで開催地側がかなり狙ってません？勇気さんなら、お子様ランチをサイドメニュー的にオーダーしてもおかしくないですよ。スイーツは和菓子多めで比較的落ち着いていますが、ドリンクはスムージー系が豊富な中、気になるのは「いちほまれの甘酒」ですね。大丈夫これ？当然ノンアルですよね？と。
おやつ＆ご飯も大注目。もちろん、主催は読売新聞社なので、我らが若さまも専属カメラマンとして現地から美しいお写真をバンバン届けてくれるはずです。「中継ブログ」の方も要チェックです。
では、また明日！
Jun
